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愛してるの響きだけで強くなれる気がしたよ

ただ、私(アネサキ)はもとより強いです。
ご無沙汰しております。私(アネサキ)でございます。

今回はアネサキが愛するバンド、スピッツの名曲10選をお届けしたいと思います。

1. 不死身のビーナス

5thアルバム「空の飛び方」からの選出です。このアルバムは"スピッツ大学"というスピッツ応援ブログの言葉を借りると
ブレイク前夜
というのがふさわしいように思えます。初期から続くテーマである"死とセックス"と脂の乗ったポップな曲調が合わさり、爽快ながらもどこかさみしい雰囲気を感じるアルバムです。
中でも「不死身のビーナス」はこのアルバムの雰囲気を最もまとっている一曲でしょう。その理由は歌詞のストーリー性にあります。

不死身のビーナス ネズミの街
寂しい目で 遠くを見てた

スピッツ「不死身のビーナス」

曲の最期に突然、登場するネズミの街とは何なのか?それは草野マサムネしか分かりませんが、スピッツワールドを感じさせるフレーズです。

2. 猫になりたい

元は9thシングル「青い車」のカップリング曲ですが、名盤「花鳥風月」の一曲といった方が伝わるかもしれません。スピッツはカップリング曲が良いバンド(むしろそちらの方が良いパターンが多い)なのですが、この曲もその代表です。
曲自体はハイトーンが続きますが、草野マサムネは一般の男性では息が切れてしまうような高音を滑らかに歌い上げ、それが一種の酩酊感を生んでいます。彼の声は女性的な柔らかい声質の一方、ロックバンド的な力強さがあると思っているのですが、その良さが発揮されているのがこの一曲です。歌詞のスピッツワールドも全開であり、歌詞に含まれる地名も相まって、世界各地を旅しているような気分にさせてくれます。

3. タイム・トラベル

若干、卑怯かもしれませんが元は沢田研二のヒット曲です。しかし、草野マサムネ版の方が明らかに音源として優れているので、挙げさせていただきました。先ほど、"世界各地を旅しているような気分にさせてくれます"と言いましたが、この曲も同じ感想を抱きます。沢田研二版には恋人相手に語っているような気軽さがありますが、草野マサムネ版には大きい物語を読み聞かせているような雄大さを感じるのです

4. 日曜日

名盤「名前をつけてやる」より、「日曜日」です。この曲はとにかく歌詞が良いので聞いてみてください!「青い車」形式のストーリー調なのですが、どこか危うさを感じる牧歌的な歌詞、ポップなメロディーがブラックな世界観を構築しています。「名前をつけてやる」はそういった作風の曲が多く、将棋の藤井八冠も認める名盤なので、是非聴いてみてください!

5. エトランゼ

8thアルバム「フェイクファー」の出だしを飾る名曲です。殆どが草野マサムネのボーカルで構成されており、楽器はほぼ使用されていません。とても優しい、まさに"フェイクファー(人口の毛皮)"というタイトルにふさわしい曲です。
この曲は選んだのには理由があります。
制作当時、スピッツは音作りに悩んでおり前アルバム「インディゴ地平線」と今作「フェイクファー」はくぐもったような音になってしまいました。
音楽配信サービスなどのデジタル版では修正されており、クリアな音になっているのですが、アネサキ自身は「エトランゼ」にはくぐもった音が合っていると感じ、CDから落とした音源を聴いています。そういった経緯もあって、アネサキの中では思い入れのある曲なのです。

6. ヒバリのこころ

デビューシングルより「ヒバリのこころ」です。これは恐らくメジャーデビューする自分たちの心境を歌っているのでしょうが、デビューでこの曲はヒバリを自称するには完成度が高すぎます。
歌詞には複数のパターンがあり、アネサキ的には「シャボンの香り」というフレーズの方が好みです。(なんで魔力にしたんでしょう?)

7. 死神の岬へ

1stアルバム「スピッツ」の中から、珍しいテツヤ作曲です。
実は10選に選ぶほどにお気に入りの曲というわけではないのですが、テツヤ作曲という事で選びました。見た目が派手という事で一般の人の知名度は若干高いながらも、ファンの間では地味なイメージがついてしまっている気がします…作曲もできるぞ!

8. 群青

12thアルバム「さざなみCD」より「群青」です。流れるようなメロディー、豪華なコーラス陣から紡がれる綺麗なボーカル。ロックバンドとしてのスピッツからポップバンドとしてスピッツ、この過渡期を象徴する名曲です。

9. 俺のすべて

再び名盤「花鳥風月」からです。

燃えるようなアバンチュール 俺の胸を焦がす

スピッツ「俺のすべて」

最初のフレーズからしびれます。スピッツが送る最高のラブソングです。

10. 旅人

再び名盤「花鳥風月」からです。
旅人、このタイトルを関する曲は名曲ぞろいです。ミスチルの旅人も名曲であり、対比をしてみようと思います。ミスチルは不安な若者(当時の桜井自身も含まれるでしょう)を応援する熱い曲です。一方、スピッツは弱気な若者が勇気を出して旅人になろうとする曲です。
同時期に生まれた偉大なバンド二組ですが、アネサキ的にはちょっと後ろ向きなスピッツの方が好きなのです。

最後に


この10曲はアネサキが独断と偏見で選んだものです。いや〇〇だろ!という異論がある方はコメントをお願いします!

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