経営は長期戦
今、大河ドラマで「どうする家康」が放送されています。戦国時代には数々の英雄が登場しましたが徳川家康が最終的な勝利者であるという評価は間違いないでしょう。
現代の自由主義・資本主義経済における経営は勝利者が一人と言う事はなく多くの会社が生き残れるものです。その生き残った会社においても私の感覚での勝ち組は次の通りです
1. 30年以上十分な業績をだして健全経営をしている
2. 同じ業界でも一役を担う存在価値を示している
3. お客様も働いている従業員にも満足度が高い
これらの要件を満たす会社がいわゆる一流企業ではないかと思います。ここで言えるのは経営は長期戦と言う事です。経営で一時的に勝つことはさほど難易度は高くないかもしれませんが長期戦になると話は違います。すなわちその経営者の本質的な能力の問題となるからです。経営者の中には言行不一致の方も良くおられます。
従業員を家族の様に大切にしているという経営者もおられますがほぼ嘘です。家族のように大切にすることがどれほど大変かを理解していない発言です。長期戦になってくるとどんな発言よりも経営者の行動をみんなが理解できるようになります。口では家族のように大切にすると言っても会社が苦しくなればリストラもします。経営者の言葉に嘘があることを従業員もみんな気が付きます。
また、取引先に対しても相手の勉強もせずに適当な提案をして初めは取引できるかもしれませんが長期になれば相手も本当の実力がわかるものです。いつの間にか取引先も減っていき、減るのでさらに過大な提案をしてより従業員や取引先を苦しめることとなります。
その結果取引先も長期的に見れば減少していきます。
では、本当の実力とは何だろうと言う事になりますが、答えは出ています。きっちり経営している会社は継続して伸びているからです。経営者の口ではなく実績が証明するものです。いわゆる業績数字が証明するものです。私も数字の専門家ですので会社の力を見るには数字を大切にします。数字は世界共通の業績を示す標準基準です。そして長期間にわたる会社の業績の集積です。この数字がものをいうのが本当の口です。徳川家康も口がうまかったとの逸話は知りませんが長期にわたり驚異的な努力を行い国を取り、天下を取ったという一種の数字の実績がその評価の基礎となるものです。
このように考えると経営に終わりはないほどの長期戦を戦わなければ真の一流の経営者とは言えないと思います。
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