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タレント事務所オーデション

新しい人生を生き直すと決めてからの2年は人生で最悪でしたと、冒頭書きました。
その日も毒を撒き散らしながら、夜は一人で日本酒を飲みまくっていました。
本を読むことも、日記を書くことも億劫になり、たとえ日記やブログに向かったとしてもネガティヴキャンペーンになってしまうので、書くまいと思い、SNSをだらだらとあてもなく眺めているうちに流れてきた一個の広告。

それこそがタレント事務所のオーデションの広告でした。
その二、三日前、別のプロダクションのシンガー募集の広告を見つけたのですが、残念ながら年齢制限があったのです。
しかし、ここは「年齢不問」とありました。
応募フォームを開くと必要事項を書くスペースがあり、プロフィール画像を貼り付けて「応募する」をポチッと押したらおしまいです。世の中のシステムがあまりにも便利になりすぎ、何かに応募したり、購入を決めるには一瞬で済むようになりましたよね?
しかも大いに酔っ払った勢いのポチッ…
正直に白状すると、それっきり応募したことを忘れていたのです。
書類審査通過の知らせが来たのは年明け早々でした。

あ。そういえば、応募フォームを開いたような。。。
それから、このオーデションの評判をいろいろ読みました。さんざんな酷評もありましたが、まあ、想定内。大手プロダクションだから詐欺まがいのことはないだろうと踏んで、二次面接に進むことにしました。
演技、歌唱、質疑応答。
モデル、声優、俳優。俳優だとしたら、映画、テレビドラマ、舞台。何がやりたいですか?
審査官の質問に、「ミュージカルです。」と答えてしまいました。(来世は。。。と、付け加えましたが)「では今世でも叶えましょう。」と言っていただき、その後のオリエンテーションでも充実したレッスン内容の説明を受け、習い事を一つ増やしたと思って入学することに決めました。

子供の頃のワクワクが少しだけ蘇ってきました。
ところが、時はコロナ騒ぎの真っ只中です。思いっきりレッスンができないジレンマを抱えたまま一年があっという間に過ぎてしまいました。
2年目に入ると、アカデミーの改革が様々なされ、時代の流れも相まって、onlineレッスンが格段に増えました。
秋田から毎週仙台に通うのも楽しかったのですが、onlineで単位が取れるなら、それに越したことはありません。
マスクも外して笑ったり怒ったり、発声練習をしたりできることもありがたかったです。
全国の受講生の皆さんと切磋琢磨して学べる時間は貴重でした。移動の時間と経費がかからないonlineレッスンは今後ますます増えるのではないでしょうか。

 2023年3月、2年間のカリキュラムを終えて卒業しました。
 習い事を一つ増やしたつもりの2年間でしたが、実際はどんな2年間だったのか、そして卒業した今、どうなのか?
 これについては詳しく実態をお話ししようと思います。(またまた暗殺事案になるかも💦)

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