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アンケート結果より~利用を迷われている方へ

8月の夏休み期間に、ando.についてのアンケートを設置しました。たくさんの方にご回答いただけて大変ありがたかったです、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。


その中で「利用にあたっての不安なポイントがあれば教えてください」という項目を設けました。前段の「利用状況」については、「利用を迷っている」とお答えくださった方が約四割を占めるという状態でしたので、利用しようと思いながら「でも……」がある方の「でも……」をちょっとでも減らせたらいいなあと思う結果でした。

さて、話を戻します。「利用にあたっての不安」、いくつか項目を設けました。その中でトップ2が

「経済的に続けていけるか分からない」
「カウンセリングのイメージがわかない」

この二つでした。


経済面に関しては、「いつまで続けたらいいか分からない」こともネックなのかなあと感じます。これは本当に難しい話で、何回ですっきり良くなりますよ、ということが大変言いにくいです。「自分はこんなことで困っているんですが、どれくらいで解決できますか?」というのも、その「自分がこんなことで困っている」自覚が、本当にあなたを困らせている問題そのものとして正しいかどうか、お話をしてみないと分からないこともあります。

ただこれに関しては、無料での相談を受けている自治体のサービスなどもあるため、どうしても難しく、かつ心理相談が必要な場合はそちらを利用していただく手段もあるかな、と思いました。

ando.のカウンセリングは様々な事情を鑑み、相場よりやや安い設定ではあります。それでもいつまで続けたらいいんだろうか、と思われると思いますし、先が見えないまま継続するには難しい価格であると思います。
週に一度から月に一度、もっと空けば半年に一度、など、本当に様々なペースで利用される方がいらっしゃいますので、無理のないペースでお話いただきたいと思いますし、初回に遠慮なくご相談いただけたら嬉しいです。

ando.はウェルビーイングのためのサービスということもあり、継続して続けていらっしゃる方もいれば、一回で終了の方、五回以内くらいで終結の方がそれぞれ同じくらいずついらっしゃる感じです。すっきり解決することをゴールにしようとするとなかなか難しいですが、何回か話してみて気持ちの調整の仕方を知ってみたり、ひとまず人に話してみたい、という方が初回~数回で終了される印象です。


次に「カウンセリングのイメージ問題」について。分からないことは怖いですよね……

これ、私もなんとかお伝えしたくて日々noteを書いたりお話したりしているのですが、どうにも難しいのです。なぜなら人によって違いすぎるから……!

ただ、今回アンケートに一言添えて下さった方が何人かいらっしゃって、皆さん「こんなことを話してもいいのかな」「まとまって話すのが苦手」と仰っていました。

それは全然OKです!

というか、話せなくてもOKなくらいです!

初回は特に緊張感もあります。カウンセリングはお友達やお店のお客さんと店員さんのおしゃべりとも性質が違って、楽しく気持ちよくお話をすることが主目的ではありません。なのでお話が盛り上がる必要も、ちょっと語弊があるかもしれませんが、お互いが心地よくいられる必要もないんです。

初回はただただ感情を爆発させる方もいらっしゃいます。言葉を発せず、一時間泣くだけの方も、筋道を立てて話すこともなく、何を話していいかわからないけどと怒りを発露される方もいらっしゃいます。そういうことを、安全な場所ですることが必要な方もいます。それでかまわないのです。

自分が何が話したかったのか分からないけど、とりあえず聞いてほしい、ということでも全然かまいません。「何が話したいのかはっきりわかっている」人はめったにいません。

それを明確化していきながら、それに対してどうしていきたいのか? ただ一旦外に吐きだすだけでよいのか? そういうことを考えていくのがカウンセリングであり、できるようにするのがカウンセラーの役割でもありますので、そこらへんは信用していただけたら…と言うしかないのですが、どうか気を楽にお話いただければと思います。

どういったプロセスを辿って回復していくのかな? とか、どういった方針なのかな? は、あまりにも人によりすぎてなかなか一概にお伝えするのは難しいのですが、このへんも「こういうのがあったらいい」というサービスをお伺いした項目で「配信」がかなり票を集めていたので、どこかでお話できる機会があったらいいのかな、それがあれば「カウンセラーがどんな人か分からない」というご不安が少しは減るのかもな、などと考えさせられるものでした。


以前恩師の一人に「心理面接は緊張して終わったらもう失敗なんだよ」と言われたことがあります。それをそのまま鵜呑みにはしていないですが、勇気を振り絞って、緊張感の中足を踏み入れてくださった方が、終わるころには「一歩踏み出せてよかったかもしれない」という感覚を持ってかえっていただけたらきっと素晴らしいことなんだろう、と、その言葉を時折思い出します。

例えばほかのお仕事……美容師さん、お医者さん、ネイリストさん、弁護士さんなど、一対一で対応する専門家。この人は大丈夫かな? この人にお任せできるかな? そう思いながら門をたたく時の感じは、私にもわかります。カウンセリングは特に、その性質から口コミをいただくというのがなかなか難しいものでもあり、実態が伝わりにくいという部分もあります。

できるだけこのnoteを通じて安心していただけるようにしつつ、勇気を出してお話くださった方に誠実に対応できるよう、頑張っていきたいなと思っています。改めて、アンケートへご協力くださったみなさま、ありがとうございました!

【ご予約はando.webより】
https://andocounseling.wixsite.com/ando


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