あなたの話を待っている人がいます。〜オンラインセミナーでも適正価格で価値を伝える方法
グラフィックレコーダーの湯朝かりんです。
これまで1年間、グラフィックレコーディングの体験型セミナーを「会場」と「オンライン」で開催してきました。
オンラインセミナーを受講してくださった方から、幾度となく言われるセリフがあります。
かりんさんのzoomセミナーより後に受けたオンラインセミナーは全部、一方的でつまらない
ひええ!クレームのようでよく読んだらめっちゃ褒め言葉…
でも、確かに私もオンラインセミナー受けているとき、思うんです。
「この感じなら動画でよくない?決まった時間に拘束されるより、youtubeの2倍速で見れるほうがいいのに」って。
個人的には「夕方や土日の家族との時間を犠牲にしてまで出たいかどうか」という判断基準になるので、リアルタイムで見る必要がないものは、都合のいい時間に動画でみれるほうがありがたいです。
1. オンラインセミナーって2種類ある
オンラインセミナーって、今大きくは2種類あると感じています。
1)無料・低額のウェビナー/ライブ配信セミナーやトークイベント
2)会場で行われていたものをオンライン化したセミナー・ワークショップ
1は大人数に対して、聴覚ベースで話を伝え、チャットで質問を受け付けるものが多いですよね。認知とか啓発とか、社会貢献とかそういうイメージです。有名な方が登壇し、無料や1500円くらいまでのものが多いようです。
リアルタイムで視聴する理由はこんな感じ。
「配信もないし、この人と時間を共有しながら聞きたい!」
「チャットで質問したら回答・反応をもらえるかもしれない」
「あとからだと結局見ないから、リアルタイムで自分に制限をかけたい」
逆にいうと、上記のような理由がなく、動画配信があるなら、動画の方がいい可能性も十分あります。
とはいえこのタイプのオンラインセミナーはかなり増えています。人数に上限がないし、オンラインの1つのメリットを存分に生かした形です。
では、2を考えてみましょう。
これまでだったら会場でセミナーをしていました。参加者の顔ぶれや表情をみて、臨機応変に内容を変えたり、モチベーションをかきたてるような事例を挙げることもできます。
でもいきなりオンラインになって、うまくいかなかった…という声をたくさん聞きます。
考えてみてください。参加者は「自宅」という誘惑もTODOもたくさんある環境にいます。話がつまらないなと思ったら、そっとミュートにして、聴きながらSNSのチェックを始めます。画面オフにして洗濯物を畳み始めます。
バラエティのTVディレクターさんのお話を聞いていると、本当に秒単位であの手この手を使って視聴者を離さないように構成を練っています。画面上に出す文字、途中に現れるテロップ、カット割、CM前の期待値上げ…とにかく離脱されないためのテクニックの数々に驚きます。
私たちは芸人でもなく、映像ディレクターでもない。そんな中、誘惑の多い自宅という場所で、2時間もの間、話術とスライドだけでオンラインセミナーに引きつけておくことは、難しくて当然です。
※もちろん、ながら聞きを想定している2)のセミナーもあるとは思いますが、ここではあくまでも、ながら聞きしてほしくない場合を考えています。
2. オンラインセミナーをあきらめない
会場セミナーは、3000円から5000円くらいがボリュームゾーン。でもその金額のオンラインセミナーって今、非常に少ないと感じています。
それはなぜか…
今まで会場でやっていたようにはいかないからです。
「やってみたけど、イマイチうまくいかなかった」
「一方通行になってしまった」
「参加者の考えてることがわからなくてやりにくかった」
そして開催する前から諦めた方も。
「会場でやってたことがオンラインじゃできなさそう」
「オンラインじゃ低価格にするしかない」
「お客様を前にしたときに、zoomのトラブルがあったらと思うと開催できない」
「もう、会場でできるようになるまで待つことにした」っていう声も聞きました。
・・・私は言いたい。
あなたは、
/
誰かのお役に立てると信じたから
あなたのサービスを必要としてる誰かがいて、その人に届けたいから
誰かの背中を押したら、その人の人生が輝くことを知っているから
\
だから今までセミナーやイベントをやってきたんじゃないんですか?
待ってる人がいるんじゃないですか?
やめたら困る人がいるんじゃないですか?
と。
コロナのせいにしている場合ではありません。東京都は昨日から、不要不急の都外外出を控えるよう呼びかけました。このあとどうなるにしても、私たちはいつ始まるかわからないステイホーム生活と隣り合わせの毎日なんです。
そこにどう備えるのかは、あなたが決めること。ですが、急変した生活に少し慣れてきた今の時期にオンライン化を考えておいて損はない、と私は思います。幸いなことに、参加者側のzoomへのハードルはだいぶ低くなってきています。
3. 解決のカギは「参加型」
オンラインでうまくいかないなら、その理由を解消していきましょう。
先ほどのお悩みを見ていきます。
「やってみたけど、イマイチうまくいかなかった」
「一方通行になってしまった」
「参加者の考えてることがわからなくてやりにくかった」
→参加者の考えていることがわかって、双方向になればいい。
「会場でやってたことがオンラインじゃできなさそう」
「オンラインじゃ低価格にするしかない」
「お客様を前にしたときに、zoomのトラブルがあったらと思うと開催できない」
→会場でやってたことが適正価格でオンラインでもできればいい。
→zoomのトラブルに対処できればいい。
つまり、
・双方向性の担保(参加型;参加者からもアクションできる)
・参加者の気持ちを知ることができる
・トラブル対処
・会場でやってたことがオンラインで実現できる
これを解決できれば、適正価格にできるわけです。
さらに、会場ではできない、オンラインならではの仕掛けを組み込めればもっといい。
4. たとえばチャット。
そこで、例を挙げてみます。
わかりやすいところでは、チャットを活用するだけでもガラッと変わります。質問をチャットに入れておいてもらい、講師が適宜それに答えていくのは、よくある形です。
でも、もっとチャットが活用できる方法があるんですよ…それはこちらのnoteに書きました。チャットの活用についてめちゃくちゃ詳しく書いてあります。
でも、ただ単に「チャット入れてくださいねー」だけでは、参加者はそのとき1回だけしか書いてくれません。それを「チャットが書きたくてたまらない!」状態にする方法があります。
その結果、私の前回のセミナーでは320件の書き込みがありました。サポートのお1人を入れると参加者は16名だったので、ひとり平均20件のチャットを送信した計算になります。
5. 実際に試してくださったところ…
ちなみにこのチャットの盛り上げ方法についてほんの5分程度、ある場所で話したんですが、実践してくれた方からこんな報告をいただきました。
すごい、すごすぎる。
念のため確認したけど盛ってないそうです😂
6. 私の想い
Zoomとか、teamsとか、オンライン会議システムの使い方に慣れることはもちろんめちゃくちゃ大事です!でもそれは、私の他に教えている方がたくさんいらっしゃるし、キーワードがわかれば自分で調べられるものも多い。
一方で、「zoomの盛り上げかた」や「セミナー内容を自分ごとにして満足感をあげる方法」に特化したセミナーは世の中にはほとんどありません。
私が1年間開催してきたグラフィックレコーディング体験会は、オンラインと会場開催が同じ価格です。それは、同程度の価値を提供できると確信してから始めたからです。
参加者の考えていることがわからない、一方的に伝えるだけになってしまう、参加者が画面オフになる、というのは、私が初期にぶつかった悩みでもあります。それを一つ一つつぶしていくために、毎回新しいことを試し、時には失敗しながら、改善を繰り返してきました。だから私のオンラインセミナーは良いご感想をいただけるんです。
これだけオンラインセミナーが増えている中、せっかくやる気があって受講しても満足感が得られないのでは主催者も講師も参加者もだれも得をしない。本当にもったいないと思って、直接聞いてくださる方にはアドバイスをしてきましたが、これをもっと多くの方にお役立ていただきたいと考えて体系的にセミナーの形にしました。
私のセミナーでは「チャットの場所」「ブレイクアウトルームの設定方法」といった機器操作の話はほとんどしません。
ご一緒していただく貴重な時間をフル活用して「最後までチャットを書きたくなるための方法」「ブレイクアウトルームの前後に何を伝えるか」など、「参加型にする」ための心構えや実際に行ってきた多くの方法を、実践的にお伝えしていきます。
(↓ご感想より)
このセミナーを使い尽くして、あなたを待っている人に、自信を持ってあなたのサービスを届けてあげてください。未来に希望を持ち、停滞した世の中を引き上げようとするあなたのお役に立てれば幸いです。
7. イベント概要
ややこしいソフトは使わない!満足度が爆上がりする「参加型オンラインセミナーのつくり方」
1.コミュニケーションアップ編
8/29(土)10:00-12:30
詳細▶︎https://bit.ly/3kv1qRI
2.体験の共有と理解度アップ編
8/30(日)10:00-12:30
詳細▶︎https://bit.ly/3fywr3d
場所:Zoom
参加費:各7800円(税込)
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