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メニュー開発の歴史③


2022年10月9日

東池袋店・秋葉原店の2店舗体制になり、ベースのメニューは安定していました。
『トマト・ハヤシ・キノコの3種類』+『2種掛け』 & 『チーズ入り』 の基本メニューは今も変わっていませんね。

秋葉原店オープン後からの大きな変化としては、「コンソメスープ」が定番化したことです。
それまでスープは、東池袋店で「ランチスープ」(ランチタイムのみの日替わりスープ)を提供していましたが、秋葉原店で新たに開発したのが、今も全店で提供している「バター醤油コンソメスープ」です。

当時の秋葉原店立ち上げ店長は元ラーメン屋店主で、彼が東池袋店との差別化のため開発したオリジナルスープでして、その評判が良かったため、その後東池袋店やFC店でも提供するようになりました。

↓《懐かしのうんちくポップ》

さてここからは、過去メニューの中で印象に残っているメニューを紹介していきます。

①牛すじ肉盛りハヤシオムライス

秋葉原店一周年記念で作ったメニューです。
当時はデミグラスの仕込みに圧力鍋を使っていたため、それを使って大量に牛すじを煮込んでハヤシソースと仕上げました。
100食限定でしたが、かなり反響があったと記憶しています。

②真空ポーク[トッピング]
200円

秋葉原店の土日限定トッピングで、こちらも当時のラーメン店長が、チャーシューの技術を流用させて作ったトッピングメニューです。
平日のうちに肉をマリネして寝かせておき、金曜の夜にお湯を張った保温ジャーに入れて土曜の朝に完成、という手の込んだトッピングでした。

今思えば、当時の秋葉原店長は東池袋店に対抗意識を持っていて、その競争心をベースに様々な施策を打っていたように思います。
そういう『良い競争心』は良いものを生み出す力になりますね。

③黄金のグリーンカレーオムライス

こちらも当時の秋葉原店長が開発したメニューで、とにかく手が込んでいました。
その時ちょうど彼がタイ料理にハマっていて、大久保のタイ食材店などに足繁く通ってスパイスやハーブを自分で調達してきて、ペーストから全て手作りで作り上げていました。
限定で、一週間に30食といった形でスポット販売していましたが、味はフレッシュで美味しく、ファンも多かったです。

ただ、調達コストや彼の人件費を考えると、利益的には?でしたね。
その時は、ハヤシソースを工場生産に切り替えた時期だったので、グリーンカレーは『手作りの美味しさ』を追求していた彼なりのアンチテーゼだったのかもしれません。w

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