”ゴネ得”は本当なのか(全文無料)
書き散らし回。
やりたくないことはやらなくてもいい、なのか
ゴネ得という言葉があります。ごねただけ得をすることで、黙っているよりもゴネたほうがいいという意味です。果たしてこれは本当でしょうか。
世間は非合理的な業務は断ることが正しいという風潮が加速しています。これ自体は悪いものではありません。でもそれで本当に得をしているかどうかは分かりません。
世の中そんなに単純ではない
ゴネ損
ゴネ損という言葉はないが、それに近いものはあると思います。ゴネることで得をしたように思えても目に見えない損失をしていることは大いにあります。まずメンタルが疲弊します。これは個人差があるがゴネたら当然相手は嫌な態度を示すことがほとんどです。相手に嫌な態度をとられたらメンタルは疲弊します。これは損です。もちろんほとんど疲弊しない人もいます。でもそんな人でもゴネ損はあります。ゴネることで確実に評価が下がります。「この人はゴネる嫌な人だ」と思われることはトータルで見るとマイナスになることが多いです。もちろん面倒だと思われてもゴネたほうがいいサービスを受けられることもありますがそれよりも「いいお客さん」だと思われた方が最終的にはいいサービスを受けられるのではないかと私は思います。
非合理的な業務を断る、権利を主張する社員は得なのか
SNSでもネットでも非合理的な業務を断ることは称賛されます。
言ってることは正しいですが、まともに社会で働いたことがある人なら仕事がそんな単純に回らないことは分かってます。ネットのことを真に受けてはいけません。
リアルにこういうことをすると損をします。繁忙期に休みを取れば評価は下がるし、飲み会に全く行かなければ行く人よりも仲良くなることはないですし、人事に報告ばかりしてくる社員は「面倒な社員」と思われて評価が下がります。それらの損を分かったうえでそういった振る舞いをやるならいいですが、それを上手な立ち回りだと思ってやっているとしたらバカです。「こんなの間違っている、おかしい!」と言っても世の中はそういうものです。
ネットに毒されたバカにならないように気を付けましょう。ネットは単純で分かりやすいものがウケますが、世の中はそんなに単純ではありません。
まとめ
消費スピードが加速してモノも情報も娯楽も飽和している現代は、コスパとタイパがもてはやされる時代です。でも短絡的、短期的な視点だけで損得を考えるとトータルでは損をしていることもあります。
一見非合理で損しているように見えても実は大事なことがあります。そこでゴネずに歯を食いしばってみましょう。将来役に立つことがあるかもしれません。
2024/6/26 アンディ
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