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おおきな木

2月16日(木)
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おはようございます。
いよいよ、1日一投稿のリミットが迫ってきて、それでもおはようございますと言い続ける強めのメンタルを持つ桑田です。

さて。
今日は、「おおきな木」というテーマでお話したいと思います。

シェル・シルヴァスタイン氏の著作である有名な絵本のお話です。

▼司書さんに薦められた絵本
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時間があると新たな出会いを探しに学校の図書室に行きます。
Amazonや本屋ではついつい、僕の趣味嗜好の本にばかり目が行き、手が伸びてしまうので、自分の幅を広げようと思うと図書室、そして、司書さんに言われたことは「はい!」と言って、本当の出会いを楽しませてもらっています。

今回は、その中の一冊である「おおきな木」という絵本を読んだ感想です。
もう3回読みました。

内容はとってもシンプルです。
少年とりんごの木の人生を辿る物語です。

少年は、りんごの木に来て、よく遊びます。
木を登ったり、枝の中で遊んだり、木に実ったリンゴを食べたり。
ときにはかくれんぼをしたり。
少年は、このおおきな木が大好きでした。
そして、この木も少年を大好きでした。

しかし、時が経ち、成長する少年は、だんだん、木のところに来なくなっていきます。

ですが、困りごとがあると少年はおおきな木のところにやってきて、おねだりをします。

お金が欲しい…
お金はないがリンゴを売って、お金にして、しあわせになりなさい

家が欲しい…
家はないから枝を持っていって、家を作り、幸せになりなさい

世界に羽ばたく船が欲しい…
船はないから木の幹を持って、船を作り、幸せになりなさい…

そう言って、切り株だけになったおおきな木。

▼みなさんは、どちら?
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僕は、この絵本を読んで、なんで図々しい少年なんだ!
少年のような相手のことも思いやれないテイカー(受け取る人)になってはいけないな‼︎と考えていました。

でも…
編集後記で村上春樹さんが書いていたことは、僕のそれとはまた違っていました。

「少年」の立場から見たあなた
「おおきな木」の立場から見たあなた
もしかしたら、両方の側面を持つあなた

それぞれにあるでしょう。と…

▼「おおきな木」がもつ意味
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人には、テイカー(受け取る)だけでいる人はいないと思います。ギバー(与える)だけでいる人もいないと思います。

この絵本でも、
おおきな木は、めちゃくちゃギバーのように見えるし、少年はめちゃくちゃテイカーに見えます。
ですが、じつは少年との時間を共にしたいという願望がおおきな木にはあり、「共に過ごす時間」という側面で見れば、おおきな木の方がテイカーであったりもします。

そして、おおきな木は親や教員のようでもあり、若く明るくエネルギッシュな子ども(生徒)と一緒にいることができる時間は、かけがえのない時間であり、子どもたちから大きなものを受け取っているようにも感じます。

そして、子どもたちは、、、

この絵本を通して、どんなことを感じるのでしょうか?

そして、僕自身、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後にこの絵本からどんなことを感じ取るんでしょうか?

多くの本からみずみずしい感受性をもらって、若い生徒たちに刺激を与え、与えられる関係でいたいと思います。どうぞ応援の程、何卒宜しくお願い致します。

【追伸】
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