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夏休みの読書貯金(あね)

いもうとへ 

ダレル…!うらやましい!いつ読んだって色褪せない名作だよね。繰り広げられる人間模様は、子どもも大人も、考えさせられる要素がたくさん。そういえば、小学校で教科化された道徳だけれど、私優れた文化作品をみんなでシェアする、っていうのが何よりだと思うの。道徳心を養うために作られる物語ってぞっとする…。

大学生のレポートを書く能力が落ちてきているから、高校の国語の授業で物語を扱わず、実践的な文章に触れさせるというのは本当か?正気か?

例えばドラゴンボールZを道徳や国語の教材に使うことを提案したい!ベジータの特訓へのストイックな姿勢と、サイヤ人の王子としてのプライド、そしてブルマへの愛。孤高なピッコロの子育て参加。悟飯、トランクス、悟天の幼少期は実の父よりピッコロの方が関わっている!勧善懲悪の簡単な図式は否めないけれど、かめはめ波に興じている男子と、マンガなんて見向きもしない女子にドラゴンボールの深さを伝えたい…シェアしようぜ、みんなと先生の感性を!って。仲間との協力、ってところはワンピースもよいのかな?ワンピース、読んでみたい。

本を読まない長男の読書貯金という宿題(本を5冊読み、一言感想を記録するというもの)は、1人でやることは不可能なので、私と2人で「まる読み」をすることにしました。「まる読み」とは、読点で交代して音読する方法。国語の時間にクラス全員でやったよね。2人だと自分の番がすぐ来てしまうと言う緊張感がよく、集中しながらも楽しく読み進めることができました!ちょっと感情込めてみたり、声色変えてみたりすると、ストーリーも頭に入りやすいみたい。長男もそんな小技を自分でもやってたよ。さて、読んでみた本を少し紹介します。

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間違いないよね、はれぶた。はれときどきぶたに続いてこちらも挑戦。

そして、

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こ、これは…シュールなたたずまい…!

作者は魚譜画家の長嶋祐成さん。京都大学総合人間学部卒。幼いころから魚、昆虫を中心に、生き物に親しみつつ絵を描くことを楽しむ。大学時代は現代思想を学び、卒業後は思想と社会の接点を模索してクリエイティブの世界へ。デザイン会社勤務などを経て、現在は石垣島にて画家活動に専念。

恐れ入るプロフィール!きりみ、これも深し。

それにしても私たちにはなじみの深い、北海道の魚介のことを長男は何も知らなかった。

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だって切り身しか食べてないから。大好きないくらもこんなふうにみっちりおなかにつまっているなんて知らなかった。むむー市場に行きたくなってきたぞ!コロナで帰省はかなわなかったけど、東京にも市場はある。

私も知らなかったことがあって。知ってた?ひらめとかれいの口の違い。左ひらめの右かれい、くらいの知識で安心してはいけない。横顔を見て!

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衝撃的な正面からの素顔…!そして注目すべきは口です。魚やいかなどを食べるひらめは鋭い歯と大きな口、ゴカイなどの小さな生き物を食べるかれいは歯の目立たないおちょぼ口だそう!

知らないからってどうでもないことだけど、世の中には知っていたらおもしろいことがいっぱいある。だからおもしろい本にどんどん出会ってほしいなぁと思う親心です。また子どもの本教えてね!

そんな長男は、夏休み中お盆期間を除いて、毎日野球の朝練に行きました。朝7時前に家を出て、高学年や中学生の先輩たちとキャッチボールをしたそうです。勉強はちっともしなかったけれど、考えてみたら朝練皆勤賞ってすごいよね。尊敬する…もっと誉めてあげよう!野球が好きでよかったね!

それにしても、皆勤賞の賞品が図書カードっつー皮肉!

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