下ネタのはなし

下ネタが好きだ。

他人の下世話なシモの話はちょっと苦手だけど、馬鹿馬鹿しい下ネタで盛り上がると元気になる。

まともな大人はあまり下ネタは話さない。私もまともに見られたい時や、初対面の相手には話さないように注意している。

学生時代は自他共に認める下ネタ大好き人間で、ある意味そういう感じでヘラヘラしてて許されている雰囲気があった。「そういうひとだから」みたいな。変な奴扱いをヨシとしていたし、私はそういうことを気楽に話せる友達と付き合いたかった。

許されていると書いたけど、それでも合わない人はいて、「研究室に所属して問題が起きた。

端的に言えば「マジで下ネタが無理な女」の登場である。
「巨乳で困っちゃう」「高校で急に大きくなって…」とか自分から話を振って来るんだけど、ウッカリ「何カップですか?」とか聞くと、普通に飲み会でも泣くの。こちらを睨みつけて。本当に困る。そんな顔をするなよ…ごめんて…。
仮にも先輩なので、やや不条理を感じつつも平謝りするしかない。

女子校だったのもあり、下ネタだと思ってなかったというか…まあ実際巨乳だと困るよな!としか思わないし。ただの事実。そんだけ揺らしてりゃわかるよ。

相手がどう思っていたのかは知らないが、その先輩とはまあ本当にウマが合わなかった。

当時、大学で文系教授の悪い噂があり、生徒と関係があるとかないとかゴタゴタしてて。
サークルで聞いたそんな話(聞いた時も下ネタ的な話題としてでは無かったはずよ)をポロッとしてしまい、その先輩から「そんなことはあってはならない」と、まるで私が学生と不倫してる当事者なんじゃないかってくらい責められて、「自分が下ネタだとは思ってない話題が下ネタとして刺さる相手がいる」と痛感したのでした。

ただ、巨乳弄りしてくる男子学生には「イヤーンバカーン」的なゆる対応なのに、同性(というか私)に対し妙に厳しかった彼女のことは未だに理解出来ずにいる。それは「下ネタが苦手」とはちょっと違うんじゃあないの…。
気をつけてても地雷を踏み抜きそうな相手、恐怖でしたね。

下ネタが好きだ。
ひとから話題として振られても平気だ。それゆえ何を言っても大丈夫な奴だと思われやすい。

私にも訊かれたくないことや言われたら悲しいことがあるのに、相手を睨みつけて泣くことは全然出来なかった。理解されづらいが、相手にどう思われるかいつも不安で言い返すのが怖いのだ。その場を乗り切ればなんとかなると信じて笑顔でやり過ごし、悔しくて帰ってから家で泣いていた。

件の先輩は苦手だったが、あのキッパリとした振る舞いが羨ましい。彼女なりに考えての行動なのかは分からないが、天然というか素のままで周りに受け入れて貰えているのが羨ましかった。見習いたい部分は多い。

もう大人なので、嫌な目にあってもそう泣くことはないけど「そんなことはあってはならない」と思った時はちゃんとその場で相手に反論したいな。

つい「怒りっぽいやつだと思われたくない」「理解のある態度でいたい」と無理をするので、楽になる術を探していきたいものです。

久しぶりの友人からは「だいぶ楽そうになった」などと言われるので、少しは成長しているのかも…?

ポインティ氏の猥談YouTubeが面白い。それを見ながら考えたことを書いてみました。

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