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共尊共栄

2019.2.2

先日、ある会社の社長の話を聞く機会がありました。
そこは、「ホスピタリティ」を重視しており、国から賞などをもらっている有名な会社です。

その会社とは、「武蔵境自動車教習所」です。
自動車教習所というと、ホスピタリティとは対極にあるような業種かと思いますが、ここは違いました。

皆さん、若い頃免許を取った際、「サービスが良かった」という印象を持っている方はいるでしょうか?
おそらく、教習所のサービスに対して良いイメージを持っている人のほうが少ないのではないかと思います。(私もその一人です)
そもそも、「教習所がサービス産業だ」と認識していない方がほとんどでしょう。

こちらには、強力な理念がありました。
「共尊共栄」
というものです。
「お客様・仲間(社員)・地域社会に感謝し、共に豊かになることを目指す」という意味です。
その中でも特に、社員満足(ES)を一番に考えていました。

1960年の創業から半世紀。
一時期には、社員の反発を買い労働闘争まで発生した事もあるそうですが、
その事件から一転、社員を第一に考える会社へと徐々に変わってきました。
・朝礼での「ほめほめリレー」
・地域での清掃活動
・挨拶を「ありがとう」に
などなど様々な仕組みを構築しました。

理念を掲げ、それを社員一人ひとりに浸透させるために根気強く仕組み作りを行っていく。
会社作りに近道はないのだと教えてもらいました。

皆さんのお店でもそうですね。
良いお店作りは一朝一夕にはできません。
まずは「どうやったら今のお店がもっとお客様に支持されるようになるのか?」をそれぞれが真剣に考えること。
そしてそれを皆と話し合い、案を出して実行すること。
それが成功すればよいし、失敗してもそれを学びに変えられます。
その試行錯誤を100回、1000回、10000回と繰り返していくことで徐々に良い店・良い会社が出来上がって行くのだと思います。


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