人生最後のダイエット

3月、ヴァージン砧の公演を見に来てくれた友人から「お芝居と関係ないこと言うのアレなんだけど、めっちゃ痩せたよね?」とメッセージが。


やったーーーーーー!!!!!痩せましたわたし!!!!!!

ということで、3ヶ月くらい前からダイエットをしています。
ダイエットと言っても、YouTubeで簡単な筋トレやストレッチの動画を探してやるとか、なるべく階段を使うとか、炭水化物を控えるとかまあそのくらい。
なので、ストイックとは程遠い小学生の体育の授業レベルのものなのですが、最近台詞覚えられないとか稽古疲れてるというのを言い訳に甘いものとパンと麺を解禁してしまったので、もう一度気を引き締めるために初心に戻ろうの日記です。

まず、ダイエットを始めたきっかけはズバリ失恋です。
ありがちすぎてつまらないですよね。わたしももっと面白いこと言いたかったですよ、ベッド壊れたとか。
失恋自体はもっとずっと前からしていて、君は恋愛対象ではありません!と言われていたのだが、往生際が悪いのでしつこくしていたら連絡してくんな!とレッドカード出されました。自業自得。ほんとすいませんでした。

久しぶりにこの人わたしのことすきなんじゃ…と思ってた人からぶっちぎられてそりゃしょげるじゃないですか。
神様は6日間で世界を作ったらしいじゃないですか。「見よ、それは極めて良かった」
失恋した安藤は6日間鬼束ちひろと奥華子を交互に聞き続け、6日目にこの言葉を思い出した。

実家の葬式は仏教だし、高校や大学もミッション系ではなかったので聖書に関するちゃんとした教育を受けたことはありません。なので、なぜ神様のことを考えたのかまじで謎です。人間って不思議ね。



そして人間もっと不思議なのが、7日目にわたしはこう思った。
「他人に愛してもらおうってコスパ悪すぎ!!!!!!」
恋愛だけに限らず、人間関係って自分が注いだ気持ちをそのまま相手が同じ熱量で返してくれるなんて保証ないし、だからこそ楽しさもあるのだけど、それで疲れたり傷ついたりすることも多い。

わたしはわたしのことを愛せていない。だからだと今は思っているのだけど他人から愛されることを求めすぎてしまった。
面倒臭いことに巻き込んでしまった彼には本当にごめんなさいしかない。

自分で自分のことをすきになれたら他人に肯定されなくてもどん底にはならないのではないか。もっと気持ちに余裕を持って他人と付き合えるのではないか。
根拠なんかまったくないけどまずは7日目の自分を信じることから全ては始まると思ったのでそうします。
自分を愛せない要因はたくさんあるけど、ビジュアルに関するコンプレックスが特に大きかったのと、変化を可視化することができるのでまずは体型のコンプレックスを克服しようとダイエットを始めた次第です。
もちろん、太っている人はかわいくないとか痩せている方が美しいなどと言うつもりはありません。あくまで自分はもう少し痩せていた方がバランスいいかなと思っただけです。


わたしは「極めて良い」自分を作ります。わたしはわたしの神になる。

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