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若草物語のこと。Littel Women

Amazonプライム映画で配信されている
『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』観ました。

若草物語とは

オルコット作、1869年出版社の原作『若草物語』は150年の時を超えてのベストセラー。
映画も本編と続編までの2冊の内容が過去と現在が入り乱れた構成になっているので、原作ファン向けかなと思います。
私は続編までしか読んでいないのですが、今回映画を観たことで第3作、4作も読みたくなりました。

子供時代、ハウス食品世界名作劇場でやっていた
「ナンとジョー先生」も、若草物語の後続の作品だったんですね。

物語と登場人物

古き良きアメリカの小さな女性たちの日常。
世界は少しづつ変化していて、
自分の人生が結婚だけではない、ということに、
女性自身が目をむけ考える時代に差し掛かっていました。

素敵な家庭を育む、というのも大事ですけどね。

・マーチ家
父 南北戦争に従軍
母 娘たちと共に家を守り、貧しい人たちを気遣う

長女メグ 幸せな結婚を望む 女優の素質あり
次女ジョー 文才に長けた勉強家、現代女性
三女ベス 穏やかにたたずむ音楽家、
四女エイミー 器用な芸術家、

それぞれ個性的…
 というよりも、同じになる方が珍しいでしょ。
 
兄弟姉妹、そっくりそのままなんて見聞きしたことないよ。
この当たり前を書いたことが、この作品がベストセラーである所以なのでしょうね。


彼女たちと関わる重要なキャラとしては
お隣に住むお金持ちの男の子、ローリー。
この子がもう初めからジョーにぞっこんなんです。

彼とジョーの関係が年齢と共の複雑になっていくところが、小説としても面白いのです。
もちろん映画でも描かれています。

ジョーを シアーシャ・ローナン

ローリーを ティモシー・シャラメ がそれぞれ演じていて、彼らの透明感が本当に役にピッタリ。 

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劇場で観たかったな〜

私的ポイント

私は、三女ベスが好きです。
はにかみ屋で、自然や音楽が好きで、できれば1人ゆっくり過ごしたい人。
でも、家族や人を思いやる気持ちは誰よりも強い。

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彼女からもらう優しさと勇気は、世代を超えます。

それと末っ子のエイミー。

過去の映画ではエリザベス・テイラーが演じたこともあり、"THE 華!"というイメージがあったのですが、今作ではフローレンス・ピューがどっしり演じていて頼もしかった。ちょっと生意気な芸術肌の現代っ子感がぴったりでした。
ブラック・ウィドウの妹役でもばっちし決めてたし。

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メグはエマ・ワトソンが可憐に演じていました。
イメージはちょっと弱かったのですが、メグのキャラ設定上しょうがないかな、と。

長女って、置いていかれること、多いよね…(ハーマイオニーが抜けないな〜)

アカデミー賞にも複数ノミネートされた今作。

女性監督による女性の生き方を題材にした作品が評価されるのは、やはり同じ女性として嬉しいもの。

続編もやってくれないかな〜


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