去年の総括と今年

こんにちは!
S&Cコーチの姉﨑 伸と申します。

みなさま、明けましておめでとうございます🎉
今年もよろしくお願いいたします。

全国高校サッカー選手権が開幕しましたね。
他にも大学ラグビーや箱根駅伝など、多くのスポーツで盛り上がりを見せています。
学生カテゴリーのサッカーに関わる者としては、高校サッカーの動向が気になるところです。

久しぶりの投稿となりますが、近況としてはサポートチームの活動も終了し、来シーズンへの準備を進めているところです。
個人的にも、サポートさせていただいたチームとしても、昨シーズンは非常に悔しい1年でした。
なので、今回は咋シーズンの振り返りをしようかなと思います。


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1.シーズンを通して感じたこと

今年は初めて高校と大学の2つのカテゴリーをサポートするシーズンとなりました。
高校の方はチームとして掲げていたインターハイ都大会ベスト16の位置には到達し、大学の方は昇格こそなりませんでしたがリーグ最少失点という成績を残すことができました。
自分が関わったことでどのくらい貢献できたのかはわかりませんが、成績としてこのような結果が残ると、少しは仕事できたかなと感じます。

トレーニングプログラムを進める上で大変だと感じたのは、学生スポーツは本当に休みがないという点です。
トーナメントの大会が終わればすぐにリーグ戦が入ったり、リーグ戦が何試合か消化されればまた別の試合があるという感じです。
特に今年はコロナの影響で消化できなかった試合を後ろに詰め込んだ結果、前期と後期のあいだの休みがなかったなんてこともありました。
まぁ、同じリーグの他のチームは4、5日で3試合こなさなきゃリーグ戦を消化できないなんてこともあったので、どこも同じような状況だったと思います。

休みがないとはいえ、トレーニングを完全休息にするとフィットネスが低下する可能性があるので、選手たちの疲労度やコンディションを見ながら、強度や負荷の調整をしてトレーニングを実施してもらいました。
具体的にはシーズン中は高ボリュームなトレーニングは避け、筋力維持・向上を狙って比較的低ボリュームな内容でプログラムを進めていきました。

結果としてケガ人が続出してまずい!という状況は防げましたし、シーズン中に筋力が伸びてパフォーマンスに好感触を感じていた選手も多かったので、ある程度の結果が得られてよかったかなと思います。


2.勝つために必要なこと

一方でかなり悔しい試合も多かったです。
どのカテゴリーでも、ここは負けちゃいかんというところでコロッと負けたり、どっちに転ぶかわからないギリギリのゲームで勝ち切れないことも少なからずありました。

どれだけ守れて点を入れさせなくても、点を入れなければ勝てません。
今シーズンはその得点力不足や決定力不足に悩まされました。

S&Cコーチとしてその課題を解決するにはどうするべきか考えましたが、結局こちらのやることは変わりませんでした。
我々にできることは高い身体能力を身につけさせること、ケガのしにくい身体作りをトレーニングや様々なアプローチを通してサポートすることです。
サッカーの細かな部分で重要なのはやはり技術(ボールを止める・蹴る、ポジショニング、対人プレー)です。
どれだけ足が速く、高く跳べて、切り返しが速く、ケガをしなくても、狙ったところにボールを止められない・蹴れない、ポジショニングがめちゃくちゃ、ボールを奪う・相手を止める技術がないと、点は入らないしサッカーになりません。

「高い身体能力を活かして、試合を想定した練習(ここ重要です)を、ケガのしにくい身体でガンガン取り組んでもらう」

これが今S&Cコーチとして考えられる最善策かなと感じています。
もちろん練習のやりすぎは良くないので調整は必要ですけどね。


3.伸びる選手の特徴

今ひとつ納得できない結果と残念さを感じたシーズンでしたが、嬉しいこともありました。

ある選手がシーズン最後のトレーニングが終わった後に、
「1年通してトレーニングを継続したことでケガしにくくなって、確実に身体が変わりました。ケガしなかったことで自分にチャンスが来たときにトップチームの試合に出れました。感謝しています。」と言ってきました。
正直、こちら側はエラそうにこれをやれ!って言って辛いことをやってもらうことが仕事なので、むしろボール蹴りたいだろうにこんなキツいトレーニングやらせてごめんな…といつも思ってます。

キツいことだけど自分の為だからと、覚悟決めて取り組んだのは選手自身なので、得られた結果は選手の力によって得られたものです。

それでも面と向かってそう言われると、自分が感じて欲しいと思っていたことが伝わっていたんだなぁと嬉しさでいっぱいになりました(泣いてませんよ!)。


伸びる選手に必要なのは、自分で考える力、継続する力、素直さだと今シーズン思いました。
ただ言われたことをやるのではなく、言われたことの意図をしっかり理解し、能動的に愚直に継続する力がある選手は確実に伸びます。

それも一種の才能なのかもしれませんが、自分でマインドを変えることも可能なはずです。
来年はそういう選手の数を増やしていくために、さらにチームの文化にトレーニングが根付いていくように指導していきたいと思います。

とは言いつつも、その選手の素直さにあぐらをかき始めたら指導者として終わりだと思っていますので、引き続き学びを続けていきます。


まとめ

来シーズンになったら新しいことを始めようとかはなく、これまでやってきたことを継続してもらうのみです。
もちろん勉強は続けて良いものがあれば取り入れていくことは忘れずに。

今シーズン達成できなかった目標は来シーズン必ず!ということで今から燃えています。
なので年が明けたら選手たちにはしっかりトレーニングしてもらいます!

お読みいただいた皆さんありがとうございました。
今年も良い1年にしましょう!!
では健康に気をつけてお過ごしください👏


あとがき

年末年始は2年ぶりくらいに地元に帰っていました。
めちゃめちゃ雪が降っていたので寒いよーと思いながらも、現役時代にこんな雪道を10kmくらい走ってフットサルコートに行き、練習してからまた10km走って学校に戻るみたいなことをしていたのを思い出して懐かしく感じました。
またいつ帰るかわかりませんが気を引き締めてがんばります!


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