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カウンセリングについてQ&A

お問合せいただくものをまとめてみました。カウンセリングってどんな感じなんだろう…?とご不安に思っている方も、一度ご覧いただければ嬉しいです。

Q.どのくらいのペースでカウンセリングを受けるのがいいのでしょうか?

A.人それぞれです。

……と言い切ってしまうと不親切なので。
大前提として「カウンセリングの開始と終わりは自分で決めることができる」というのがあるということを踏まえてになりますが、心の中の困りごとを相談するとき、一回ではとても道筋が見えてこないことがほとんどです。

継続面接の場合は一週間に一回~一か月に一回くらいのペースで申し込まれる方が多いです。多ければよいというものでもありません。面接と面接の間は最低一週間あけるようにします。

経済的な事情、お仕事やご家庭の都合など様々あると思いますので無理のないペースで続けていただけたらと思います。


Q.創作関係以外のことも相談していいの?

A.もちろんです。

というか、創作のことそのものが問題となっていることはあまりありません。

「思うように作品が作れなくなってしまった」というお話の裏には、例えばご家庭での困りごと、仕事でのストレス、ご自身のライフステージの変化など、お伺いしていくとお話のきっかけで一番の困りごと(これを『主訴』と言います)であった「作品が作れない」の裏にあった、もっと根本的な困りごとにたどり着くこともあります。

どんなお話でもかまいませんので、どうぞそのまま言葉にしてください。


Q.病院に通っているが今はほとんど問題がない。受けてもいいか?

A.規定通り、最終通院から一年以上の時間が必要です。

「創作のことを相談したいだけなのにだめなの?」という、このお問い合わせも非常に多く、お断りするのが大変心苦しいのですが……

●投薬治療を続けていらっしゃる状態は「投薬をしていて安定している」という状態であること
●投薬はなく、ご自身では「大丈夫」と思っていらしても、カウンセリングで心の蓋が緩んだ時、いったいどういう状態になるかというのがオンラインでの面接では判断しにくいこと
●状態が大きく変化したとき、対応しにくいこと
●そういった状態での変化が主治医の治療方針の妨げになる可能性があること
●医療機関以外でも、カウンセラーが二人かかわる場合、相談の切り分け、使い分けがかなり難しく、クライエントが混乱する可能性があること

以上を主な理由として一律お断りをさせていただいています。

ando.は「クリエイターの」と銘打っておりますが、カウンセラーは本来どのような立場の方のお話でもお伺いするスキルをもっています。
主治医にご相談の上、適切なカウンセリングにつなげていただけますようお返事させていただいています。

今後対面での面接を行うことができるようになったら、主治医の同意を得てお受けすることも可能になるかもしれませんが、現時点ではご理解いただけますと幸いです。


Q.無理に継続を勧められない?

A.勧めません。

が、初回面接だけで根本的な問題の解決までもっていくことができるケースはほぼありませんので、その旨はお伝えしています。

その場合は簡単に「こういうものの考え方ができるかもしれない」とか、スケジュール管理などでお困りの場合は「こういったやり方ができるかもしれない」などをお伝えし、ご自身でお試しいただくという形でクローズすることが多いです。無理に継続をお勧めはしませんし、悩まれている場合は後日ご予約のご連絡いただくなどでも大丈夫です。


Q.癒されたいのですが……

A.何をもって癒しとするかが問題です。

カウンセリングはご自身の内面を見つめる作業であり、あくまでカウンセラーとクライエントは「同盟者」です。一緒に大変さに向き合っていく仲間みたいなイメージです。

カウンセラーは受容的にお話をお伺いしますが、その中でご自身の中身と向き合ったとき、どうしてもつらい気持ちになったり、つらかったことを思い出したりして苦しくなる時間もあるかもしれません。お話をする前にまずたくさん泣きたい、という方もいらっしゃいます。

どんな発露でもカウンセラーは一緒にいます。ただそれが温かく心地よい気持ちになるだけではないかもしれません。最終的にはそこにたどり着けるように、一緒にやっていけたらいいなと思っています。

Q.カウンセリングで「問題が解決する」とは?

A.これも人それぞれです。

しかし、一般的には「何かを思わなくなる」「何かを感じなくなる」「困っている行動がすっぱりやめられる」といった、そういう劇的な変化が起こることはまずありません。

例えば「一日に一枚しか絵が描けなくて困っている」という人がいた場合、この人の願いは「もっと描きたい」だと思います。でも描けない。どうしてか?
仕事が忙しい、家庭の問題がある、気力がわかない……いろんなことが出てくるのかもしれません。そもそも一日一枚かけていたら十分じゃない? という気持ちになることがゴールになることもあります。ぱぱっと一日二枚も三枚も絵を描けるようになる秘策みたいなものは、カウンセラーにはありません。

人間関係で困っているとき。「私がもっと心が広ければ」なんて言う人もいますが、「本当にその相手のその行為を受け入れる必要があるのか?」というところから考えます。

ふわっとした文章ですみません。でも、一人ひとりゴールになっていく地点は違ってきます。

人間関係の苦しみや悲しみは、時間が必要なことも多いです。つらいことをつらいままに受け止めるところから始めて、また何かができるようになるまでには、時間がかかることもあるでしょう。

あくまであなたの今の生活でできそうなことをゴールにすることが多いので、今の自分から悲しい気持ちが消え去るとか、できなかったことが急にうまくなるとか、そういう即効性とパンチ力のある解決には至りません。

現実的に、できる範囲で、あなたが受け入れられるような調整をしていくこと。

大雑把な回答ですが、これがほとんどの場合の「カウンセリングの目指す解決」です。

ハラスメントなどの問題が起きている場合はまた別になります。その場合はほかの関係機関をご案内しながら、実際の問題解決を促していくことになると思います。


その他お問合せはwebから

お返事には最大一週間ほどいただいていますが、お問合せより何か気になることがあればご連絡ください。

【ando. ウェブサイト】
https://andocounseling.wixsite.com/ando




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