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【日記】『緑の歌』の懐かしくない“なつかしさ” etc.(2022/7/3-7/16)

【漫画】BUMP OF CHICKENの名曲が漫画に? 昭和中期の少年少女を描く『車輪の唄』が切ない

・インタビューさせていただきました。小学生だったころ、友人宅のインターネットがつながったパソコンで「おもしろフラッシュ倉庫」を見ながら時間をつぶしていたころ、YouTubeに投稿された『車輪の唄』に合わせ自作のパラパラ漫画を投影する動画を目にしました。当時の自分にとって身近な画材でこんな創作ができるのかと刺激を受け、自身の教科書で最も厚かった国語の教科書に棒人間のパラパラ漫画を作ったことを思い出しました。

【漫画】人見知り女子がアフリカへ……夜空の月に何を思う? 女の友情が染みる創作漫画が話題

・インタビューさせていただきました。はじめての創作作品とのことですが、物語としてのクオリティがすごいなと思いました。脚本術や構成術など、相当のインプットをしていることがこれほどまでに作品から伝わるのかと感じた次第です。

・自身の書いた文章も日ごろどんな文章を読んで、どんな創作物に触れているのかがあらわになっているのかと思うと、少し気が引き締まりました。

『よふかしのうた』『彼女、お借りします』『組長娘と世話役』……2022年夏アニメの原作漫画をチェック!

・書かせていただきました。記事の題材となる作品を選ぶなかで、毎シーズン数十作品ものアニメが放送される日本って本当にすごいと思った次第です。

魔法のリノベ、雪女と蟹を食う、ワンナイト・モーニング……2022年夏ドラマの原作漫画を徹底レビュー

・書かせていただきました。蟹たべたいです。

葬送のフリーレン、女の園の星、ラストカルテ……今後のアニメ化が期待される漫画といえば?

・書かせていただきました。『チ。ー地球の運動についてー』のアニメ化が楽しみです。

海街diary、水は海に向かって流れる、うみべの女の子……夏に読みたい「海」が舞台の漫画たち

・書かせていただきました。各漫画作品における海の描かれ方について考察した次第です。

・わたし自身も海がちかくにある町で生まれ育ったのですが、波が立ち荒々しく、少し濁った海であり、地元に住んでいたころには魅力を感じていませんでした。ただ、地元から離れた穏やかな海や透明な海を目にして、荒々しく、濁りのある海に地元感(郷土愛?)を覚えられるようになりました。あの海に魅力を覚えるようになったわけではありません。

■【漫画】川沿いに伸びる小道を歩く、中学生の帰り路

・描きました。下校中の中学生が思考するだけのお話です。一読いただけますとうれしく思います。

・描きました。浅草の地下商店街(いい意味で)くさかったです。

・フワちゃんのホームページが怖いです。まるで中学生の情報の授業で用いた「ホームページビルダー」でつくったかのような混沌さ、まるで歴史の教科書に登場する肖像画に落書きをする中学生のような遊び心を覚えつつも、随所にパロディーやとんでもない技術を用いて表現されているすごみを感じました。怖いです。

【7 / 10 (日)】『緑の歌 - 収集群風 -』刊行記念高妍(ガオ・イェン)×森泉岳土 トークイベント「音楽と映画と文学。そして、漫画のこと」

・参加させていただきました。すごくよかったです。

・『緑の歌 - 収集群風 -』を読むなかで、不思議となつかしさを覚えていました。ただ、わたしは作中に登場するようなレコード盤の奏でる音を耳にしたこともなく、はっぴいえんどの『風をあつめて』の発売日には生まれてもいません。自分が体験したことのない事象に対し、ある種の親近感とも捉えられる“なつかしさ”を感じることはすごく不思議な感覚だと思った次第です。そんな体験を『緑の歌』は与えてくれました。

・トークライブのなかで、森泉先生は本作に登場するシーンが1980~2000年代に書かれた村上春樹氏の作品をはじめ、様々な純文学作品で書かれた情景と重なるという内容の話を口にしていました。自分が目にしたことがない古き情景は作品によって(編集の工程を挟みつつ)記録され、異なる作品で描かれることで時代を渡り歩き、『緑の歌』によってわたしは当時の情景を目にし、なつかしさを覚える。人がつくった創作物がまるで自然界に存在する様々な連鎖のように、長い時間のなかで様々な情報を受け継いでいくことにロマンを感じた次第です。


・今週シナリオアートの『テンダーランド』ばかり聴いていました。シナリオアートの世界観はどんな創作物からどんな情景や感覚を受け継ぎ、変異したのだろうかと思いました。


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