情けは人のためならず!ありがとうは幸せの第一歩
こんにちは。ありがとうおじさん3日目のあんでぃです。
ありがとうおじさんになった経緯はこちらから。
とにかく感謝をし続ける。
ことあるごとに「ありがとう」を言い続けています。
でもね、10代の若かりし頃の私だったら、おそらくこう言っていることでしょう。
「感謝をするなんて綺麗事だ!」
なんて。
うん、確かに。
ありがとうで幸せになれたら苦労しないです。
でも、ありがとうを言い続けるだけで本当に幸せになれるとしたら…?
生まれたきたこと自体が有難い
そもそも、ありがとうの語源をご存知でしょうか?
とっても気になったので調べてみると、ありがとうは仏教の「盲亀浮木(もうきふぼく)のたとえ」というお話からきているそうです。
ある時、釈迦が、阿難(あなん)という弟子に、
「そなたは人間に生まれたことをどのように思っているか」
と尋ねた。
「大変、喜んでおります」
と阿難が答えると、釈迦は、次のような話をしている。
「果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいる。
その盲亀が、百年に一度、海面に顔を出すのだ。
広い海には、一本の丸太ん棒が浮いている。
丸太ん棒の真ん中には小さな穴がある。
その丸太ん棒は、風のまにまに、西へ東へ、南へ北へと漂っているのだ。
阿難よ。百年に一度、浮かび上がるこの亀が、浮かび上がった拍子に、丸太ん棒の穴に、ひょいと頭を入れることがあると思うか」
阿難は驚いて、
「お釈迦さま、そんなことは、とても考えられません」
「絶対にないと言い切れるか」
「何億年掛ける何億年、何兆年掛ける何兆年の間には、ひょっと頭を入れることがあるかもしれませんが、無いと言ってもよいくらい難しいことです」
「ところが阿難よ、私たちが人間に生まれることは、この亀が、丸太ん棒の穴に首を入れることが有るよりも、難しいことなんだ。有り難いことなんだよ」
と、釈迦は教えている。
引用:1から分かる親鸞聖人と浄土真宗
そもそも人間が生まれてきたこと自体が、「有り難い」ことであるということなんですね。
ありがとうを伝えあう文化
ちなみに、私が勤務している会社では、ありがとうを伝え合う取り組みをしています。
とある目安箱のようなものに、感謝の気持ちを書いたメモを投函するというものです。
自分宛にメモが届くと、自分では何気ない、ちょっとしたことで感謝されるので、誰かの役に立てているんだ〜と実感でき、単純に嬉しく思います。
しかし、取り組みを続けていく中で、ありがとうを伝える側の方がメリットがあるんでは、と実感するようになってきました。
毎回、メモを書こうと思った時に、同僚の行動を振り返ります。
「あ、あの時にAさんの手助けが助かったよな。」
「Bさん、いつもみんながやらないところを綺麗に整頓してくれているな。」
「Cさん、いつも明るく笑顔で挨拶してくれるから気持ちいいんだよね。」
みたいに思っていると、ふと気づくんです。
「俺って、同僚に恵まれているなぁ」
そう、今この職場で働いていること自体が有難いと思うようになるんです。
たくさんの人の好意に囲まれて、仕事ができている自分。
これって、とっても幸せなことなのではないか?と。
ありがとうを伝えることの本当の意味
そう考えてみると、ありがとうを伝えることは、自分が恵まれていることに気づく訓練なのではないでしょうか?
幸せになるなんてよく言いますが、幸せになると言っている時点で、今は幸せではないことを認めていることになります。
しかし、大事なのは、すでに今そこにある幸せに気づくこと。
「私は幸せである」と感じること。
その第一歩がありがとうを伝えて、自分が恵まれていると気づくことなのでは?
と思うのです。
つまり、ありがとうおじさんが目指すべきところって、
ありがとうと言葉に出す
何がありがたいのか頭の中で探し出す
ありがたいことが浮かんでくる
幸せであることに気づく
という思考の流れなのかと。
情けは人のためならずという言葉。
これの本当の意味は、情けはめぐりめぐって自分に返ってくるよ、ということ。
ありがとうを伝えれば、巡り巡って自分が幸せであることに気づくよ、ってことなんでしょうね。
うーん、そう考えると、ありがとうおじさんになること、めっちゃワクワクしてきましたよ!
ちなみにありがとうの反対はなんでしょう?
ここまで読んだらなんとなく想像がつきますよね。
そう、答えは「当たり前」です。
食事を作ってもらって当たり前。
洗濯してもらって当たり前。
一緒にいてくれて当たり前。
当たり前のものがなくなった時に初めて気付くんですよね。
どんなに大切なものだったか。
常日頃から今の生活がありがたいと思えること。
これが幸せであることの第一歩ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝!
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