ひゅるり

仕事終わりに本屋を3軒まわったけど探していた本はどこも売り切れだった。私の他にも本屋でお目当ての本がなかった人がいたようで「これマジワンチャンハシゴ系」って言っているのが聞こえて、慌ててメモをとった。これマジワンチャンハシゴ系〜

家に帰ると部屋がやけに綺麗だった。床にものがない。そうだ、伊藤さんの電話がもしテレビ電話だったことに備えてざっと片付けたんだった。だってzoomかLINEで話せますか?だったので。映像の選択肢しか見えてなかった。部屋にも工夫があるので見て欲しいところではある。
昨日は興奮してしまって眠れなかった。全く外にいると思ってた人と普通に話したことで、興奮。ゴロンゴロン。そして早朝、強風の音で目が覚める。屋根に置いている植木鉢が飛ばされやしないかと飛び起きた。無事だった。ちょっとしか眠れなかった。ふわふわしていた。

職場で感じた違和感。いつも2人1組でする作業を先にペアの相手の人がやっていた。始めるなら声をかけてくれたらいいのに、と思った。仕事としてそれぞれ役割があるから2人体制なのに。私はその人に嫌われている自覚があり、2人きりでする作業で私を避けたのではないかと勘繰った。「なんで言ってくれないんですか、寂しいじゃないですか」と言ったら「あなたはそんなことを気にしない人だと思った(だから声をかけなかった)」と返ってきた。共同作業を避けられるくらい私のことが嫌なのか。と、そうは言われてないのに落ち込んだ。なかなか切り替えられなかった。
加えて、昨日伊藤雄馬さんと話したしな。というふわふわした気持ちも同居している。どちらも主張が強い感情がぶつかって気持ちが忙しい。そして眠い。

家に帰り着いてちょっと昼寝しようとしてところに、ドアがノックされた。同居人が「いちじく食べれる?もらったんだけど苦手で」といちじくのパンをくれた。そこからドアの前で立ち話が始まった。
その同居人は繁華街でボンテージを着て通行人の尻をムチで打つ女王様の活動?をやっている人で、他にズンバの先生もしている。近いうちに海外に移住する予定。
下見旅行で行ったフィリピンのドゥオパン?がとってもよかったとか。移住先はそこに決めて準備を進めているとか、話が長く続いた。昼寝したかったんだけども、私もインド人について相談したりして話すことが途切れなかった。
同居歴2年くらい。最初はその女王様の同居人のことが怖かった。「これ面白いやろ?」と見せてくれた動画が、おじさんが何人かでコスプレして踊ってるやつで、このおじさん誰?と思ったのと、おじさんの友達が多い人なんだなと思ったのが第一印象。以前に芸能事務所に所属してタレント活動をしていたとか、ライブ配信をしているとか、知らないことが多くて警戒した。知らないことが多いと警戒するような頭でっかちな人間なのだ。
彼女のダンスのレッスンに誘われて参加してみたり、女王様の鞭を借りて、四つん這いの人の尻を叩かせてもらったりした。動画で見た愉快なおじさんたちとも仲良くなった。頭でっかちだけど、その後ぐにゃぐにゃになろうとする、それも私。
立ち話で、実は最初怖かったんだと言ってみた。でも開けっぴろげで明るい人なのがわかったからもう怖くない、と言ったら、エエーそうだったのー言ってよーって。言ってくれてありがとうと言われ、なんだか感動的に盛り上がった。ちょっと目が潤んだ。
おそるおそる時間をかけて仲良くなった同居人。時間をかけてわかったことは信じられる。フィリピンに行ってしまうのはさみしい。

昨日から人とじっくり話す機会がある。ボーナスタイムだ。明日誕生日だからかな。

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