茨木探検「総持寺と茨木神社」

8月の終わり頃、市役所の前を自転車で通った時ふと来年自分はこの町にはいないんだ、と気が付いた。

私は今大学4回生。次の3月に卒業し4月から新しい場所で生活する事になる。(配属先はまだ分からないが…)

私は大阪の茨木という町で下宿している。しかしながら「茨木って何がある町?」「どんな町?」と聞かれても恐らく答える事が出来ない。何故なら4年間この町で訪れたのは大学とイオンと近くのスーパー、アルバイト先位だからだ。

4年間も過ごした町の魅力も知らないまま離れるのは勿体無いじゃないか。そう思って「茨木探検プロジェクト」なるものを一人で開始した。茨木の名所を訪れたり、名物を食べたり、残りの半年でこの町の魅力を味わい尽くそうと考えたのだ。

第一回目は仲のいい友人を誘って万博記念公園(有名な太陽の塔がある場所だ)とその横にある大型ショッピングセンター、エキスポシティに行った。超楽しかったが万博記念公園は休園日で入れず、そもそもエキスポは茨木市ではなく隣の吹田市に区分されていた。 しょっぱなから茨木に行かないという失態で始まった茨木探検プロジェクト。今回は第2回目の様子をお伝えしたい。

今回は総持寺というお寺、そして茨木神社を訪れた。

総持寺はちゃんと茨木市にあるお寺で「総持」は皆様の願いを総て持ち備えた仏様のお寺という意味だそうだ。非常に立派なお寺で入る前に感動してしまった。私の知識が無かっただけで総持寺は結構有名なお寺さんであった。境内の中も想像以上に広く、参拝している方もそれなりにいた。

こちらが総持寺のHPです。僕は写真を撮るのが下手すぎるので是非HPで美しい写真を見て是非驚いて欲しい。

総持寺には入り口と境内の中それぞれに手と口を水で清める場所がある(手水舎と言うらしい)。お釈で左手→右手→口とやる場所だ。コロナ感染防止の為であろう「手前の石に乗ったら自動で水が花を模したオブジェから水が出てくる」という中学校のグランド端にある給水機のような手水舎が総持寺には用意されていた。先進的なお寺に感動しつつ左手右手と清めた。最後に口を清める際マスクを外すのをすっかり忘れてしまった。だいぶコロナ生活も板についてきたようだ。

涼しげな本堂で観音様にお参りした後、すぐ横に「賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)」というお坊さんの像があった。賓頭盧さんはお釈迦様の弟子の一人らしく、自分の体の悪い箇所と同じ所を撫でると治るという言い伝えがあるらしい。

私は軽度だが睡眠障害があるので、是非尊者さんの力を借りたいと思った。しかし睡眠系の悩みはどこの体の部位にあたるのだろう…? 少し迷って頭が一番近いのかと考え、撫でさせてもらった。

人の頭をポンポンするのは元カノ以来2人目だ。人生何が起こるか分からないものだ。


続いて茨木神社へと足を運んだ。

残念ながら茨木神社の大部分が改修中で本来の姿を見る事はできなかった。

寺と神社、二つを参る前に、同じ額のお賽銭を投げた後

寺→「彼女ができてディズニーランドにいけますように」

神社→「彼女ができてディズニシーにいけますように」

とお願い事をして、どっちの願いが叶うか。なんて三流のYouTuberが考えそうな企画が浮かんでいたのだが、炎上どころか天罰が下ってしまいそうだからやめた。

それに神聖な場所に赴くと不思議と穏やかな気持ちになる。手を合わせ「これらも頑張るので見守っていてください」と心の中で呟いた。

二つ回るのに二時間も掛からなかった。楽しかったし茨木の名所を知る事ができた。

来月はどこに行こうか

#茨木 #寺 #神社 #大学生活

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?