まちあわせのふりかえり
◇おひるころ
駅の改札口
たくさんの人の往来を眺めてる
その中に私のことを知っている人がいて
私が知っている人がいるというのは
とてもとても不思議なこと
当たり前に思えることも
少しも当たり前じゃなくって
だから緊張もするし
泣いたり笑ったりもする
頭の上の方で入線する音が聞こえた
あぁ、もうそろそろだ
◇みちをおしえたのに、こちらもまいごになった
見つけた、と思ったら
遠くからきたはずの人が
もっと遠くから来たであろう外国人から
みちを聞かれていた
何とか案内を終えてお一方の宿泊先に向かう
雨のなか歩き回るのはやはりしんどい
Googleの道案内はガード下付近だと
調子を狂わせやすく現在地の把握にも
手間取ったのだけれど
何とかたどり着く
『あれ?私が泊まるのここじゃないです』
雨音が大きい
駅周辺に同じホテルの支店がもうひとつある
と理解するのに約1秒
やってしまった
◇はじめてだけど、はじめてなきがしない
私自身はお会いしたことがあったけれど
私をHUBにまちあわせにいらした方々は
みなさんほぼ初対面
にも関わらず、会話が尽きることなく
進んでいったのはご参加頂いたみなさんの
バイタリティとお人柄あってことだと思った
私が持っていないものをみなさんが
それぞれにお持ちで
そのなかに入れて頂けることがとても嬉しいと
思った
下見もしたし、調べたりもしたけれど
生憎の雨模様で結局どこにも行かなかった
でも、雨のおかげでたくさん会話することが
できたからそれで十分
各地のおいしい麺料理の話題から
ラーメン屋さんに入ったのだけれど
今までとても空いていたお店に
続々とお客さんが入ってきて
帰る頃には外にまで人が待つ状態にまでなった
やっぱり私は宇宙人にさらわれたらしい
よろしければサポートをお願いします。自費出版(紙の本)の費用に充てたいと思います