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愚直な歩みが咲かせた花【田中謙吾選手の引退に寄せて】

11月10日、2024J2リーグ最終節、ザスパ群馬戦。 躍進を遂げたチームの最終戦であるとともに、GK田中謙吾選手の、引退試合でもありました。 練習での厳しい姿勢。ベンチから熱くチームを鼓舞し、仲間のゴールには真っ先に駆け寄り、笑顔で祝福する姿、そして出場時の見事なシュートストップ…出場試合数以上の貢献と存在感を感じる選手でした。 どのような立場でも、本人の座右の銘の通り「愚直」に役割を果たそうとする姿勢に、私を含めた多くのファンが、尊敬の念を抱き、愛したはずです。 今

    • もう一度息吹を感じたい【アウェー清水戦を前に】

      2024J2リーグ、第36節水戸戦での敗戦により、目標としていたプレーオフ圏内進出の可能性が消滅しました。 しかし、今シーズンはまだ終わりません。今週末、アウェー最終戦となる、第37節清水戦を迎えます。 シーズン終盤、もどかしい戦いが続きました。そうしている内に、プレーオフ進出も逃しました。 物事の印象は、ラストが決めます。 この閉塞感と落胆の中で、シーズンを終えたくありません。 ホームでの優勝決定のかかる、アウェー清水戦。これ以上無い、挽回の機会です。 厳しい戦

      • 息吹はどこから生まれるのか?【LAST3GAMESに寄せて】

        2024J2リーグも35節を消化し、3試合を残すのみとなりました。 前節、岡山戦での敗退により、数字上の可能性は残るとはいえ、プレーオフ進出は非常に厳しい状況です。 そのような中でも、次節水戸戦のチケットはほぼ完売し、SNSにもポジティブな声が溢れています。 またクラブ側も、ラスト3戦専用のポスター、PVの作成や、連日にわたりVOICEを公開するなど、ファン、チーム共に、厳しい状況を前にしても、期待と熱を失ってはいません。 何故これほど熱狂させられてしまうのか?魂の息

        • 愛しきロングフィード 番外編〜ハワスタにおけるブーイング、ヤジ、声援について〜

          *本記事は、照山選手への惜別記事の番外編で、長崎戦で話題になったブーイング、そこから派生してのヤジや声援に関して、個人的に感じたことや、考え等をまとめたものです。 本編はこちらから ○「ホームの圧力」は是。「誹謗中傷」は否 この記事では、照山選手が凱旋した長崎戦で話題となった、ハワスタにおけるブーイング問題について、取り上げてみたいと思います。 前提として、私個人としては、チームと共に成長してきたいわきFCファン・サポーターの雰囲気は、他にはない素晴らしいものだと思い

        • 愚直な歩みが咲かせた花【田中謙吾選手の引退に寄せて】

        • もう一度息吹を感じたい【アウェー清水戦を前に】

        • 息吹はどこから生まれるのか?【LAST3GAMESに寄せて】

        • 愛しきロングフィード 番外編〜ハワスタにおけるブーイング、ヤジ、声援について〜

          愛しきロングフィード 〜照山颯人選手への惜別〜

          2024J2リーグ第31節、ホームで迎えたVファーレン長崎戦。この試合には、在籍僅か半年で移籍した、照山颯人選手も出場しました。   在籍時にはチームの中核として攻守に活躍を見せた同選手。個人的に、今年のチームでは、谷村選手と並び最も頼りにしていた選手でした。 その彼が、対戦相手として帰ってくる… 移籍前後から試合までの心境を、ホームタウンの一人の住民、かつ照山選手に魅せられたファンの一人の目線から、記してみます。 記事公開の順番を差し替えたこともあり、試合から時間が経

          愛しきロングフィード 〜照山颯人選手への惜別〜

          なぜいわきFCに感謝するのか?

          「浜を照らす光」とは何か? 光は浜の何を照らしているのか? なぜ、ただのスポーツクラブに、感謝の気持ちを抱くのか? いわきFCサポの鹿児島遠征に密着したYouTubeを見て、いわきを離れた方や、いわきに縁が無かった方が、いわきFCを通して、いわきとの繋がりを保ち、帰省のきっかけとなり、果ては新たに興味を持つことに繋がっていることを知りました。 また、前回の記事に書いた通り、ホームタウンの住民にとっても、地元に目を向けて、誇りを新たにする契機となっています。 いわきFCが

          なぜいわきFCに感謝するのか?

          いわきFCを通じて感じていること

           はじめまして。いわきFCを応援している「Andy」です。チームのホームタウンに在住しています。  昨年から本格的にいわきFCを応援するようになりましたが、大きな感動や興奮と共に、さまざまなことを感じ、考えるようになりました。  せっかくのポジティブな思いを、頭の中に留めておくだけでは勿体無いと思い、ここで書き記していきたいと考えています。  今後、サッカーの内容についてや、現地での観戦記なども書いていきたいと思いますが、まずは、いわきFCが、地域や、自分を含めたホーム

          いわきFCを通じて感じていること