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コンプレックスこそ神様が与えてくれたチャンス!

「コーチングとは、クライアントに寄り添って、クライアントが望む未来に向かって伴走する馬車である。」

コーチングの定義をこのように聞いたことがあります。

まさにその通りだな、と日々感じています。


コーチングセッションでは、まずは「クライアントの望む未来」をしっかり見定めます。

そして、望んだ未来の理由・きっかけを探りに過去の体験を振り返っていくのですが、気づいたことがあるんです。

それは、

コンプレックスこそモチベーションの源泉

ということです。


望む未来とそのきっかけは2種類ある

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望む未来は人それぞれですが、そのきっかけも人それぞれです。

個人事業主の方が、「集客したい」と思っていると仮定して、考えてみます。

過去に素晴らしいサービスを体験した

というようなポジティブ体験がきっかけのケース。
この場合、素晴らしいサービスを提供するために集客をしたいと思っています。

一方、

ターゲット層が違うから、クレームが多い

というようなネガティブ体験がきっかけのケース。
こちらは、クレームを避けるために集客をしたいと思っています。

集客をしたいと一言で言っても、
ポジティブ/ネガティブな過去のきっかけで、
手に入れたい未来/避けたい未来の二種類が存在するのです。


ネガティブな状態を避けたい思いは強い

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二種類ある望む未来とそのきっかけ。

その中で特にエネルギーが強くなるのはどちらでしょう?

私は断然、ネガティブな体験だと思っています。


例を変えてみましょう。

20代のうちから薄毛で悩んでいる友人を想像してみてください。


彼の仕事っぷりは順調です。
仕事内容も気に入っており、上司からの評価も高い。

しかし、彼には悩みがあります。
会社に行ったり、合コンに行ったりするたびに、周りの人の視線が気になるのです。
いつも自分の目より上に行っている気がする。
いつでもどこでも、人が自分の頭に注目しているように感じるのです

どうにかしたいと思います。
仕事から帰ると、ネットで薄毛治療の情報を探し、いろんな育毛剤を試します。
洗面台の前に経ち、効果がないことに気づきため息がでます。
ついに大枚をはたいて薄毛治療のクリニックに通い出します。


彼の行動をみてどのように感じるでしょうか?

彼は仕事以外の時間、ほとんど薄毛解決の時間に費やしています。
薄毛を受け入れる器の大きさがあればいいでしょうが、なかなかそんなわけにはいきません。

しかし、よくよく考えてみれば、
彼が薄毛解決に向けて行っている行動は、
「薄毛を見られる状態を避けたい」
というネガティブな未来を避けるために行っているのです。


コンプレックスこそ神様が与えてくれたチャンス

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薄毛という例を取り上げましたが、これは私が20歳頃に本当に悩んだことでした。
周りからも冗談で指摘され、かなり傷つき、どうにかしたいと悩んだのです。

ただ、このようなコンプレックスというのは、かなり強力な動機付けになりえます。


一度振り返ってみてください。

めちゃくちゃ悩んだ経験。
痛みを伴う経験。
枕を涙で濡らした経験。

そんなネガティブでコンプレックスを伴うような経験は、自分の行動を推し進める原動力になるのです。

そのときはそう思えないかもしれないけれど、
後になって振り返ってみると、
あの経験があってよかった!と思えること。
そんなコンプレックスを伴うような経験。

もしかしたら、神様が与えてくれた素敵なきっかけなのかもしれません。

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