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私の母校のような場所

私の出身大学ではないけれど、それでも、私に勇気をあたえてくれる大学がある。

その大学の学生さんとは接したけれど、職員と接したわけでもなく、構内は学祭に行った時に歩き回った、そんな大学。

入学も卒業もしなかったけれど、私のそばにあったような、そんな大学。

ひょんなきっかけから私はこの大学の学生と知り合うことになった。

その時は、こんなに縁が深くなるなんて、思いもよらなかった。そこからだった。私とその大学の縁が繋がったのは。

自然豊かな大学のキャンパスである。

私の知る限りでは、そこそこ広いその大学は、一周するのに車を使わないといけないほど。

親しみは持っているけれど、一周したことがないことに今気づく。

それだけ広く、自然に溢れている。

坂を登ったところにある門の、大学名を見てなぜだか安心するのだ。

ここに来たよ、そう言いたくなるくらいに。また、戻ってきたと、言えるくらいに。私は安心する。

この大学に関係する人に出会わなければ、私はきっと人生が変わっていたほど。

人の出会いは、他人を豊かにする。そう教わった。

知らない人でも迎え入れることができる強さと、温かさを学んだのだ。

そして再び訪れても、久しぶり、といってくれる温かさに、また、戻ってきたいと思えるのだ。


もうすぐ今年も終わるけれど、私の人生は人の出会いで作られていったことを感じた一年だった。

出会いと別れ。

そして、直感のままに行動する私の、本能的感覚。

ふわふわと、ゆらゆらと、揺れるように、飛んでいくように生きた一年は、激しい風にも、荒波にも打ち勝った。


人の出会いは人を強くし、人の別れは、人をより強くする。

悲しみを知った分だけ、人は強く、そして、華やかに笑うのだ。


人ごみにいてはわからない温かさを、ここで学んだのかもしれない。


私の最大の休暇は、もうすぐ終わりを告げる。

それでも、目一杯楽しんで、動いて、感動して、幸せを何度も何度も感じたい。

そう思った。




おわり

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