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タイの料理

2020年7月19日

現在、新業態「タイ屋台酒場 カオヤイ」出店に向けて、メニューブック作成の最終段階まできています。

メニューは見開きの4ページで、その中の1ページをお店と料理の紹介に使う事にしました。

「タイ料理とは?」
について再度調べましたので、ここで書いてみます。

タイ料理は、東南アジア周辺の影響を受けたタイ独自の料理で、香辛料やハーブを多用し、辛味・酸味・甘味等を多彩に組み合わせた味付けが特徴です。
主食は米で、日本より細長いインディカ種のタイ米を食べます。
家庭では、日本と同様、その米に合うおかず(スープ、野菜炒め、肉料理など)を並べて食べるのが一般的です。

肉は、豚と鶏が多く、牛、アヒル、カエルの肉など、
魚は川魚(ナマズやティラピアなど)を使った料理が多く見られます。

野菜は日本に比べて香りの強い葉物野菜(パクチー、空芯菜など)が多く、根菜は少ないです。
熱帯フルーツ(マンゴー、パパイヤ、ドリアンなど)も種類が豊富で、よく食べられています。

昔は手で食べていましたが、現在はフォークとスプーンを使って両手で食べる事がほとんどです。

また、タイは大きく4つの地方に分かれます。
・中部
・北部
・東北部
・南部

それぞれ地方毎に料理に特徴がありますので、簡単に紹介していきます。

【中部料理】
バンコクを中心としたエリアで、位置的にも経済的にもタイの中心地です。
人口は圧倒的に多く、料理の種類も豊富です。
低地で川が多いことから農業が盛んで、外国から入ってきた食文化の影響を受けているものが多いのが特徴です。
タイ料理の特徴である、酸味、辛味、塩味、甘味のバランスが良いのも特徴です。

・代表料理:グリーンカレー、トムヤムクン、空芯菜炒め など

【東北(イサーン)料理】
タイで一番面積が広く、人口も多いエリアで、ナコンラチャシマ(別名:コラート)、ウドンタニなどの地方が有名です。
※前も書きましたが、私の妻はイサーンの玄関口「ナコンラチャシマ県パクチョン市」出身です。
東北地方はイサーンと呼ばれ、山が多く、料理はラオスの影響を強く受けています。

イサーンでは独特の食文化が育ち、主食はモチ米(カオニャオ)で、辛くて味が濃い料理が多いのが特徴です。
珍しい食材も多く、アリやバッタなどの昆虫食が日常的です。

代表料理:ガイヤーン、ソムタム、ラープなど

【北部料理】
タイ第二の都市「チェンマイ」がある北部は、比較的涼しい山岳地帯で、避暑地として人気のエリアです。国境沿いの山岳部には、少数民族が住んでいます。(有名な首長族など)
豊富な川を利用した米の栽培が盛んで、モチ米を食し、隣接するミャンマーの影響を受けた料理があります。

代表料理:カオソーイ、ナムプリックオーン、サイウアなど

【南部料理】
プーケットなどのリゾート地を要する海の多いエリアです。
日本人にはあまり馴染みがない南タイ料理ですが、タイ人でも苦手な人が多いほど「とにかく辛い」のが特徴です。
古くから海を使った交易が盛んで、インドやイスラムの影響を受けた料理が多く見られます。

代表料理:クアギン、ゲーンソム、カオヤムなど

【番外編・中華料理】
タイには華僑が多く、彼らの食文化はタイ現地に深く浸透しています。
日本でいう餃子やラーメンのように。
辛味は少なく、日本人でも抵抗なく食べられる料理が多いです。

代表料理:カオマンガイ、バミーヘン、ジョークなど

カオヤイでは、主に中部料理イサーン料理を揃えています。
タイで教えてもらったレシピをできるだけ再現し、現地の味と文化を体験してもらえる店を作りますので、お楽しみに!


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