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今日もてがみをかく

てがみをかくということは
相手のことを考えるということ
相手のことを考えて向き合うこと

相手のことを考えるうちに
自分自身のことも見えてくる
伝えたいことばを連ねるうちに
自分自身に跳ね返ってくる
至らなかった点や矛盾がなかったか
感謝しているつもりで出来てなかったことや
気づけていなかった相手の配慮がなかったか

もちろんそれはかいているなかで
副次的に得られることでいちばんは
相手に伝えることなのだけれどね

そう、他者は自分の承認欲を満たすために
あるのではなく
他者が自分の存在を認識してくれるからこそ
自分はあるのだと思う

いつも何をかこう、何を伝えようだなんて
考えて便箋に向かい合ってなくて
ペンを握って、一度目を閉じて
また開けたらことばが出てくる
比喩でもなく、格好をつけた表現でもない
それでことばが浮かぶか浮かばないか
その予測がつくからこそ、
その人にかこう、かきたい、と思うのだろうな

大それたことはかくことは出来ないけれど
あとで伝えておけば良かった
と思うことのないようにしたいと思う


誰に届くかは届いてからのおたのしみ
届いたひとが喜んでくれたらいいな


たんなるにっき(その32)

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