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「スマホ」という趣味が最高である理由13選

はじめに


筆者はかれこれ5年ほど、スマホオタクをやってきた。筆者のスマホオタクとしてのあり方は、その時々で様々であったし、必ずしも一貫性のあるものではなかった。しかし、スマホを愛し、スマホに夢中だったこの5年間、筆者はスマホという趣味から様々な影響を受け、その結果として今の自分がいるということに変わりは無い。本記事ではスマホという趣味によって受けた、良い影響について語っていきたい。

尚本記事の内容には、スマホオタクの多くが共通して受けている影響について取り上げたものも多い一方、あくまで筆者自身の経験を基にした内容であるため、スマホオタク全員に共通するとは限らない内容も多く含まれていることにご留意いただきたい。また、スマホオタクに限らず他の趣味にも共通する内容が含まれている場合もある。

①最先端テクノロジーと深い関わりを持っている

5G、IoT、AI…近年よく耳にする最先端テクノロジーは、全てスマートフォンと深い関わりを持っている。テクノロジーが進歩する原動力の1つとして、"人々の生活をより豊かにする"ことが挙げられるが、多くの人々の生活に最も寄り添っているデバイスは間違いなくスマートフォンである。従って、スマートフォンには新しいテクノロジーが次々と取り入れられ、テクノロジーはスマートフォンを介して人々の生活に浸透するのである。

最先端のテクノロジーについて理解を深めておくことで、目まぐるしく変化するこの現代社会の潮流についていくことができるだろう。スマートフォンに興味を持つことは、そのキッカケとなってくれるのである。

②最新の政治・経済の動向とも深い関係がある

スマートフォンが人々の生活必需品であり、消耗品である以上、スマートフォンが売れなくなることは無い。最近はスマートフォンを必要としているほとんどの人にスマートフォンが行き渡った結果、スマートフォンの販売台数が世界的に鈍化していると聞くが、それでも継続的な買い替え需要がある以上、衰退してしまうことは無いだろう。従って、スマートフォン市場は世界経済と密接な関係にあり、時には政治とも関わりを持つことがあるのだ。

最近スマートフォンが世界経済の影響を受けた代表例として、半導体不足や円安が挙げられる。これらの影響によって、日本におけるスマートフォンの価格が大幅に上昇したことを、多くの方々が身をもって体感しただろう。政治との関連については、Huawei問題が記憶に新しい。対立を深める米中関係だが、人々の生活に強く関係しているスマートフォンがその影響を受けてしまうことは、至極当然なのである。

政治や経済の動向を掴むことで、社会の構造に対する理解を深めることにつながり、それは現代社会を生き抜く糧となるだろう。スマートフォンへの関心は、そうした教養を身につけることにも繋がるのである。

③その他様々な、役に立つ知識を獲得できる


テクノロジーや政治・経済との関連を示したが、スマートフォンを知ることは他にも様々な知見を得ることにも繋がるのである。

例えば、世界的に有名なスマートフォンブランドのほとんどは、アメリカ・中国・韓国といった海外のものである。海外メーカーのスマートフォンの発表会は外国語で行われるため、外国語の知識を得ることに繋がるだろう。

また、スマホオタクはそうでない人々が知らないような、スマートフォンの様々な機能やアプリ、ライフハックを知っている傾向にある。そういった知識は日常の様々な場面で役立つだろう。

他にも、スマートフォンが不具合に陥った場合速やかに解決できたり、なんとなくスマホ以外のデバイスでも扱いに慣れるのが早かったり、など様々な役に立つ知識を得られるのである。

④他の様々な興味、趣味へのきっかけとなる


スマートフォンは様々な知見を得るキッカケになることを示したが、それはつまり他の興味に繋がるということだ。オタクは一般に閉塞的な思考になってしまいがちであり、それはスマホオタクも例外ではないだろう。しかし、ひとたび新しい1歩を踏み出そうとした時、スマートフォンはそのために協力してくれるだろう。

スマホオタクに必要なものはスマートフォンだけであるため、スマホオタクを続けながら、他の趣味を新たに始めることは比較的容易である。また、スマホオタクからカメラオタクなど別のオタクになった者も多い。スマホオタクでありながら、青春を謳歌することも可能だ。筆者はiPhone 13 Pro Maxを持っていたからこそ、ハイスペックなデバイスが要求される"原神"というゲームをすぐに始めることができたし、そのお陰でバイト先の友達も増えた。

スマートフォンは世界の様々なものと関係を持っているからこそ、スマホオタクはスマートフォンだけの小さな世界に留まることなく、他の様々な領域へと進出することができるのだ。

⑤親しい人々の役に立つ


上記のように、スマートフォンに関する知識は大いに生活の役に立つ。そしてその知識は、自身だけでなく周りの親しい人々の役にも立つのだ。

例えば月々の携帯料金の見直し、スマートフォン関連のトラブルの解決、機種変のアドバイスなど。

周囲に還元できる趣味ほど、やり甲斐のあるものはない…と筆者はつくづく思うのである。

⑥時と場所を問わず、24時間365日趣味を堪能出来る


スマートフォンという趣味を楽しむために、最低限必要なのはスマートフォンだけである。そしてスマートフォンは衣服のポケットに入れて、どこへでも持ち運ぶことができるだけでなく、意識せずとも日常の様々な場面で使用することを強いられる。スマートフォンという趣味を楽しめない時間など、片時もないのである。

⑦災害に遭った時でも、趣味へのダメージは少ない


地震や火事といった天災・人災に遭ったとしても、スマートフォンという趣味を中断する理由にはならない。

スマートフォンを手元から離れた場所に置くことは稀であるため、とにかくスマートフォンを持って避難することができれば、どんな状況であっても趣味を楽しむことができるし、趣味のために危険を冒す必要もない。

スマートフォンは究極に手軽な趣味なのである。

⑧QOLが上昇する


スマートフォンは、人々の生活をより豊かなものにするために存在している。従って、より優れたスマートフォンを持つことは、生活の質を上げるために少なからず貢献する。少なくとも、スマホオタクは旧型の機種を何年も使っていて、日常的に使うアプリでも起動するのに毎回数秒かかる…というような、随所でストレスを感じる日常とは無縁である。

より優れたスマートフォンを持っていれば、いつもプレイしているゲームをする時も、出先でたまたま見つけた美しい景色を撮影する時も、スマホで映画やドラマ、アニメを見る時も、他の人より少し快適で充実した時間を過ごすことができるのだ。

スマートフォンは趣味として楽しむことができるだけでなく、日常生活も彩ってくれる。こんな一石二鳥の趣味は他に類を見ないだろう。

⑨お財布への負担が少ない


スマートフォンは精密機器である以上、まともなスマートフォンを購入するためにはそれなりのお金が必要になる。従ってスマートフォンを購入することで成り立っているスマートフォンという趣味は、経済的な敷居が高い趣味だと思われがちである。

しかし、経済的な問題は工夫次第で解決することができる。そもそも、趣味以前にスマートフォンは誰もが持っているため、趣味を始めるためだけに予算を割く必要はない。仮に現在手持ちのスマートフォンが納得のいかないものだったとしても、また新しくスマートフォンを買うのだから、手持ちのスマートフォンを売って購入資金に充てることができる。

学生なら、スマートフォンは生活必需品である以上、親から1台は買い与えてもらえるケースも多いだろう。バイトができない学生にオススメなのは、まず親にそこそこのiPhoneを買い与えてもらえるよう交渉した上で、型落ちのハイエンドAndroidスマートフォンを中古スマートフォンショップにて1万円程度で購入する…というやり方だ。そこそこのiPhoneと型落ちハイエンドAndroidがあれば、自信を持ってスマホオタクを名乗れるだろう。

また、フリマアプリ等を上手く活用すれば、最新のスマートフォンを最低限の費用で、複数所持することができる。
筆者が約1年間、SIMフリーのiPhone 13 Pro Maxを使用するのにかかった費用はたったの5000円である。
発売日に13.5万円で購入したiPhone 13 Pro Maxを、iPhone 14 Pro Max発表の約2週間前に、iPhoneの買取価格10%up施策を実施しているゲオモバイルにて13万円で売却したのだ。iPhoneは特にリセールバリューが高いため例外的存在であるが、1年ほど使用したvivo X80 Proはメルカリで売却し、手数料を差し引いて1年間5万円で使用できた。vivoは特にリセールバリューが低いメーカーだが、それでも1年間カメラで遊び倒して5万円と考えれば、費用対効果はとても高いと言えるだろう。

勿論最初の購入資金は必要だが、1度買ってしまえば、中古スマートフォンショップやフリマアプリを上手く活用することで、ハイスペックなスマートフォンを格安で持つことができるようになるのである。

⑩興味が無くなってもダメージが少ない


万が一スマートフォンという趣味を辞めることになっても、経済的負担は少ない。そもそもスマートフォンは生活必需品であり、興味が無くなったからと言ってゴミになるものでは無く、余分なスマートフォンはジャンクで無ければそこそこの値段で売却することが可能だ。

⑪オシャレな趣味にカモフラージュできる


スマホオタクは、間違いなくオタクの中でもマイナーであり、故に自身がスマホオタクであることを公言すると、相手も反応に困ってしまう。

筆者はそのような状況を回避するため、初対面の相手には、自身が"スマホオタク"ではなく"写真撮影が好きな人"であると伝えている。最近は一眼やコンデジなど専用のカメラを持っていなくても、スマートフォンで気軽に写真撮影を楽しむ人が増えている。スマホオタクもそこに上手く乗っかることで、相手にオシャレな趣味を持っていると印象づけることができる。

マイナーな趣味でも小さな工夫を加えることで、万人から受け入れられるのである。

⑫工夫すれば誰でも参加できる話題になる


スマホオタクは極めてマイナーな存在であるため、話題についていけなくなることを懸念する人は多いだろう。

しかし、スマートフォンは万人が所持しているものであるため、誰しも多少はスマートフォンに関する知識を有している。とりわけiPhoneに関する簡単な話題であれば、多くの若者はついていけるだろう。

自身の趣味がマイナーかメジャーかはさほど問題ではない。結局、会話が弾むかどうかは本人のコミュニケーション能力によるものなのだ。スマートフォンの話題も工夫次第で、良い会話のネタになるのである。

⑬何かに夢中になることは、人生を豊かにしてくれる


スマートフォンに限らず、どんな物事でも、何か一つのことに対して夢中になった経験というものは、必ず人生を豊かにしてくれる。

筆者はスマホオタクになる以前からオタク気質だったため、何かに夢中になることは珍しいことではなかった。しかし、世の中にはこれといって趣味や、没頭できることが無いことを悩みにしている人も多い。何かに夢中になれるということを、自分の強みとして肯定しても良いのでないだろうか。

おわりに


以上、スマホという趣味の様々な強みを紹介した。スマホオタクが如何にも高尚な趣味であるように記したが、勿論スマホオタクはメリットばかりでは無いし、他の趣味に比べ圧倒的に優れた趣味であるとも思わない。しかし、結局のところ人としての善し悪しを決定づけるのは自分自身の振る舞いが大半であり、趣味が何であろうと関係ないのだ。この記事がスマホオタクではない人の目に届くことはあまり期待していない。スマホオタクの方々が自身の趣味に誇りを持ち、その上で自身がスマホオタクとしてどのように生きるべきか、考えるきっかけになれば幸いである。

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