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とうとう山暮らし 7/36

西米良村地域おこし協力隊に着任してから7ヶ月半。
新年度突入。米良三山の新たなロゴがようやくお目見え

「そうそう、米良三山3つ言える??」

米良三山 https://www.jimomiyalove.com/event/item.php?eid=2081 より引用

まず1つ目は、日本二百名山「市房山」(1721m)
そして2つ目が、九州百名山「石堂山」(1547m)
最後の3つ目は、「天包山」(1180m)

西米良村の山を語る上で、この3つの山は欠かせない。日本二百名山である「市房山」では、毎年秋にトレイルランニングの大会「西米良スカイトレイル(ロング:距離38km、累積標高3364m)」が開催され、最高の景色を見るために、わざわざ村所中心地から市房山のてっぺんまで駆け上がる。
「石堂山」については、岩場あり、鎖場あり、偽ピークありのなかなかテクニカルなコース。市房山とはまた一味違う楽しみが味わえる。今の時期はツツジがキレイで、9合目にあるアケボノツツジは見逃せない。個人的には石堂山から見える市房山が好き。そして、「天包山」は車で8合目付近まで行け、そこから山頂まで30分。階段が続くが、林道(作業道)を活用すれば、トレッキングコースとしてもお手軽だ。ファミリーや初心者向け。
「米良三山」は3つの山それぞれに特色があり、面白みがある。この基調な資源を活用し、守りながら、ブラッシュアップさせていって、もっと人が集まる場所にしてきたい。そのうち、この3つをつなぐコースを作るつもり。

石堂山9合目のあけぼのツツジ。奥に見えるのはもちろん偽ピーク

米良三山を盛り上げるために作ったロゴがようやくお目見え

左から市房・石堂・天包を表現 (design by 山、と。and mountain)

米良三山を盛り上げていくためのロゴが完成。このロゴを活用し、コース上に案内板も設置。いままであった、コース上にある案内はどれも古く、破損していたり、ボロボロで汚かったり、どこを差してるか分からなかったり、ほぼほったらかし同然。それがずっと気になっていて、ロゴ作成に合わせて案内板をリニューアルさせた。木の成長を妨げないように設置にはショックコードを使用。少しでも自然を妨げないように自然を意識した色合いにもした。サイズも小さめにし、さり気なく正規ルートを案内している。

役場とともに作ったコース案内。各コースは定期的に整備。
ブロアをかけることがヒルの被害の軽減につながる。

ほったらかしの山から、整備管理された山へ

どこの山も整備はほぼボランティアに任されていることが多い。昔から◯◯山岳会や地元の山の会が保全してきた。ただ、どこの地域も高齢化で保全が行き届かなくなった所が多い。西米良の山々も、年に数回山開き前やイベント時には整備していたが、やはりそれだけでは足りない。登山道だけでなく、HP上には色々な地域のコースや遊歩道が上がっているが、すべてが管理されているとは限らない。HPに上がっていた情報から実際に行ってみると、行き止まりや倒木でボロボロ、通れないなどよくあることだ。そんな所はもう二度と行かない。米良三山でも、市房山や石堂山の0合目(1合目登山口)からのコースは、以前まではとても案内できる状況ではなかった。ただ、HPには案内されている。その現実をなんとかしたいとの思いから、自分たちは今、年間を通じて米良三山すべてのコースを整備・保全させてもらっている。
ただ、きれいにはなったが、さすがに0合目からの登山者が少ないのが課題。時間かかるしな。もっと仕掛けなければ。

年間を通じて米良三山の登山道の整備と確認を行っている

ロゴを活用しながら米良三山をPRし、山の保全にもつなげていきたい

これからはこのロゴを活用してきながら、PRはもちろん、グッズを作っていきたいと思っている。その売上を米良三山の保全に活用していければ、持続可能にもなる。そして、ふるさと納税の返礼品にも出すことができれば、PRだけでなく、西米良村のための財源にもなっていく。そんな循環を作っていければいなと思う。
山の保全は川を守ることに繋がり、その流域である海側の地域を守ることに繋がっていく。山側の責任はとても重要だ。広い視野を持って考えていきたいなと思う。

では、また続きを書きます。
あっ、4月29日(祝)は山開きです。石堂山の0合目で神事があります。いつものアレも用意されているみたい。天気が心配だけど。。。


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