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着付けの独学スタート

飛んで火に入る夏の虫…
呉服屋さんのトラップにまんまとハマってしまった私ではありますが、大島紬に一目惚れして、初めて自分の意思で着物を仕立てようと決意したわけです。
私が持っている着物は、大学の卒業式にと、母が買ってくれた小紋。33歳の厄払いの時に姑さんが選んでくれた色無地と「持ってないと恥ずかしいよ。」と、言われて渋々作った黒留袖。←(いまだにしつけ糸付き)
帯は就職した年に初めてのボーナスで奮発して買ってしまった袋帯一本だけ。
襦袢らしきものもあるにはあるのですが、さてさてどうしたものか。。。
と、悩んでいると、私よりもはるか以前から着物が好きでちょこちょこお安いものを購入していたという娘たちが(言えよ!)「お母ちゃんもとうとう着物の良さに目覚めたのね!」と、アドバイスのあめあられ。
まずはネットで着物初心者さん必須のアイテムをお安く購入せよ!とのお達しがありました。この時代、ネットというものがあるのでありがたいですよね。呉服屋さんに赴いて一から揃えるとなったら、万札が飛びますよね。
娘たちのおかげでそこは避けられました。
そして、早々一人で着られるように練習。。。と、思ったのですが、着物って反物を注文してから納品まで2ヶ月近くかかるんですね。
そこで、再びネットに頼りました。
練習用の木綿の単の着物がお安く販売されておりました。
幸い、プレタと呼ばれる既製品は私の寸法にピッタリ!
喜び勇んで練習用を購入しました。この時点で気づくべきでした。。。私はわざわざ呉服屋さんであつらえる必要がない体型なんだということに…その話はさておいて。

凝り出すととことん凝ってしまう性格なので、着付けも1からYouTube先生で検索して、色々な方のを見まくりました。
初心者でもなんとか見よう見まねで着られるような工夫がなされている動画もたくさんあって、見ているだけで楽しかったですね。
最終的には3人の着付け師さんに絞って、それぞれの良いとこ取りをしました。
なにしろ60歳の着物初心者ですから、頭も硬くなっているし体も硬くなっているので、帯結びに関しては前結びと決めました。
今でこそ、カジュアル着物、普段着着物、と好き勝手に着て遊んでいますが、何も知らずに着物の世界に足を踏み入れてしまったので、まずは基本からです。
なんでもそうですが、型を壊すにはまず型を知らないとね、というのが持論です。
初心者特有の「上手くいかないこと」ももれなく体験しました。

襦袢が綺麗に着られない
衣紋が抜けない
胸元がぐずぐずになる
おはしょりがもこもこする

それでも練習あるのみ!と、暇さえあれば娘の部屋に立てこもって練習しました。
(当時、娘たちはすでに独立していて、部屋は使っていませんでした。うちには猫が大勢居たので、娘の部屋以外で着物を着ることは不可能だったのです。)

そんな時、SNSで見つけた、コンテスト!
さあ、またしても飛んで火に入る夏の虫になる私ですが、その話は次回に譲るとして、
今日のコーデもどうぞご覧くださいね。

先日落札した9枚で1000円の中の一枚です。ご覧の通り、しつけ糸付きの新古品ですね。
オークションに出品されるまとめて○枚というのは、着物レンタル屋さんの型落ち品というのが多いのでしょうが、たまに本当に一度も袖を通していないよね?というのが入っている時があるんです。
私は身長163cmですが、腕が長いので着物として着るとちょっと袖が短くて格好が悪いんです。
この渋い感じの紬はとっても好きだったので、下にタートルのセーターを着てみました。
帯はリバーシブルの半幅帯で、こちらは高価なものです。

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