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仮説思考のススメ

仮説を立てるのが好きだ。

気になったり、引っかかったことがあるとその理由を勝手に想像し始めている。それがしばらくすると自分の中で仮説となり、仮説が正しいのかを色々調べたりして検証し始める。そして検証の結果、仮説が正しいと思えばそれで追求は終わり、別のことに取り掛かる。毎日そんな感じ。

これを仮説思考と呼ぼうと思う。

目下、合気道の稽古で仮説思考を使いまくっている。まず先生のように技ができない自分を認識する。そして先生と自分の違いを考える。この自分なりの理由が仮説となる。

先生だからできて当たり前で、自分は未熟だからできなくて仕方ないという思考では成長はできない。先生と自分を線引きしてはいけない。先生は今の自分の延長線上にいると考え、そこに自分が行くためにはどうすればいいのかを考える。

そうやって観察していると何かしら気づきがある。その気づきを自分なりに精査していく。これも仮説思考。稽古は週一なので次の稽古まで仮説を固めることに労力を費やす。腕の動かし方であれば、仮説を元に何度も動かす。

そして、実際の稽古で検証をする。

大抵は温めてきた仮説は一瞬で瓦解する。間違っていたという結果で。それなりに凹むが、それで仮説思考をやめたりはしない。仮説の何が違っていたのかをさらに考える。また、立ててきた仮説とは別の気づきがあると、それにも新たに仮説を立てる。場合によっては古い仮説はほっておいて、新しい仮説ばかり取り組むこともある。

そして時には新しい仮説を固めてるうちに古い仮説の間違いが見つかることもある。なので、一つの仮説にこだわったりはしない。たぶん合気道においてこの仮説思考は一生続くような気がしている。成長に応じて見える風景が変わり、抱える課題も変わるから。

でも仮説思考は続けることに意味がある。仮説することがなくなったら人生上がりだし、つまらないから。



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