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CTO Night 2019にCTOの金近が登壇しました!

こんにちは。人事の中野です!
年末も近づき、体調など崩されていないでしょうか!?
中野の冬の健康法は、みかんを箱買いして毎日1個以上たべることです。インフルエンザはおそらくなったことがないので、是非皆さんにお勧めしたいと思います。おすすめは「紅まどんな」という品種のみかんです!

さて少し前のお話になってしまいますが、TechCrunch Tokyo CTO Night 2019に取締役CTOの金近望が登壇しました!
当日は私も参加してきました。

CTO Night 2019ってなに?

CTO Nightは、パネルディスカッションと新進気鋭のスタートアップ企業のCTO(最高技術責任者)によるピッチコンテストで構成されるイベント。ピッチコンテストは、技術によるビジネスの貢献度について、独自性、先進性、業界へのインフルエンス、組織運営などを評価対象として審査し、最も輝いた人物を「CTO of the year」(最優秀CTO)として表彰する。※TechCrunch Japanより引用

結果は、LegalForceの時武さんが最優秀CTOとして表彰されました。
事業内容なども面白い企業さんなのですが、プレゼン内容が秀逸で技術に詳しくなくても聞き入ってしまい笑いもしっかりある素晴らしいプレゼンでした!

オクトのプレゼンを紹介します

我らが金近のプレゼンは、創業メンバーだからこそわかるエピソードやCTOとしての考えなど、金近だからこそ語れるエピソードばかりでした。
せっかくなので今回はこの場を借りて、金近のプレゼンを抜粋してご紹介します!

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(写真は実際の登壇のようす)

兄弟で開発しています

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意外と驚かれる、兄弟エンジニアリング。
熊本の工務店さんもご家族で経営をされていて、名刺に兄・弟と記載されていたのを拝見し初対面時に会話のきっかけにもなるので、名刺にも入れるようになりました。
弟の歩はオクト創業前から、ANDPADに携わっていて創業のタイミングで社員としてジョインしています。兄弟そろってRuby愛のつよい二人です。

ANDPADについて

ANDPADは建設業界に特化したクラウド型の建設・建築現場プロジェクト管理サービスです。建設の市場は、非常に大きく50兆円ほどのマーケットです。
そんな中で、職人さんの高齢化や働き手不足など大きな問題を抱えており、社会問題といっても過言ではない状況です。

業界が抱える課題

建設・建築の現場では、実際には下記のような課題(Pain Point)があります。

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ひとくちに「アナログな現場環境によるコミュニケーション不全」といっても、細かく複雑な状況があり、企業や現場によっても問題は様々です。
職人さんの数と現場監督さんの数も不足している中で、いかに効率よく現場を管理するかという点が非常に重要になってきます。

何を解決するのか

ANDPADでデータをクラウド管理することにより、コミュニケーションを効率化し現場監督さんが現地にいなくとも指示だしが行えるような状況をつくりたいと考えています。

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メールやFAXで送っていたデータをリアルタイムで更新し、チャットで連絡を取り合う環境ができ、データを蓄積することにより1件1件の工事の効率化や作業のエビデンスも詳細に残すことができます。
そのひとつひとつが繋がっていき、施工管理から効率化をしていき、建設・建築業の「働く」を幸せにすることを目指しています。

どうやってできたのか

CTO Night 2019の会場でもご質問を頂いたのですが、オクトの創業者である代表の稲田も、CTOの金近も建設・建築業界の出身者ではありません。

市場規模が大きく課題も明確ですが、ITベンチャーの参入者が少ない業界で業界のインフラとなるような決定的なクラウドツールが存在しないことに疑問を感じ、彼らはオクトを創業しています。

そして業界のみなさんにお話を伺い徹底的にヒアリングを続けて、ANDPADをつくりました。

リフォーム、リノベーション、新築、ゼネコンと工事現場といってもいろいろな領域があることを知り、仮説検証段階では各領域に対し、現場管理ツールを作りサービス展開しました。

当初、プログラムは1つのソースコードで管理し、環境変数でデザイン機能を切り替えており最終的には各領域ごとにサービスを独立させる構想を持っていました。

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また開発をしていくにあたり、各領域を展開していくためには順序があることに気づき、お客様の会社の規模や工事期間の観点でサービスへのマッチ度が高いところからサービス展開をしていくことになりました。

さらに、それぞれの領域での開発を進めていくうちに、大きな工事は小さな工事のかたまりであり、関わる職人さんは同一であることがわかってきたのも大きな気付きでした。

そんな中で、
「工事現場が分かれているときは2つアカウントを持たなきゃいけないの?」
とよく言われていたということもあり、一つのアカウントで対応ができるよう、多様な工事の組み合わせを表現できるマイクロサービスを実現していきたいと考え、最終的にその方針に舵をきりました。


開発で大事にしていること

・お客様のニーズを真摯に聞く
建設・建築業界の皆さまにコミュニケーションする時間を多くいただき、徹底的に理解をします。解像度高く理解し、プロダクトに落とし込むことにより「使いやすい」プロダクトとなり信用を得ることができると考えています。

・何度もブラッシュアップする
作り直しは覚悟のいることですが、随時ブラッシュアップを重ねてスクラップ&ビルドを繰り返してきました。

このような考え方や姿勢が、PMFを生み、IT化が進んでいない業界の中で共に育てるという考えとともに、業界の信頼につながりサービスの成長につながったと考えています。

オクトの開発組織で大事にしていること

社員の成長とプロジェクトの成功を起点にする、成長のループを大事にしています。それが結果的には職人さんのクオリティの高い仕事につながり、ANDPADと建築・建設業界が win‐win になる状況がつくれると信じています。

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主体的な行動が、成長ループのスピード感をさらに上げると考えており、
・プロジェクトの要素分解
・プロジェクトクオリティを上げるためのレビュー
・情報格差の低減

を行い、より主体的行動が促されるように、組織づくりをしています。

継続性のある本質的なモデルを作ることによって、ANDPAD自体がスケールし建築・建設業界へエンジニアがどんどんと参加していけるような世界を描ければと考えています。

「成長する場」に人の成長があると考え、継続的な成長の場を作ることがCTOとしての金近のミッションのひとつです。

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プレゼンを終えて

今回、最後は「成長」という金近の大切にしている思想にフォーカスした内容となりました。
面接や面談の場、普段の会話の中でも金近は「成長」というキーワードをよく使っている印象があります。

それは自身がこれまで開発を通じて成長し、身をもって体験してきたことだからこそで、常に自分に厳しく皆にやさしく接してくれています。

自身の成長について、疑問を感じている方・キャリアパスに悩まれている方などぜひ金近と話をしてみませんか?ついでにオクトにも興味を持っていただければ嬉しいです!(笑)

会社目線のANDPADについての話題は他の媒体でも多く語られていますが、今回のイベントのように、CTO金近の目線の発表はそんなに多くないので、私にとっても貴重な時間となりました。

次はVPoE下司が登壇します!

金近の登壇は夏のDevelopers Summitにつづくものでしたが、今後は金近以外の開発部メンバーもイベント登壇を増やし、皆様に知っていただく機会を増やそうと計画中です!

そしてさっそくですが、<2020年1月10日(金)>にオクト社員が登壇するイベントがあります!!


「10名、50名、100名規模それぞれのB2B SaaS技術組織に聞く、フェーズ別ハードシングス」 〜組織拡大中の3社が向き合うエンジニア組織デザイン〜というテーマで、VPoEの下司が登壇します。

Sansan様、空様とのイベントです。
もしご興味がある方は是非ご参加ください!!お待ちしております!

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