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3年前の話

昨日は二件の猫騒動。
一つ目は朝霞に行った可愛い子ちゃんたちのママを捕獲し、避妊し、無事に退院させた親友の家に。
黒猫ママさんは推定3歳。
エイズも白血病も陰性で、血液検査の結果も特に問題なし。
里親さんは決まったのだが、お引き取りが2月になるということで、親友が預かってくれることになった。
が、野良ちゃんなので、部屋にフリーは無理だよね。
と、なって、
急遽二階建てケージを買って、二人で組立開始。
ああでもないこうでもないと、オバサンたち二人で奮闘。なんとか組み立てて、さあ、どうぞ!って、言ったって入るわけないよね。
この日はワクチン打って元気もなかったし、怖がってたから、部屋を締め切って、私は帰宅。

どう?
と、親友にLINEしたら送られてきた画像がボロボロの障子だった。🤣

彼女は高校一年の時、たまたま私の席の近くだったので、勝手に友達宣言しちゃった。おっとりして優しくて、いかにも女子高生って感じの可愛い人だった。
その彼女も長い不妊治療を経て、双子ちゃんの母となり、自身も大きな病気をして、父親を看取り、今は母親の介護…
たくましいなあ。

無責任な飼い方をしているご近所さんにも立ち向かい、野良になってしまった猫に多額の入院費と治療費をかけ、里親を募集するという。腹を括った彼女の心意気に感心して、子猫の保護からずっと協力してきたけど、一方で、餌だけあげて、可愛がっている(つもり)のご近所さんはどうなんだ?

猫は野生動物ではない。

もう一件。
ある場所に住み着いている野良ちゃん。ある日怪我をして現れ、その後姿を隠し、昨日、10日ぶりにボロボロになって現れたそうだ。
明らかに重篤。
私が直接関わっているわけではないから、アドバイス程度しかできないけれど、とりあえず今朝、病院に行ったと知らせがあった。
恐れていたとおり、エイズに感染していた。角膜に傷。脱水。入院加療となった。

もし、脱水症状が改善して退院したとしても、この子はお外では生きていけないだろう。
お世話してくれた方も精一杯心を尽くしてくれた。
この後、どうしたら良い?胸がいたむ。

もう一度言うけど、
猫は野生動物ではない。

飼っている人は避妊去勢手術をしてほしい。外出自由にしないでほしい。
時代は変わったの。
外でネズミを獲ったりスズメを獲ったりして、自由気ままに生きていくのが猫だなんて思わないでほしい。

野良猫という種類の猫はもともといない。
不幸な猫を作り出した責任は人間にもあると、気づいてほしい。

殺処分ゼロの取り組みも大事だけど、
誰にも知られず道端や空き地で命を落としている小さな命のことも知ってほしい。

間違えばうちの日南子さんもそっち側だった。

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