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タイ現地視察②

2020年3月1日

【3日目】


この日は移動日。
タイの中心地バンコクを離れ、妻の地元ナコンラチャシマ県パクチョンへ行きました。
行く前に、バンコク(バーンラック地区)で最後の調査です。


朝はジョーク(タイのお粥)バミーヘン(汁なし麺)の有名店で食べました。


この店、大衆的ですが、なんとミシュラン店です!

ジョークとは、米がドロドロになったお粥料理です。
中華系の人達がやっているので、ほとんど中華料理ですね。
日本のような米粒が残っているタイプのお粥は、「カオトム」と言います。

バミーヘン
こちらも中華系のタイ料理。
上に乗ってるのは、おなじみのアヒル肉です。
癖がなくとても食べやすいです。

お腹がパンパンになったところで、バンに乗ってパクチョンに向かいます。

パクチョン市は、バンコク中心部から160kmほど離れた町で、道が空いていれば車で2時間で着きます。

ここで簡単なタイ地理の説明を。
タイ王国は日本と同様縦に長い国で、バンコクがある中央部、チェンマイがある北部、イサーンと呼ばれる東北部、プーケットなど海が綺麗でリゾートが盛んな南部、に分かれます。
イサーンと呼ばれる東北部は人口が多く、日本に来ているタイ人は大多数が東北部出身と言われています。
そこでは独特の食文化が育ち、その料理はイサーン料理と呼ばれて世界中で人気です。
パクチョン市はその東北部に属しており、ナコンラチャシーマ県の一番西側(バンコク側)にあります。(地図の赤い部分がナコンラチャシーマ県)

ナコンラチャシーマ県は、タイの中で一番面積が大きく、人口はバンコクに次いで第2位です。

パクチョン市はバンコクに一番近いイサーンのため、「イサーンの玄関口」とも呼ばれています。
また、世界遺産「カオヤイ国立公園」から一番近い町のため、観光客も訪れる場所でもあります。

我々は、このイサーンの玄関口でイサーン料理を学ぶためにやってきました。

最初に行ったのは、こちら。

日本人にも馴染みのあるタイ料理「ガイヤーン」(タイ風鶏焼き)を売っているお店です。
ここは妻の従兄弟のお店です。(Sさんと一緒に写っているのが従兄弟のピマム)

実は妻の実家は一族で鶏肉稼業を営んでおり、パクチョンの市場で鶏肉を売ったり、近隣の飲食店に卸したりする仕事をしています。
そのためこの店では朝〆めの新鮮な鶏肉が毎日入るというわけです。

作り方はシンプルで、丸鶏を特製のタレに一晩漬けて、専用のグリラーで焼くだけです。
焼き立てを頂きましたが、柔らかくてうまい!
タイの鶏は小ぶりですが、肉質が柔らかく味もしっかりしています。
これが1羽150バーツ(約500円)だから驚きの安さです。
その漬けダレのレシピを教えてもらいました。

続いて、こちらの屋台。

『ジェームアイ・アハーンタムサン』

こちらも妻の親戚がやってるお店です。
アハーンタムサンとは、注文で作る料理という意味で、お客様の好みに合わせて何でも作ってくれる店です。
「エビと魚でガパオ炒めを作って」
「パッタイに鶏肉を入れて、辛めに作って」
など色々注文できます。

ここでは、定番のガパオ炒めグリーンカレーパッタイなどを教えてもらいました。

オブアロイと違って移動式屋台なので、本当に狭いスペースの中で料理を作りますが、一つの鍋だけで手際よく仕上げていきます。
基本パターンをベースに、調味料や食材を変えて色々なタイ料理に変化させる事ができると学びました。

続く。。。

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