デザイナーインタビュー|わたしがデザイナーになったきっかけ
デザイナーの皆さんは何をきっかけにデザイナーを目指しましたか? and factoryには、さまざまな経緯を経て、ジョインしたメンバーがたくさんいます。 今回は、中でも異色の経歴をもつデザイナーのサカイさんを紹介したいと思います!
最初はバンドマンからスタート
── はじめに、これまでの経歴を教えてください。
大学時代は、マーケティングやマネジメントを学ぶために経営学を専攻していました。就職活動まで終えていたのですが「ミュージシャンになる」という夢を捨てきれず、内定を辞退。 卒業後はアルバイトをしながらバンド活動に勤しんでいました。CDリリースやツアーなど精力的に活動するものの、努力虚しく2012年の29歳の時にバンドが解散してしまったんです…。次は何をやろうかと考えた時に、デザイナーになることを決意しました。
── なぜデザイナーを目指したんですか?きっかけを教えてください。
横文字の仕事に就いてみたかったんです(笑)。 そんな邪な気持ちに加えて、バンドのCDジャケットやフライヤー制作を手掛けていたことが大きかったんだと思います。IllustratorやPhotoshopを駆使し、バンドの想いをモノに落とし込むプロセスに楽しさを感じていましたね。
バンド解散後には知人からフライヤーやロゴ、Webサイト制作を依頼されるようになっていました。それらをポートフォリオとしてまとめ、31歳の時に初めてデザイナーとして就職することができました。and factoryには2017年に入社しまして、現在7年目です。
不動産業のデザイナーとして活躍
── and factoryではどんなお仕事をされているか教えてください
現在不動産ビジネスのチームに所属し、主にインバウンドゲスト向けの宿泊施設である&AND HOSTELのデザインを手がけています。ロゴやWebサイト、DTPや館内のサインデザインなど、施設に関わるものすべてを制作しています。
── &AND HOSTELのデザインを手掛ける上で一番大事にされていることは何ですか?
ユーザーをよく知ることです。 ブランディングや世界観は油断すると一方通行なものが出来上がりがちです。ゲストを意識した上で彼らに伝わる言葉やデザインに仕上げたいと思っています。そのためにはゲストへのアンケートやインタビューを行い、ユーザーインサイトをしっかり深掘りするようにしています。
── サカイさんは、デザイナーとしてだけではなく、ディレクション業務もやられていますよね!そちらはなにがきっかけで担当するようになったんですか?
上司の鶴の一声で決まりました(笑)。開発も終わったし、今手が空いているでしょ?と…。 少数精鋭のチームだったので、メンバーは一つのことをしていれば良いということはなく、それぞれ幅広く業務を掛け持ちしていたんです。ディレクションに興味を持っていたため、二つ返事で受けることにしました。
── 初のディレクション業務ということで、一番大変だったことは何だったんでしょうか?
ツールを駆使して定量的なデータを見つけ出すことと、そこから仮説を出すこと。そしてそれが正しいかどうかを検証するフローを軌道に乗せるまでが大変でした。デザイナーというと、要件定義に沿って最適なUIやビジュアルを制作することが多いと思います。ディレクションはその要件定義を行う業務です。
ユーザー体験に対して広い視野で捉えながらも、ボトルネックを見つけるための細かい視点も必要とされ、その目を養うまでに時間がかかりました。
── どうやってその苦労を乗り越えていったのですか?
乗り越えられた理由は二つありまして、一つは、他のチームのディレクターやマーケターにノウハウを教えてもらったことです。and factoryには多くの専門家がいるのですが、ディレクターやマーケターに直接教えていただけたことは心強かったです。彼らの助けなしには乗り越えられなかったと思います。
もう一つは自身の適切なスケジュール管理です。多様な業務に取り組んでいるからと言って、1日の時間が増えることはありません(苦笑)。 なので、時間配分を決めて「何時までにこれをやる!次はこれをやる!」という感じで強引にカレンダーにスケジュールを追加し、タスクの可視化に努めました。これが功を奏し、結果的に自分のキャパシティを越えることができたんだと思います。
デザイン未経験でも挑戦し続けることが大切
── 助けてくれる人の存在と、ご自身のスケジュール管理が重要だったんですね。現在and factoryでのデザイナーとして、意識していることはありますか?
and factoryには4つのコアバリューがあります。
【Challenge・・・失敗を恐れない】 【Speed・・・まず、やってみる】 【Quality・・・妥協しない】 【Team play・・・気を配る】
これらを体現するようなデザイナーでありたいと意識しています。
未経験からデザインの業界に入り9年ほどが経ちましたが、今でも勉強は欠かせないと感じています。日々のインプットこそがデザインの質とスピードに現れます。
加えて、今後もデザイナーという枠にとらわれずにデザイン業務以外へのチャレンジもしていきたいですね。普段触れないスキルに触れることで、デザインに対する解像度が上がるので。
── 最後に一言お願いします。
and factoryはチャレンジしたいと思ったその瞬間から、新たな業務に取り組むことができる会社です。デザインをさらに突き詰めることはもちろん、デザイン以外への探求の道が開かれています。様々なことに興味があるデザイナーの方は、ぜひお声がけください!
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