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こくば軸超MMについて徹底解説します。

アローラ!あねもね!と申します。

今回はこくばバドレックスVMAX+ミュウツー&ミュウGXのデッキについて解説していきたいと思います。(以降、超MMと略します。

私自身、以前のレギュレーションでは『カラマネロ』を使用したデッキを好んで使用していたので、近い動きができて選択肢が広く取れるこのデッキは楽しく愛用しています。

本当はもう少し早く記事にしたかったのですが、カードやデッキの理解を深めていた結果、このタイミングでの投稿となりました。

前置きが長くなってしまいましたが、かなり真剣に書いたので最後まで楽しんでいただけたらと思います。

※この記事ではアルセウス&ディアルガ&パルキアを三神など略称での表記を致します。ご了承ください。



1.こくばバドレックスVMAXについて


はじめに、デッキの主軸となる『こくばバドレックスVMAX』の性能について簡単に説明していきたいと思います。

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こくばバドレックスVMAXは超タイプで、HP320のVMAXポケモンです。

このポケモンの強みとして自身の特性『めいかいのとびら』でのドローエネルギー加速と青天井ワザである『ダイガイスト』が挙げられます。

特性ではベンチの超ポケモンに手札から超エネルギーをつけることができます。自身はもちろん、他の超ポケモンにもエネルギーを付けることができるので、複数のアタッカーを採用して適宜使い分けることが可能です。

ワザは素点10+場の超エネルギーの数×30なので高ダメージを出すことは難しそうに見えますが、VMAXの高耐久と特性のおかげで300点近くのダメージが狙うことも可能です。

弱みとしては、悪弱点なので現在の環境に多い『ムゲンダイナVMAX』が厳しい点や自身の特性がデッキパワーに直結しているので『頂きへの雪道』がかなり刺さっていることが挙げられます。


2.超MMについて


そんな、強み・弱みを持ったこくばバドレックスVMAXですが、
現在は『ミュウツー&ミュウGX』と組ませる形が一般的に流行っていると思います。

理由として、以下3点が挙げられます。

【こくば×MMが強い理由】
①アタッカーの弱点分散が可能
②TAG TEAMの耐久が高い
③シンプルに超のTAG TEAMが強い

順に説明していきたいと思います。

まず、①の弱点分散についてですが、こくばバドレックスの特性上デッキを「超ポケモン」に固める必要があります。

現在のポケモンカードにてTAG TEAMやVMAXを主軸としたポケモンを使用する場合、弱点を突かれるデッキはそれだけでかなり不利を取るので下記のいずれかを選択するのが良いと私は考えています。

・弱点を突かれても勝てるプランを作る
・他の弱点を持ったアタッカーを用意する
・そもそも弱点を突くデッキが環境に少ない

今回はこくばバドレックスVMAXの悪弱点に対して、超弱点のミュウツー&ミュウGXを採用することで幅広く他のデッキに対応できるようにしました。

続いて、②のTAG TEAMの耐久性について話していきたいと思います。

こくばバドレックスVMAXは青天井のワザを持っているので出来る限り盤面にエネルギーを残した方が火力を出すことができます。

そこで、耐久のあるTAG TEAMと組ませることでエネルギーの盤面維持ができて終盤の『ダイガイスト』にて高打点に繋がります。
また、TAG TEAMのアタッカーが盤面に残ることで『めいかいのとびら』がいえなくてもなんとかなる状況を作ることができます。

現在のポケモンカードは1ターンの遅れが負けに直結することも多々あるので、カードパワーが高くなんとかなる性能はかなり重要な要素であるといえます。

最後に③の超TAG TEAMの強さについてです。①、②で長々と説明しましたが、これに尽きます。詳しくは次項でのデッキ紹介にて各ポケモンの強さや役割について記載します。


3.現在使用している構築について


ここからは私自身が現在使用している構築について説明していきたいと思います。

デッキコンセプトとして安定感のある構築を目標に作成しました。
デッキパワー自体かなりあるデッキなので、ポケモンやボール、エネルギーなど基幹となるカードの枚数をしっかり積むことで自分の行いたい動きを取れる構築になっています。

デッキコード:VFwFV5-C71NzN-Ff5vkk

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ここからは採用カードの説明です。

【ポケモン】

・こくばバドレックスVMAX (4)
このデッキのシステム兼アタッカーのカードです。特性でエネ加速+ドローができるのでデッキの根幹部分を支える大切なカードです。
VMAXの盤面数がデッキパワーに依存するので最大枚数の4枚採用です。


・こくばバドレックスV (4)
VMAXと同様の理由で最大枚数の4枚採用です。特殊エネルギーを主軸に戦うデッキに対しては上ワザが刺さりターンを作ることができるのでパックに収録されているVを採用しています。
もう1種類の『こくばバドレックスV』は130打点の中打点アタッカーとして役割を持てるので3-1や2-2での採用も視野に入ると思います。


・ミュウツー&ミュウGX (2)
特性『パーフェクション』によって場・トラッシュのGXワザを使用できる最強カードです。
基本的にこのカードが必要となるワザをほとんど宣言できるので相手が超タイプ以外の場合はこのポケモンを2匹押し付ける形で戦います。
相手の残りHPに応じてポケモンを使い分ける必要もないので、エネ加速の要求値が下がる点も強みだといえます。


・ゲンガー&ミミッキュGX (1)
無限の勝ち筋を作れる最強カードです。今のポケモンカードは先2『ダイビクトリー』や『ダイランス』など2ターン目から高火力を出してサイドを取るデッキが多く存在します。
その為、後攻を取った時点で不利になる試合も存在するのですが、それを実質的に返せるのがこのポケモンのGXワザです。
基本的にGX権は後に残している方が試合のプランを幅広く取れますが、ホラーハウスGXからテンポを取ってそのまま押し切る試合もかなりあるので超MMでは必ず採用したい1枚です。現物2枚採用する人もいますが、後1ホラーハウスGXはこのデッキのマストな動きではないので1枚採用です。


・オーロット&ヨノワールGX (1)
マリィ』や『リセットスタンプ』で相手のハンドを減らした後に『ナイトウォッチャー』にて相手のハンドをさらに絞る動きが強力なカードです。
基本的に試合の中盤・終盤はこのワザを中心にプランを立てることが多くなると思います。
また、『マルヤクデVMAX』のように1匹のポケモンにエネルギーを集中させるデッキには『ペイルムーンGX』が突き刺さります。
ワザが強力な分、逃げエネ3とスタートすると動かしにくいデメリットもあります。


・ソルガレオ&ルナアーラGX (1)
個人的にこのデッキの自由枠です。現在の役割としてはナイトウォッチャーで削った後のVMAXポケモンや相手の裏のVポケモンに対してに『コズミックバーン』を打ち込むことが多いです。
エネルギーが4枚と少し要求値が高めですが、『ミュウツー&ミュウGX』のワザマシンという形での使用がほとんどなのであまり気になりません。『リーリエの全力』を採用してこのカードのGXワザを使う構築も、打点を出しつつ1ターン作れるのでかなり強い思います。


・ガラルサンダーV (1)
ムゲンダイナVMAX』に対して強く出れるカードです。
相手がVポケモン主軸のデッキであればサイド2枚の170打点アタッカーとして殴ることも稀ではありません。
特殊エネルギーを割ることができるので雑に強いポケモンだと思います。


・デデンネGX (1)
デッキの潤滑油となるシステムポケモンです。序盤や終盤に欲しいカードに触りに行く札として1枚採用になっています。一応『ミュウツー &ミュウGX』のワザマシンにもなります。
シンプルに強いカードなので枠があれば2枚採用もおすすめです。


・マーシャドー (2)
元々は1枚での採用でしたが、後述する『混沌のうねり』と枚数を入れ替えての採用になりました。
ボールで持ってこれる点がこのカードの強みで、盤面に置いておくだけでも効果を発揮するカードだと思います。


【グッズ】

・クイックボール (4) ・霧の水晶 (4) ・しんかのおこう (3)

なるべく厚めに採用した結果、現在のボール枚数はこの配分で落ち着いています。しんかのおこうが『こくばバドレックスVMAX』にしか繋がらないので、1枚『ポケモン通信』に変更しても良いと思います。


・ポケモン入れ替え (2) ・ふうせん (3)
特性『めいかいのとびら』がベンチにのみ働く効果なので入れ替え札は4〜6枚は欲しいという印象です。かなり縦引きするデッキなので盤面に残る『ふうせん』を中心に採用しています。

ホラーハウスGXやナイトウォッチャーを強く使えるので『あなぬけのヒモ』も相性が良いカードだと思いますが、基本的には打点は前に飛ばしたいデッキという認識なのでポケモン入れ替えを採用しています。


・ふつうのつりざお (1)
縦引きで切ったポケモンやアタッカーのリソース管理ももちろんですが、エネルギーを山に戻せる点が強く採用しています。
自分のリソース管理を楽にするカードなので最低限の1枚採用です。


・リセットスタンプ (2)
他のデッキと比較して、リセットスタンプをかなり強く使えるデッキなのでしっかりと2枚採用しています。


【サポート】

・博士の研究 (4) ・マリィ (3)
基本的なドローサポートの種類と配分枚数だと思います。
『マリィ』+『ナイトウォッチャー』は強力ですが、序盤に盤面を作る点を意識して『博士の研究』の方を厚く採用しています。

使用しててドローソースが足りないと感じた場合には下記のカードから1枚増やして調整すると思います。

デデンネGXマリィとりつかいシロナ&カトレア


・ボスの指令 (3)

基本的なボスの指令の枚数です。
現状この枚数で満足しています。


【スタジアム】

・混沌のうねり (1)
デッキの性質上、『頂きへの雪道』が厳しいので『マーシャドー』と合わせてこのカードを採用しています。


【エネルギー】


・基本超エネルギー (10)
安定して『めいかいのとびら』を使用できるように10枚前後は欲しいかなという印象です。ここを削りすぎても増やしすぎてもカチャったりデッキパワーが落ちるので枚数が一番難しい枠かもしれません。笑

・オーロラエネルギー (3)

現在では『サンダーV』にのみ使用するカードですが、試合を通して1枚欲しいタイミングで引きたいので3枚採用になっています。
後述するオーロラエネルギーを利用したアタッカーやワザマシンに応じて基本超エネルギーと配分変更するのがベターであると思います。


4.候補カードについて


ここからは採用候補カードについて記載していきます。

・ネクロズマV
サブアタッカー候補です。3-2-3のサイドプランが狙える点や3エネ220点とたねVまで倒せる火力が出せる点が強みです。

・ズガドーン
サブアタッカー候補です。自由にダメカンをばら撒いて相手のHPを調整することができます。3-1-3などのプランが取りやすい点に加えて、『ジュナイパー』への打点や『マッドパーティ』などの非エクデッキに対してより強くでることができます。

・アーゴヨンGX
ワザマシン候補です。ボス使用せず、裏に170点与えることができます。
ミュウ』が多くのデッキに採用されている点や自身のワザ効果でエネルギーをトラッシュすることがネックだと思います。

・ラフレシアGX
ワザマシン候補です。2エネ180打点とコスパの良いワザを持っていて、『ホラーハウスGX』から繋げることで確実にダメージを与えてテンポを取ることができます。GXワザも地味に強い効果をしています。

・アーゴヨン&アクジキングGX
ワザマシン候補です。『ジェットピアス』の180点はVMAXに対して強く出やすく、『カオスオーダーGX』によってサイドプランが立てやすいのは強みだと思います。
特に最近は『インテレオン』や『チラチーノ』のような非エクがシステムポケモンになっていることが多く、VMAXを2匹押しつけられるパターンも多いので無条件で2枚サイドが取れて3-2-1のようなプランが狙えるこのカードは強力だと思います。
反面、逃げエネが3かつドラゴンタイプなのでスタートのリスクは否めません。

・ガブリアス&ギラティナGX
器用な上ワザと条件下によって240点出せるワザを持っています。
こちらもカードスペックが高い反面、スタートデメリットが目立つカードです。

上記の他にも超や無色エネを中心としてワザを打てる・ワザマシンとなるポケモンはかなりいるので環境やデッキに応じて好きなカードを採用できるのがこのデッキの強みだといえます。


5.定石となるプレイング


ここからは簡単に私が思う基本的な定石について解説していきたいと思います。

①先行の場合

基本的に先行を取った場合の1ターン目は
▷こくばバドレックスVの展開
▷ミュウツー&ミュウGXの展開及び手張り
こちらの動きを目指します。

理由としては、こくばバドレックスVを立てることで次の動きの選択肢が広がり、『ミュウツー&ミュウGX』が1番アタッカーとして柔軟に立ち回れるからです。

ただし、相手のアタッカーが超ポケモンの場合は『こくばバドレックスV』の2匹目を準備してVMAXを中心に殴っていくプランや『オーロット&ヨノワールGX』or『ゲンガー&ミミッキュGX』の現物を準備する形にシフトします。

このデッキの強みとして、エネルギーさえ引ければエネルギー加速が容易なので、TAG TEAM現物の準備よりはVMAXを複数立てる方が柔軟に動けることが多いです。

また、ドローサポートがなくエネルギー現物が1枚しかない場合はあえて手張りをせず、次のターンに『めいかいのとびら』でエネルギーをつけつつ2枚ドローする展開も視野に入ります。

限定的ですが、相手のスタートポケモンが『こくばバドレックスV』の場合は『ゲンガー&ミミッキュGX』をバトル場+手張りにして相手に番を渡すことで相手のホラーハウスGXに対してホラーハウスGXで返すことができます。この動きが強いかどうかは諸説ありますが、覚えておいて損はない動きだと思います。


②後攻の場合

後攻を取った場合の1ターン目も
▷こくばバドレックスVの展開
▷ミュウツー&ミュウGXの展開及び手張り

この動きは定石になるといえます。

ここで考慮すべきは相手の先2の動きです。
基本的に先行(先殴り)が有利なゲームなのでこのターンに『ホラーハウスGX』を言うかどうか。言わない場合はどのポケモンをバトル場に置くのか。というような観点から試合を組み立てていきます。
ICHIGEKI・RENGEKIが主軸のデッキは特殊エネルギーを軸に動くので、『シャドーミスト』も後1の選択肢として強力な一手だと思います。

先行・後攻共に状況によって強い動きは変わってきますが、何を優先すべきなのか。目標盤面に達成するのはどれくらい要求が高いのかを把握しながら行動を決めることが一番大切だと思います。


6.あとがき


ここまで読んでいただきありがとうございました。

『こくばバドレックスVMAX』が主軸となった新しい超MMはエネ加速とドローの両立ができるのでかなりパワーの高いデッキだと思います。 

「イーブイヒーローズ」が発売されてからも環境の中心に入るデッキの1つだと思うのでみなさんも是非考察してみてください!

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