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名古屋再開発推進フォーラム 第0回2027年ようこそ歩ける名古屋駅前へ

2027年、ようこそ歩ける名古屋駅前へ

はじめまして。

名古屋再開発推進フォーラム「名駅ウォーカブル推進サロン」のファシリテーターを務めさせて頂きます、横山篤司です。

名古屋は私が生まれ育った街であり、祖父が約90年前に名古屋駅前で旅館を建て、父たち家族は駅前で育った、生粋の名駅3代目地主です。

このサロンでは、愛知県、名古屋市、各大学機関、市議会議員、街づくり団体、地権者の皆様(=総称して産官学)より支援を受けて、サロンのファシリテーターとして委員長というお役目を引き受けさせていただきます。

サロンとは、客間、自由に談話を楽しむ談話室という意味のフランス語です。立場や業界の垣根を超えた議論ができる場を作ってまいります。

そして産官学で取り組む都市整備を誰よりもわかりやすく解説しながら、未来の都市の在り方やその都市機能を語り合える場を目指します。

2027年に名古屋駅周辺の全面歩行者天国を目指して

名古屋駅前の現在(2022年)

<背景>
2027年に東京~名古屋間のリニア開通を控え、多くの利用者が名古屋駅周辺および公共交通機関を往来することが予想されています。現在名古屋駅利用者は120万人近くおり、今後はさらなる利用者の増加が見込まれるため、往来に対する利便性や都市機能の向上や、防災・防疫・テロ等への対策が不可欠です。そこで当サロンでは、歩ける名古屋駅前の実現を通して現在の課題を解決し、世界水準都市名古屋に向けて取り組んでまいります。

名駅ウォーカブル推進委員会 設立背景

そこで、歩ける名古屋駅前の構想についてご紹介します。

2027年名古屋駅の全面歩行者天国化(案)

この赤斜線の部分を歩行者専用道路として、

〇誰もが地上を安全に歩ける
〇段差がなくベビーカーも動かせる
〇密集渋滞混雑がない
〇お年寄りや外国人が迷わない

そんな名古屋駅前になったらいいですよね。

さらに2030年には電気自動車が走り、バスや電車は自動運転で時間通りに発着して観光地に行くことができ、地震が起きても安全安心な地下街に逃げ込めることができ、エネルギーや環境に配慮して自給自足できる駅前都市となると理想ですね。

では、いまの名古屋駅前の再整備計画(仮)は以下の通りです。

名古屋市の駅前再整備に関する資料(2022年)

残念ながら現状とさほど変わらず、歩行者の横断は危険であり、一般車スペースでは車寄せ手前で渋滞し、タクシースペースも県道から停車地周辺で目詰まりが起こりそうです。

2022年現在の名古屋駅前(黄色:歩行者の危険位置、赤色:車の進行)

恐らくこの原因は、愛知県の県道(道路)と名古屋市の構内(駅敷地)で開発計画が分断されていると予想されます。

たとえば黄色の〇の位置がエレベーターですので、車寄せとしては、この目の前に停めて公共交通機関を使う方が利便性は高まります。

2022年現在の名古屋駅前(GoogleMAPより)

今後、2027年リニア開通に伴い、多くの人が名古屋駅周辺を行き交う前に安全安心な名古屋駅前を実現できるよう、皆さんと一緒に議論していきたいと思います。

毎月の委員会活動では、その手法や実績を行政や大学関係者を交えて専門家会議をします。このブログではリアルタイムでその経緯を追っていきます

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