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インクルーシブ政策への意見 - 東大阪市

#障害者スポーツ であるとされる #ウィルチェアスポーツ に関する記事です。
ウィルチェアスポーツとは、車いすに乗って行うスポーツのことです。

下半身を固定して上半身を激しく動かすのでから、上半身で生じた物理的な波を腰の骨で吸収することになります。
健常者がウィルチェアスポーツを行うと、腰を悪くするのではないかと懸念します。障害者は、下半身の機能が重症化すると懸念します。
高齢者の場合、確実に腰を痛めるでしょう(推測)。
でも、スポーツなので、重症化しても、自己責任だということです。
そういうことを知らない場合、騙されただまされたと後悔するかもしれません。

#東大阪市 の計画(案)の「ウィルチェアスポーツ推進事業」の説明は次のとおりです(2023年1月時点)。

ウィルチェアスポーツ推進事業
花園ラグビー場に隣接するウィルチェアスポーツコートを拠点に、障害の有無や年齢、性別の違いにかかわらず誰もが共に楽しむことができるインクルーシブなスポーツとしてウィルチェア(車いす)スポーツを推進します。

2023年3月策定予定の東大阪市都市計画マスタープラン(立地適正化計画)(案)における「ウィルチェアスポーツ推進事業」に関する説明文
2023年3月策定予定の東大阪市都市計画マスタープラン(立地適正化計画)(案)

そんなに素晴らしいのであれば、東大阪市役所の職員がどっぷりハマってやってみれば良い。

この事業に対する、 #パブリックコメント (パブコメ)における私の意見は次のとおりです。

「障害の有無や年齢の違いにかかわらず誰もが共に楽しむことができる」としながら、ウィルチェアスポーツは誰もができるものではありません。
実際に参加できるのは、スポーツに興味があり、若くて、車いすを利用可能な、運動ができる人達です。
また、雨天では実施できません。
このような、利用することが限定されている事業をインクルーシブなどと言えるわけがありません
真のインクルーシブを目指すべきであり、車いすやスポーツという制限を排除すべきです。
また、この事業はSDGsとは何の関係もありません。逆に、車いすやスポーツなどの条件があることから、市民を分断しており、SDGsに反した事業です。

パブコメにおける私の意見

上記意見を何度読み返しても、正論だと思う。

本計画(案)の第2章ではSDGsを掲げている。

2023年3月策定予定の東大阪市都市計画マスタープラン(立地適正化計画)(案)の第2章

ウィルチェアスポーツは、イメージだけだと、役所がインクルーシブを標榜していることもあり、SDGs だと勘違いをしてしまう。
しかし、SDGsへの向き合い方 をよく考えて欲しい。
「スポーツを通じて」ということは、スポーツをしない人は参加しない・できないということだ。腰を痛めることを懸念する人は参加しない。
そんな参加者限定型事業をインクルーシブなどと言えるわけがない。

上記パブコメ意見に対する「本市の考え方」は次のとおりNo.16です。

(画像)「本市の考え方」 意見No.16

No.16の「本市の考え方」には「No.15と同様」と記されています。

(画像)「本市の考え方」 意見No.15

No.15における「本市の考え方」は次のとおりです。

 スポーツの裾野を広げ、人を呼び込み地域活性化を進めていくことはまちづくりに必要であると考えておりますので原案通りとさせて頂きます。
 頂いたご意見はスポーツに対する多様な考え方のひとつとして今後の施策検討の参考とさせて頂きます。

私のパブコメ意見に対する「本市の考え方」

私の質問を完全に無視した回答です。
これが、東大阪市役所のインクルーシブに対する態度ですよ!

そこで、意見陳述の場を変え、私は、2023年1月26日に開催された公聴会で意見を申し上げました。

#公聴会 で、私は、ウィルチェアスポーツに関して4点の意見を申し上げました。その4点のうち、第1点目及び第4点目は上述の意見に含まれています。次に、追加して述べた意見を2個掲載しておきます。

第2点目:「本市の考え方」について
 2022年12月28日に市が公表した、パブリックコメントに対する「本市の考え方」の「意見ナンバー15」では、本事業について、「人を呼び込み地域活性化を進めていく」と記しています。
 これでは、ウィルチェアスポーツを愛好する人達だけを呼び込むことになります。また、ウィルチェアスポーツによって地域活性化になったという実感はありません。
 障がい者や高齢者などに対しては、生活をする上での不自由さを取り除く施策が重要であって、ウィルチェアスポーツのような趣味・娯楽に関する事業は不要不急です。

公聴会での私の意見 その2

 

第3点目:説明のすり替え
 本都市計画における「ウィルチェアスポーツ推進事業」の説明には、インクルーシブについて記されており、地域活性化については何も触れていません。
 これについてパブリックコメントにて「意見ナンバー16」を申し上げたところ、「本市の考え方」は「意見ナンバー15と同様」であると記され、その「意見ナンバー15」には地域活性化を進める趣旨の回答が記されていました。そこにインクルーシブに関する回答はありません
 インクルーシブについて回答をすべきであるにも関わらず、地域活性化について回答をしています。説明をすり替えています。
 つまり、東大阪市役所は、障がい者や高齢者に関するインクルーシブについて、本当は何も考えていない、ということです。

公聴会での私の意見 その3

ここまで書いて、疲れてきたので、公聴会における東大阪市役所からの回答は続編にします。


続編は、次の記事です。


(参考)大阪府における対応は次のとおりです。

障害者スポーツに対する私の考え方は次のとおりです。

以上

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