見出し画像

悪軸ボーマンダVMAXデッキ解説【とりつかい採用】

アローラ!あねもね!です

今回は「ムゲンゾーン」より収録された『ボーマンダV』のデッキについて考察・解説していきます。
このデッキは現在僕が使用しているデッキになるので、机上論でないプレイヤー視点での考察ができていると思います。


1.デッキ作成の経緯 (※余談)


ここ1年ほどは大型大会や自主大会に向けてデッキを組むことが多く、環境と向き合いながらデッキを選択してきました。
しかし、コロナ禍によって大会の予定がなくなったために新弾に着目して「面白そうなデッキを組もう」と考え付いたのがデッキ作成の経緯です。
カードリストを眺める中で、扱いやすい上ワザ強力な下ワザを持ったボーマンダV MAXに焦点を当てて組むことにしました。


器用な子です

2.ボーマンダデッキのスタート

私は0からデッキを生み出すことが苦手なので、SNSでレシピを見ながら自分の使いやすいようチューニングしていくことが殆どです。
そんな中、レシピを探していると朝バナナさんのレシピ(クリックで引用ツイートに飛びます)を拝見しました。
第一印象として安定しそう・好みのデッキレシピだと感じたのでデッキ作りのスタート地点にすることにしました。
(※朝バナナさんにはツイートの掲載許可をいただいております。)


3.ボーマンダデッキ 初期案

そんな中組んだデッキレシピがこちらとなります。
【デッキコード】ppRy2y-o0IQmi-X33yMR

画像1

【デッキコンセプト】
①先行・後攻のどちらでも戦える。
②安定して盤面を作るためにシステムポケモンを多めに採用する。
③なるべく多くのデッキと戦えるようにする。

悪がデッキ軸になった理由としては

①イベルタルGXのカードパワーが高いと感じた。
②フーパ・アローラペルシアンGXの採用によって戦うプランにが出る。
③特殊エネが多く採用されている環境だと認識しているので基本エネルギーを採用したかった。 などの理由が挙げられます。

実際に使って数戦した結果、以下のことがわかりました。

・デッキとしての安定力パワーはある。
・イベルタルGXはムゲンダイナのデッキ以上に使いやすく強い
・悪とパワフルエネルギーが欲しいタイミングとトリプル加速エネルギーを欲しいタイミングが存在していて、毎ターン手張りへの要求値が高い

次項ではそこに着目してチューニングを行ったデッキについて解説していきたいと思います。

4.ボーマンダデッキ 改善案


私は先程述べた中でもデッキの手張り難易度に着目しました。
手札を捨てる『はかせの研究』や手札を山札の下に戻す『マリィ』にはドロー力はあるが、デッキとの相性はそこまで良くないのではないかと疑問に持ちました。

そこを考慮した結果、別のレシピが出来たので、レシピと共にデッキの採用枚数・理由について記述していきたいと思います。

【デッキコード】VFbFVk-UEThPn-v1bFVk

画像2


【ポケモン】

・ボーマンダV MAX - ボーマンダV (4-4)
デッキの軸となるポケモンなので厚く積んでいます。Vは初ターンに手張りしたいのでアクセスしやすいよう4枚必須ですが、V MAXは3枚でもなんとかなると思います。

・ジラーチ (2)
デッキのサポートポケモンです。回収ネットをはじめとした入れ替えギミックと相性が良く、盤面成形に尽力します。
基本的に1枚使うのでサイド落ち考慮の2枚採用です。

・デデンネGX、クロバットV (1-1)
デッキのサポートポケモンたちです。適材適所で使えるよう1枚ずつ採用しています。使うタイミングとしては初ターンに手張りエネルギーを探す場合や中後半に『ボスの司令』を探す場合が多いです。
あまり使いませんが、クロバットVは殴れることも頭に入れておいた方がいいです。

・イベルタルGX (1)
GXワザを打つポケモンです。この1枚でタッグチームやV MAXに対して強く出れます。

・フーパ (1)
ボーマンダの打点を補ってくれるカードです。具体的にはダイウイング+アサルトゲート+かんしゃくヘッドorパワフルエネルギーでムゲンダイナV MAXライン越え↑です。
一応ジュナイパーへの解にもなります。(『回収ネット』や『ふつうのつりざお』で使いまわすことで2匹くらいは狩れます。)
手張りに余裕がでるデッキではないので使い所が難しいなと感じる1枚です。

・ガラルジグザグマ (1)
打点調整要因です。
例を挙げるとパワフルエネルギーがついたツインソニック+かんしゃくヘッドで70点などがあります。可愛い。

・ヤレユータン (1)
『はかせの研究』や『マリィ』を使うときに大事なエネルギーをトップに埋めたり、相手のマリィ対策でドロソをトップに置いたりします。使うと偉さがわかるカード。

・ミュウツー (1)
『ジラーチ』や『ヤレユータン』と組み合わせることで実質的に欲しいサポートを手札に加えることができます。現状の調整用枠。

・ギラティナ (1)
特殊エネ環境だと思っているので採用しています。ムゲンダイナやミラーに対しては強く出れると思います。


【グッズ】

・クイックボール、ポケモン通信、しんかのおこう (4-3-1)
所謂ボール系統のカード。できる限り厚めに積んでます。

・回収ネット (4)
非エクのポケモンいれかえ上位互換。ダメカンを回収できるのが偉すぎる。
このデッキだと色々なポケモンに対して使います。
序盤に固まって手札にくると悲しくなります。

・ポケモンいれかえ (2)
強いけど書くことが思いつきません。控えめな枚数かも。

・エスケープボード (1)
ジラーチのために生まれてきたカード。
『アブソル』決して少なくはない環境かつデッキの入れ替えカードは豊富なので控えめの採用になりました。

・ジャイアントボム (2)
受動的に100点バラまけるカード。上手く使うことでダイウイングにて相手のV MAXをワンパンすることができます。
このデッキだとデスカウントGXのラインがずれてしまうので貼るタイミングが少し難しいと思います。相手が上手いプレイヤーだとしっかり避けられがち。

・ふつうのつりざお (1)
ポケモン・エネルギーを使いまわすことができます。若干リソース管理が甘い場合もこれでなんとかなる。
手札の噛み合い上、デデンネGXやはかせを仕方なく使う場合もあるので安心してカードを切ることができます


【サポート】

・とりつかい (4)
個人的なボーマンダデッキの回答。手札をキープしつつ縦引きできるカードの中で一番強いと感じました
いれかえ効果とデッキの相性が良いのも高評価。ただ、他のドローサポートに比べるとパワーは落ちるので配分は要検討だと思います。

・はかせの研究 (2)
最強の縦引きドローサポート。初期案から『とりつかい』を増やしたので減らました。

・マリィ (2)
相手の手札に干渉できるドローサポート。
5枚縦引きはふつうに偉い。

・ボスの司令 (3)
相手が使う『フィオネ』は強かったが自分で使う分には強く感じなかったので『ボスの司令』を3枚にしました。ゲームのフィニッシュカード。


【スタジアム】

・混沌のうねり (1)
自分で貼りたいスタジアムがなかったのでこちらを採用しました。


【エネルギー】

・悪エネルギー (4)
感覚でこの枚数。使用感もう1枚増やしたい場面もありますが、他のエネルギーも削りにくいので4枚で落ち着きました。

・パワフル無色エネルギー (4)
こちらも感覚でこの枚数です。用途は悪エネルギーより絞られますが、打点が20上がるのはやはり優秀です。

・トリプル加速エネルギー (4)
一番使うタイミングが限られてますが、下ワザを打つために必須なので4枚です。

以上、各カードの採用枚数と理由になります。まだまだ荒削りなので何か変化ございましたら別記事または追記にて記せたらと思います。


5.あとがき

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ボーマンダは手張り要求が高い分、構築が自由で柔軟性の高いデッキだと思います。悪軸以外にも色々な型があると思うのでみなさんも是非試行錯誤してみてはいかがでしょうか。

本来はここで終わるところですが、おまけとして採用候補カードについて少し記述したいと思います。もちろんこちらも無料で読めますので、もしよかったら最後まで読んでいってください。


6.おまけ

ここからは採用候補になったカードを記載していきます。
短略的に説明していくのでデッキ構築の参考になればと思います。

・フィオネ
初期案にて採用していたカードです。身内と戦う上で上手く機能しなかった点やスロットの問題で不採用となりましたが、検討の価値のあるポケモンだと思います。
また、それ以外の不採用理由として『とりつかい』で手札を抱えれる点や『イベルタルGX』によってプランを押し付けるデッキなので、『ボスの指令』の方が相性がいいと判断しました。

・アローラペルシアンGX、ニャース(でばなをくじく)
タッグチーム特殊エネルギーUBに対して強く出れるカードです。
不採用理由としてはタッグチームはしっかりと殴り合えば勝てると判断しました。また、特殊エネルギーは『ギラティナ』の方がテンポをずらすことができると考えているのでスロットの都合もあり、そちらを優先しました。環境次第では採用価値のあるポケモンだと思います。
ニャースも後攻に70点飛ばせるのは偉いと思います。ただ、V MAXを視野に入れたときにフーパト役割が被っていて打点として少し足りないと感じたため不採用になりました。

・ヤミラミV
強そうなんですが、エネ加速がないので不採用です。

・マーシャドー&カイリキーGX
このデッキだと雷に勝てないので採用候補です。このカードを採用する場合は
①同時に『くろおび』を採用する。
②『基本悪エネルギー』を『オーロラエネルギー』に代えて、『カウンターゲイン』を採用する。
上記のどちらかを推奨しますが、個人的には②の方がおすすめできます。
理由としては、カウンターゲインがボーマンダ V MAXにも機能するので動きの選択肢が増える点が1番にあげられます。
今回の構築ではよりシンプルなボーマンダのデッキを紹介したかった為、マーシャドー&カイリキーGXは採用していないデッキを紹介しました。

・ジラーチ◇、バリヤード
枠の都合上不採用です。ボーマンダは自由枠が多く作れるデッキだと思うのでジラーチ◇たちに寄せても強いと思います。

・リセットスタンプ
枠の都合上不採用です。マリィで誤魔化してますが、後半に強くなれるので個人的には採用したいカードです。

・グズマ&ハラ
特殊エネルギーが欲しいときにもってこれる点は優秀ですが、それ以外に持ってきて強いカードが少ない点と山札圧縮がしっかりできず後半弱くなると思ったので不採用です。

・マオ&スイレン
V MAXの殴り合いに強くなれるので採用検討のカードです。再三言う形となりますが、いれかえギミックはこのデッキと相性がいいと思うので強いと思います。

・エリカのおもてなし
手札を抱える縦引きの中でとてもパワーがあると思うカードです。
実際使いやすいと思うので採用してもいいと思います。(検証不足

・ウィークガードエネルギー
少ない枚数採用して欲しいときに引けるか怪しいので不採用となりました。悪軸でなければ採用検討してもいいと思います。

・キャプキャーエネルギー
他のエネルギーより優先順位が低かったので不採用です。効果は優秀なカードだと思います。

以上が採用候補にあったカード群です。上記以外にも相性が良さそうなカードがあればコメントやTwitterのDMにて教えてください。ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?