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マッチングアプリマーケティングのススメ

マッチングアプリを始めて約1ヶ月。右も左もわからない手探り状態で始めたけど、仮説&検証の「マーケティング視点」で取り組んだ結果、それなりに見えてきたものがある。

まず基本として、プロフィールは相手目線で充実させなくてはいけない。

写真は相手からどう見えるか、文章は相手からどう思われるかが大事で、これが自分視点だとイタい奴になってしまうことも(男性だけでなく女性も)。例えば至近距離の自撮りとかは、よほどイケてない限り、男・女構わずちょっと気持ち悪い。文章でスクリーニングをかけることもできる。こういう人は苦手とか、こういう人が好きとか。それにより無駄な”いいね”のやり取りを回避できることもある。

さて、登録当初はニューカマー的にページ上部に掲載されたりして、多くの人の目に触れるためか、こちらのプロフィールを見に訪れる人がそれなりに多い。いわゆる”足跡”というやつだ。これが1ヶ月ぐらいすると途端に減る。なので、勝負は最初の1ヶ月と思ったほうがいい。

登録当初は相手からマッチングを求めてくる”いいね”もそこそこくる。これに答えるとマッチング成立で個別のやり取りが始まるわけだ。

あなたが男性なら、たぶん、いやきっと間違いなく、この最初の”いいね”のうちのいくつかは、運営側のサクラ(もしかしたらAIかも)が送ってきていると思う。それはマッチングが成立した後、メッセージのやり取りをするためには男性は、”有料会員”にならないといけないからだ。

つまり、マッチングしない限りはオプションを使うなどしない限り”無料”で相手の写真やプロフィールを見るなどのサービスは受けられる。なので運営側としては、何としても”有料会員”になってもらわないと困る。ちなみに女性はメッセージのやり取りは”無料”でできる。なので女性は余程でないと”有料会員”にはならない。つまりこれは世の中の男女間ビジネスに共通した男性が女性の分を支える仕組みである。

さて、この仕掛けがわかれば「戦略」が見えてくる。

まずは”無料会員”のままできるだけ多くの人のプロフィールを見て、”足跡”をつけまくる。犬のマーキングと同じだ。僕(私)はここにいますよ!と存在宣言をしまくるのだ。

同時にいいなと思った相手には、手持ちの”いいね”(有限である)を使ってアプローチをしまくる。2、3日で”いいね”を使い切るぐらいの勢いでやっていいと思う。そしてあとは巻いたエサに相手が飛びつくのを待つ。

ここで全然マッチングが成立しないようなら、”有料会員”にはならなくてもいい。というかなっても意味がない。マッチングアプリで異性と出会うのは厳しいという判断をくだしてもいいと思う。気をつけたいのは前述のサクラからの”いいね”だ。これは相手のプロフィールをよく見て、本物かどうかを精査したり、相手とやり取りをしたいかどうかを見定める必要がある。なにせその”いいね”は、あなたを”有料会員”に引き込むトラップなのだから(仮説だけど)。

さて、幸いにもいくつかの”いいね”をもらったり、”マッチング”が成立したなら、晴れてここで”有料会員”を申し込む。ただ、期間は3ヶ月ぐらいが妥当だと思う。1ヶ月ではやり取りしてるうちに会わずに終わってしまったり、期限切れ間近で好みの相手に出会う可能性もあるからだ。

ならば3ヶ月とか中途半端な期間ではなく、半年や一年にしたらいいのでは?と思うかもしれないが、それは違う。なぜなら精神的に持たないからだ。マッチング活動は就活と似ている(なので活動と名付けた)。就活もネットで企業を探し、いいと思ったとこにアプライし、選考に進む。選考結果に一喜一憂し、活動期間が長引けば精神的に摩耗していく。この流れはマッチングアプリでも同じ。

もし疲れてしまったら一旦休むことをおすすめする。でも、アプリには毎日ログインをし続ける。毎日ログインすることで”いいね”をもらえるからだ。”いいね”貯金だ。そして疲れが和らいだらまた再開すればいいのだ。溜まった”いいね”を使って。

1、2ヶ月経過したら、別のマッチングアプリの登録をする。複数アプリの登録をすすめる人が多いが、最初に複数のアプリを同時登録をしてしまうと気持ちと時間が追いつかないからだ。一ヶ月ぐらいして慣れたら別のアプリを登録し、先のアプリで積んだ経験を生かすのだ。都合3つぐらいのアプリを登録し、3、4ヶ月ぐらい活動をしたら、相手が見つかろうが見つかるまいが、活動は終了したほうがいいと思う。就活だと就職先が決まらずにやめることはできないけど、マッチング活動は別にやめても死ぬわけじゃないから。

さて、やり取りがうまく進んで実際に会うことになったら、あとはアプリは関係ない。相手と向き合うだけだ。もちろん会うまでのメッセージのやり取りはそれなりのテクニックが必要だが、それは多くのサイトで紹介されているし、セオリーというものは実は存在しないと思う。こちらの思いよりも相手の思いが強ければ、普通にやり取りしてるだけで、流れはうまく進む。相手よりこちらの思いが強ければ、基本的に難しいだろう。それはオンラインだろうがオフラインだろうが関係なく同じだ。

というわけで、マッチング活動一ヶ月。まだまだマーケティングは続く。



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