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店舗開発ってどんな仕事?「行ってみるまでわからないのが面白い」

日本全国どこのエリアでも買い取りできるように店舗展開を目指しているand TRUNK。今回は実際に店舗開発に携わる2名の社員に、店舗開発に関するあれこれを伺いました。難しいところや面白いところ、どんな人が向いているかなど、リアルなエピソードも交えてお届けします。

有澤明:長野・高崎店エリアマネージャー
熊谷文貴:人事部所属、静岡店エリアマネージャー兼務
清水直人:人事部部長

出店前には想像していなかったことが起こる


-新規出店はどのような流れで進むのでしょう

有澤:幹部合宿が年2回ありまして、そこで次の出店場所をみんなで絞り込んでいきます。出店基準は大きく2つあり、1県だけでなく近隣県3県くらい行ける場所であることと、広告媒体として紙面が強いエリアであること。木原社長がこれまで構築した横のつながりや広告媒体会社さんからの情報をもとに精査していきます。あとは当社のマーケ部が行うエリア別の広告反響のデータ分析も重要な判断材料です。

熊谷:物件を契約してから2週間弱で開店に向けた準備を進めます。ライフラインの契約や運送会社の手配など、細かい仕事をもれなく行わなければなりません。オープン日から前倒しでスタッフの採用も進めなければいけませんし、かなりやることは多いですね。静岡店開店の時は開店日まで物件に入れなかったので、アルバイトスタッフの面接を喫茶店で行ったり、状況に合わせた臨機応変さも求められます。

-新規出店の難しさはどんなところにありますか

有澤:事前にもちろん情報収集をしているものの、出店してみないとわからないことがあるのが一番難しいところです。出店前には想像していなかったことが起こる。例えば、私は宇都宮店(すでに閉店)の出店に関わったのですが、ここは求人広告を出しても思うように人が集まらず、なんと開店から半年間私一人でやっていました。完全に宇都宮エリアは有澤一人のテリトリーみたいな(笑)。

さらに、他の店舗だとだいたい時期によって問い合わせの波があるんですが、宇都宮は年間通して全く波がない。売り上げが上がる見込みも非常に立てづらく、コストだけが嵩んでいく。赤字の状況が続いて閉店となってしまいました。いつかは立ち直るだろうという根拠のない期待を持っていたのも敗因だったと思います。

こういった経験を踏まえ、長野店の出店を担当した時には細かく試算をして、コストをかける上限を決めてから臨みました。人件費に関しては適正な人数を突き詰めるように、かなり気にしましたね。

熊谷:その土地で採用したスタッフとのコミュニケーションには相当気を使います。特にアルバイトスタッフは土地の主婦の方や女性が多いので、例えばお菓子を交換したり、男性はあまりしないようなコミュニケーションでも積極的に行うようにしています。実際にアルバイトスタッフ間のトラブルが原因で一気に人が辞めたりということも過去にあったので、そういう場合は残ったスタッフのケアもしなければなりません。普段からコミュニケーションを絶やさず、何かあったときもやはりコミュニケーションで対応するのが求められます。

また、新人査定士は慣れない業務でヘトヘトになって帰ってくるので、最初に過度の負担をかけてしまうのは健康面でもモチベーションの面でもよろしくない。最初はあまり業務を増やさないようにして、負担なく仕事に慣れてもらうのが続けてもらう上で大切です。お店自体が通常運行できるまでに半年くらいはかかるイメージですね。

責任感を持って視野を広く持てるかどうか


-新規出店業務の面白いところを教えてください

有澤:何もないところからお店を作り上げていくので、責任を持って業務を進めることにやりがいを感じます。開店後も店舗を運営できるようになるまでの体制づくりが大変なんですが、自分が成長していることを実感できるのが面白いです。

熊谷:新しい土地に行って、新しいスタッフと出会い一緒に仕事をするというのは新鮮ですし、やはり人生の楽しさを感じられる経験だと思います。新店だと教育面でうまくいかないことがあったりもしますが、そこは先ほども申し上げたコミュニケーションや「伝え続ける」ということで乗り越えていきます。

あとは、やはり行ってみるまでわからないというのも面白い部分ですね。例えば静岡店はYAMAHAやKAWAIがあるので楽器の買取が多いかと思っていました。しかし、実際は人口密度が高くて住居が小さいことから、小型の製品、特にカメラの買取ニーズが非常に多かった。富士山があるので撮影したいという方も多いんです。東京や横浜からの移住者も多いので、他の県よりも人付き合いの感覚が都会的だったりとか、そういうのも驚きだし土地による違いは新鮮に感じます。

-新規出店業務はどんな人が向いていると思いますか

有澤:お金と時間の管理をきっちりできる人が向いていると思います。とにかくやらないといけないことが多いので、ざっくりすぎると何をやっているかわからなくなったり、忘れることが多い。細かく予定を立てるスキルは重要です。

熊谷:責任感を持って視野を広く持てるかどうか。店舗立ち上げにおいては問題しか起きないので、そこに身構えて柔軟に対応する必要があります。あとはトラブルを乗り越えるために、周りのスタッフや幹部に協力してもらう姿勢も大切です。

知らない土地で店舗を立ち上げることで、とても大きな経験値を積める


-清水さん、まとめをお願いします

店舗立ち上げは、業務負荷がかなり大きい業務です。慣れないアルバイトさんの終わらなかった仕事や通常業務時間内でできなかった業務を残業してやらなければいけないことはあります。ある意味、自己犠牲の精神は必要になるかもしれません。もちろん、残業代はしっかり支給しますし、そこは安心していただければと。

最近では店舗がない県からの応募や採用も増加中で、「一拠点に長くいるよりいろんな土地に行って挑戦したい」という子が多いのを実感しています。いろんな土地でそこでしか触れられないものに触れられるというのは楽しみの一つだと思いますし、地元から遠く離れることで人として成長できる。and TRUNKの総合職は全国どこでも勤務できる可能性があるので、自分の可能性を広げる意味でもぜひ挑戦してほしいですね。知らない土地で店舗を立ち上げることで、とても大きな経験値を積めると思います。

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