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とある一日のこと

朝、近くのグラウンドの外周を走ると少年野球の練習が行われていた
少子化といえど子どもはいるし、野球の競技人口だってゼロにはなりはしない
蝉は隙間をつくらないように声を出し続けて、トンボは編隊を組んで並走する
夏の空は立体的でコントラストはまるで油絵のようだ
吹く風は十分に気休めになる
ありふれた日常の風景
誰も知り合いはいないけれど、同じ場所を共有する目に届く範囲の人たち
少しずつ日々は変わりゆき、昨日とも違うだろうし、私の子ども時代とも違うのだろう
移りゆく風景のなかに私がいるのは一瞬のこと
明日はどんな一日だろう

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