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洗濯物が乾いていく瞬間を目にした日 etc.(2021/09/26-10/09)

・こんばんは。ライターのあんどうまことと申します。

・気が付いたら10月になっていて、今年も残り10週間ほどしかないらしいです。オリンピックが行われる2020年があまりにも遠い未来であった中高生のころを振り返ると、2021年はドラえもんの世界と同じくらい未来に感じてしまいます。

・こちらはライターの活動描いたほぼ日手帳わたしの日常について書いた週報です。先週サボったので2週間分の振り返りをしました。ライターに興味がある方や、手帳をつけている方など、もしよろしければ、少し覗いていただけるとうれしいです。

・今週のオープニングは、江本祐介さんで「ライトブルー」です。

・『サマーフィルム』『お耳に合いましたら』で知られる松本壮史さんが監督を務めたMV、最高です。

(い)ライターに関すること

主に書籍のレビューやインタビュー記事を書いています。今週公開された記事のまとめです。

■【漫画】ニホンオオカミ絶滅の真相は? Twitterで話題『読書して内容を伝えようとするも、うまくいかない人』

・asahi先生(@okaokao4992)にインタビューさせていただきました。

・本作をはじめとする、純ちゃん、秋ちゃん、そしてかおるさんという3人の女性の日常を描いたシリーズ、わたしの好みのど真ん中でした…『あたしンち』や『女の園の星』が好きな人は好印象をもたれるかと思います。

・登場人物の台詞ひとつひとつから、お話の展開、最後のオチまで、きれいでユーモアあふれる、完成度のとても高い作品だと感じました。構成論や方程式に基づき、戦略的に描かれているかと思っていたのですが、asahi先生はある程度ながれに身を任せ、作品を描かれているそうです。驚愕し、絶望しました。

・日常的に面白いものに触れることが、面白いコンテンツをつくる秘訣なのかもしれないと感じました。おそらく、自分のなかの「面白い」の基準が高まるのかと……。

■『女の園の星』小林先生はなぜ熱狂的なファンを得たのか? 不思議な魅力を考察

・小林先生について書かせていただきました。小林先生と星先生はお互いの魅力を高め合うコンビであると感じたという内容です。

■【漫画】かつての恋人同士が理容室で再会、それぞれの気持ちは? せつなくもあたたかな物語『髪』Twitterで話題

・にちようび先生(@phone_on_Sunday)にインタビューさせていただきました。

・数十ページほどの短編漫画なのですが、映画を見たときと同じくらいの余韻を感じました。せつなくてあたたかく、恋愛ってやっぱりいいなと思わせてくれる作品だと思います。

・作品では登場人物の行動や発言の真偽を想像してしまうシーンが数多く描かれます。そこに自身の心情が不安定になり、良くも悪くも想像を膨らませてしまう、恋愛の楽しさを覚えます。

・秋の夜長にはぴったりな作品だと思います。作品を読み終えたあと、過去の恋愛を振り返ってみました。当時は恋愛に様々な感情を抱き、思春期を振り回されてしまったと感じていました。本作によって自身の過去の恋愛を少し肯定できるようになった気がします。

■『ブルーピリオド』アニメーションが最大限に引き出す原作の魅力 動き、色、音の素晴らしさを解説

・漫画を読むことは好きなのですが、アニメを見ることは稀です。しかし『ブルーピリオド』のアニメは最高でした……ということを書きました。

・アニメだからこその表現、多くのクリエイターがかかわるからこその厚み。『ブルーピリオド』だからこそアニメ化の魅力を感じることができたのだと思っています。

(ろ)描いた手帳のこと

寮母を務めていたころから、日々の様子を「ほぼ日手帳」に描いていました。今は日常で目にした中高生のいる風景を描いています。

・大丈夫かなと思いました。声をかける勇気はありませんでした。

・高校生のころはスカートを折っている同級生をちょっと怖いと思っていました。登校前に折っている様子から頑張っている感を覚え、過去の恐怖が少し和らぎました。

・残業したお父さんと同じくらい疲れているように見えました。

・このあと同じジャージを着た男の子がやってきました。


(は)日常のこと

今週の、日常のことです。

濯物をベランダに干していたら、洗濯したばかりの洋服やタオルから湯気が出ていました。ちなみに湯気が出ていない洗濯物もありました。

・なぜ湯気が出ているのか考えながら、洋服から立ち上る湯気を見ることおよそ3分。湯気が出ている洗濯物に、ベランダに差し込んだ日光が当たていることに気が付きました。また湯気が出ていない洗濯物が干された場所は日陰になっていたのです。

・外気温が少し低いことも相まって、日光で照らされた部分から立ち上る白い湯気が見えていたようです。生まれて初めて、洗濯物が乾くとちゅうを目にしました。

・子どものころ、朝に洗濯物を干すと(夏であれば)夕方にはカラカラに乾いていることを、まるで洗濯物がタイムリープしているかのように、不思議に感じていたことを思い出しました。

造圭伍先生の『ひらやすみ』、好きです。

・仲の良かったおばあちゃんから譲り受けた平屋で、フリーターの「ヒロト」と幼馴染で上京してきたばかりの大学生「なっちゃん」が暮らす日々を描いた作品です。

・なっちゃんがとにかく不器用で、人間関係や大学生活がとことんうまくいかないのですが、ヒロトはつよく共感したり、過度な心配や励ましの言葉を贈ることをしないのです。

・うまくいかないときほど、過度なやさしさが怖くなってしまう。ただそばにいて、話を聞いてくれるだけで、十分にうれしい。その絶妙なラインを(おそらく)無意識に体現するヒロトがあたたかいなと思いました。

・第1巻の終盤ではなっちゃんに友だちができたり、ヒロトにも女性との縁を匂わせる事件が起きたりします。風に立ち向かうこともいいけれど、ひとやすみしながら風に身を任せることを肯定してくれる。そんな作品だと感じています。

てきだと思いました。

・映画館って観客がいるからいいなと、コロナ禍を経て、はじめて気が付きました。ここで他の人は笑うのか、泣くのかというところを目にすることで、作品の理解がより深まる気がします。ネットフリックスやプライムビデオでは他人と一緒に作品を鑑賞することは少ないですよね……。

あ…この作品、好きです…。ミニシアターとか、少し古い喫茶店とか、作業着を着た男の人がたくさん来る、メニューが筆ペンで手書きの食堂とか、好きです。

・でも八重洲の高速バスターミナルの騒がしい感じも好きで、深夜なのに人気があり、これから宇宙にでも出発するのかと思ってしまうほどの非日常感を覚えます。夜の東京が好きなのかもしれないですが……。

以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

今週のエンディングは、world's end girlfriend さんで「Girl」です。『うみべの女の子』をはじめ、今年の夏に公開された映画(『サマーフィルム』『子供はわかってあげない』等)はよかったとしみじみしています。

それでは、おやすみなさい。

あんどうまこと


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