やっさん

哲学者気取りの拗らせ大学生。 日々疑問に思うことの覚え書き クラッシック鑑賞と旅行が…

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哲学者気取りの拗らせ大学生。 日々疑問に思うことの覚え書き クラッシック鑑賞と旅行が大好き😁

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6/23(木)の覚え書き

《某駅北口にて》 デパートの入口でバルーンを配るお兄さんと選挙演説の掛け声をばら撒く被選挙者。体感気温30℃の真夏日陽気に、汗ばむ両者はその点において違いは無いが、後者の方が真剣に見えるかも知れない。だが前者の方が社会の歯車である点において、好感度の高い印象がある。無論バルーン配りの好青年が金持ちの道楽や社会経験の一貫で、当該の行為を行っていた可能性は無いとも断言出来ない。またwithコロナが高らかに叫ばれる昨今、メガホンを通し必死に唾を飛ばす彼が下積み25年のサクセスス

    • 仮題:不滅-滅ぼし得ざるもの

      「不滅―滅ぼし得ざるもの」 〈プロローグ〉  「前向きな死というものは果たして存在するのでしょうか」  ベッド横の丸椅子に座った彼は、私に問いかけるというより、宙に向かってイマジナリーフレンドに話しかけるようにそう呟く。私は引き出しから真っ新なコピー用紙を二枚ほど取り出し、一枚を彼に手渡した。 「ありがとうございます」  彼が礼節をわきまえた人間であることは、私と過ごす共通の時間において、その何気ない所作からも伺うことが出来た。きっと両親の教育が良かったのだろう。 「

      • 間についての探求_導入

         間について疑問を持つようになったのは、ちょうど3年くらい前の夏、ハイデガーの「存在と時間」を読み始めたことがきっかけであった。今思えば前提知識も無しに良く読み始めたものだと思う。ちょっと前にはシュタインズゲートというアニメのなかで 「人間は根源的に時間的存在である」 という言葉が出てきたこともあり、思ったよりも哲学は身近になりつつあるのかなと感じた。まぁ精神的に近づいたからと言ってより深く理解したわけではないのだが…。  ハイデガーの「存在と時間」は東洋思想、特に老荘思想の

      6/23(木)の覚え書き