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【HRコラム#39】「同感」と「共感」の違いについて

株式会社イノベーター・ジャパン &donutsプロジェクト HRチーム2名(青木、中島)がお届けするコラム。
こちらのコラムでは、「一歩進んだ私へ」をテーマに、一人ひとりの、よりウェルビーイングなワーク・ライフ・インテグレーション(WLI)を実現するためのキャリア自律のお手伝いになるようなtipsをお届けします!そして、時にはHRチームメンバーのリアルな横顔も。 自分の「ライフキャリアをもっと自由に描きたい」そんな方が一人でも増えることを願いながらお届けします!

こんにちは。HRチームの中島です。
毎日寒い日が続きますね。今年は乾燥に悩まされています。特に「くちびる」。リップクリームを塗りたくっていますが、改善せず(涙)。あと1ヶ月もすると春の訪れとともに乾燥も改善されるのでしょうか。
待ち遠しいです。

早速ですが、質問です。あなたにとって聞き上手な人ってどんな人ですか?
ー話を熱心に聞いてくれる人
ー感情に寄り添ってくれる人
ー黙って話を聞いてくれる人
ー話しやすい雰囲気をつくってくれる人

人によって、「聞き上手」の定義は異なるかと思います。今日、これからお話する「同感」と「共感」の違いを知っておくことで、その場面に合った聞き方を選択できると「聞く」から「聴く」となり、相手との関係もより豊かな時間となるヒントをお伝えできたらと思います。

「聞く」と「聴く」の違いとは?
「聞く」とは音や声が自然に耳に入ってくること。
「聴く」とは自分から注意深くきくこと。

「聞く」は受動的な行為ですが、「聴く」は受動的な行為と言えそうですね。日頃、他者と会話をする際に、その人が話すことをみなさん、「聴いて」いますよね。その時の矢印は自分に向いていますか?それとも相手に向いていますか。

例えばこのような会話
Aさん:昨日、インスタで人気のカフェにいったんだよねー。2時間も並んで                クタクタだったよ。
Bさん
パターン1:えー。あのカフェ行ったの?いいなー私も行ってみたかったん                         だよね〜。
パターン2:あのカフェ行ったんだね。長い時間、並んでクタクタになった                          んだね。

パターン1、パターン2のBさんもどちらも「聴いて」いますよね。では、矢印はどうでしょうか。パターン1のBさんの矢印は自分に向いています。パターン2の矢印はAさんに向かっているようです。

「同感」と「共感」とは
「同感」とは自分の経験や価値観と照らし合わせて反応すること。どんな風に自分が感じるのかという軸で対話をすること(矢印が自分に向いていること)。ここではパターン1が「同感」ですね。

一方の「共感」とは相手の立場に立って聴くことにより、「あたかも」相手の世界を同じように感じること。パターン2は「共感」ですね。
共感のポイントは、「あたかも」です。あたかも(自分の経験や価値観は一旦横に置いて)相手の世界を一緒に感じるために、対話をすること。

「同感」、「共感」、どちらも大切です。TPOに合わせて聴く時の矢印の向かう方向について、使い分けることができると、新しいものの見方や価値観も広がりそうです。意識しすぎると混乱してしまいますが、日々の会話の中でほんの少しだけ「共感」を意識してみるとコミュニケーションが円滑になったり、他者の話をストレスなく聴くことができるのでお試しください。

次のコラム(2月14日予定)もどうぞお楽しみに☆