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サブスクおじゃる丸 etc.(2022/1/9-1/22)

・こんばんは。ライターのあんどうまことと申します。

・今年のお正月は例年の3倍くらいの速度で過ぎてしまった印象です。

・こちらはライターの活動描いたほぼ日手帳わたしの日常について書いた週報です。先週サボったので2週間分です。ライターに興味がある方や、手帳をつけている方など、もしよろしければ少し覗いていただけるとうれしいです。

・オープニングは、レミオロメンで「Starting Over」です。

・アリナミンのCMを思い出しました。

(い)ライターに関すること

主に書籍のレビューやインタビュー記事を書いています。今週公開された記事のまとめです。

■【漫画】ロボットに残された“愛の記憶”は本物? 切なすぎるSF作品がTwitterで話題

・インタビューさせていただきました。とある女性とロボットの関係を描いたお話について伺いました。本物の愛のように見えて、それは偽物で。美しくもあり、あまりにも残酷で。本作を読み終えたあと、まるで映画を2本見たような気分になりました。

・人物紹介を物語の途中にはさむ表現は発明だと思いました。人物紹介のページによって物語がふたつに分かれ、まるでカセットテープのA面とB面のように、各パートを反復して読みながらそれぞれの物語を比較し、どんどん作品の世界に引き込まれてしまいました。

・現実においては極端なハッピーエンドで終わることは非常に少ない。この世の中のなにかがつくり出している幻想を振り払い、残酷だけど美しい現実世界を映しているようなラストシーンだと感じました。

・本物に見えてしまうほどに輝いた偽物の存在を知ったレーリアのアフターストーリーを読んでみたいと思いました。最後の場面から数年が経ち、久しぶりに会った友人とご飯を食べながら何を話すのかとか、おばあちゃんになったレーリアが孫と遊びながら何を思うのかなど。あの経験を経たからこそ変化した、もしくはあの経験が道端に落ちていた石ころほどの存在になったレーリアの日常を見てみたいです。

■【漫画】複雑な家庭の高校生、恋の行方を占うのは料理? Twitter漫画『ぼくと君のはなし』に感動の声

・インタビューさせていただきました。ときに闘わなければいけないこと、ときに落ち着いて一息つくことも必要なこと。対極的で、でも表裏一体なものを表してくださったと感じています。お話や登場人物、コマツ先生の画風から、熱さ、温かさなど、温度を覚えた作品です。

・作中の「佐々木」さんが闘うことの必要性を、「七田」くんが一休みすることの大切さをきづかせてくれる本作。自分がいかに闘わないよう日々を生きているか。本作を読み終えたあと、そんなことを思い浮かべてしまいました。

・職場では年齢の若い存在であるため、上司の言うことをうのみにしていた方が楽であり、主張することに多大なる労力を感じてしまいます。それどころかあきらめ癖がつくことが大人なのだとさえ思っていたような気がします。

・あきらめることで自分の尊厳や自身への期待がそがれてしまうことは重々承知しています。しかしあきらめ癖がついてしまった自分にとって、闘うことはすごくむずかしく、難儀なことになってしまいました。

・ただ、そんな自分だからこそ、佐々木さんの存在に感情の動きを覚えたのだと思います。わたしが闘うことが得意であったら、もしかしたら七田くんにつよく憧れを感じていたのかもしれません。

■【漫画】電柱の上に見える人の正体は? 短編漫画『電柱の人が見える僕の話』が深い

・インタビューさせていただきました。子どものころには見えていたけれど、大人に近づくにつれて見えなくなってしまったこと。見えなくなった事実に気づかないことも多いと思います。昔の自分が大切にしたかったものはなんだったのか。そんなことを考えさせてくれた作品です。

・作中における見えなくなってしまったものはある種のメタファー的存在ですが、子どものころに限らず、20歳、30歳と年齢を重ねるなかで見える景色、見えなくなるものは変化し続けると思っています。過去に見えていたものになつかしさ、新鮮さを覚えることができるからこそ、いかに今見えている景色を保存できたらいいなと感じていました。

・保存のための手段として、最も手っ取り早い方法が写真の撮影だと思います。目にしている光景に限りなく近いものを画像データにできるためです。スマホで撮影した写真を「Googleフォト」で同期すると、稀に数年前の写真を自動的に通知してくれる機能はとてもありがたいです。ごく稀に昔の交際相手との写真が通知されるのがネックです。自分で画像を消去すればいいのですが、それもそれで当時目にしていた大切な景色と思い保存したままにしてしまいます。そのため状況によって未練が残っている人に勘違いされてしまいます。

・音楽も保存するツールだと考えています。中学生のころ、下校中にこっそり持ってきていた(学校で没収されてしまうため)ウォークマンで聴いていた曲を今聴くと、当時の通学路に生えていた雑草とか、川とか、目にしていたものを思い出すことができます。それどころか部活終わりの解放感とか、好きな人と放課後に居残って係活動のポスターをつくったときの高揚感とか、当時の心情も想起されるのです。しかも、なぜかポジティブな心情ばかり。

・当時のものを忠実に保存できているかは定かではありませんが、心地いいのはたしかなんです。


(ろ)描いた手帳のこと

寮母を務めていたころから、日々の様子を「ほぼ日手帳」に描いていました。今は日常で目にした中高生のいる風景を描いています。

・青い空がきれいでした

・バスを待っていたと思います

・すごく寒い日の夕方でした

(は)日常のこと

今週の、日常のことです。

ニメ『平家物語』、とても面白いです。

・OPテーマを羊文学が手掛けることから、放送されたら見てみようと思っていた作品です。いざ目にしてみると、とにかくすごい作品でした。

・全体的に作画にすごく力が入れられていると感じましたが、とくに中心人物である「琵琶(びわ)」(右目の青い女の子)の動き、表情が現代的なアニメのように描かれる点に心を奪われてしまいました。琵琶が重盛に押さえつけられながら手足をジタバタする場面、飯をたらふく食べて小さくゲップをしたシーン、琵琶が猫のような目にになる瞬間、たまりませんでした。

・琵琶はなぜ平家の物語を琵琶法師として語り継ごうとしたのか。わたしは歴史にものすごく興味があるタイプではありませんが、キャラクターに大きな魅力を感じることで作品や平家の歴史に対する興味が膨れ上がり、3カ月ほど毎週の放送を追っかけていくには余りあるほどのモチベーションを得た1話でした。

・琵琶の口調や要旨、雰囲気などからアニメ『おじゃる丸』の「おじゃる」を思い出し、「NHK子どもパーク」の契約をしてしまいました。

以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

今週のエンディングは、羊文学で「光るとき」です。

それでは、おやすみなさい。

あんどうまこと

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