とうとう山暮らし 10.5/36 ②

2024年8月4日 12:38

西米良村地域おこし協力隊に着任し、
西米良村と宮崎市の二拠点生活が始まって10ヶ月半。
今回は仲間と行ってきた「京都一周トレイル」について。

いつもと違う体験は気付きが多い

7月16日（月）〜18日（水）の3日間で、　仲間4人と「京都一周トレイル」にチャレンジ。https://ja.kyoto.travel/tourism/article/trail/

1日目が北山西部コース（19.7km）と西山コース（12.3km）。2日目が北山東部コース（17.9km）と東山コース（24.6km）※東山コースの伏見稲荷〜伏見桃山（9.5km）は行けず断念。
ざっくりと、2日間で74.5km （ガーミンのログでは2日目めが50kmあった）。天気も曇り、雨に打たれることもなく、時折強烈な日差しもあたったが、比較的恵れた2日間だった。

2日目のスタートも二ノ瀬駅

朝早くホテルを出て、地下鉄で国際会館方面へ。コンビニで補給し叡山電車の八幡前駅まで歩き、再びスタート地点の二ノ瀬駅まで。
叡山電車は動物のイラストがラッピングされていたり、電車の中に風鈴があったり、アニメとコラボしていたりと親しみの持てる電車。電車があるってやっぱり便利だわ。

比叡山まで登り続ける

さあ、電車を下りてスタート。いきなり最初から上り、ひたすらロードを上って鞍馬駅へ。早くも水分補給。暑い。そこからさらに登って、トレイルへ。そこから延々と続く登りに汗だく。早くも疲労困憊。日差しも出てきて先が思いやられる。そんな２日目の始まり。

やっときたよHIEIZAN

やっと比叡山のケーブル乗り場に到着。ここまで約17.9km。待合室は昭和レトロなケーブル乗り場で、よくSNSに上がっていた“アレ”を発見。ここだったワケね。

さあ、ここから後半戦のスタート。伏見桃山を目指して進む。銀閣寺周辺までは下り基調なはず。

暑い銀閣寺、そして険しい大文字山の上り

街場に下りてくるととにかく暑い。銀閣寺周辺でコンビニ探すけど、なかなかなくて、一番近くが約2km。とにかく補給が大事ってことで、向かう。レッドブルとパンと麦茶を購入し、戻って大文字山へ向かった。どこの観光地に行っても、外国人が多い。これだけ来てくるといいな。

ひたすら登って、水場があれば、体を冷やす。途中、自分たちが持っていたログが古く、標柱とあってなかったりしてロストしそうになったり。まあこれも冒険だ。そんなこんなで、なんとか南禅寺までたどりつき、水路閣や南禅寺を見て建築のすごさに圧倒される。

いよいよクライマックス

のこり約10km近く、もうひと踏ん張りということでここからスイッチが入る。

伏見稲荷直前、延々と続くロードの激坂を上がりようやく到着。ここを車で上がるんか？というほどの激坂。そんな激坂を下りてくる外国人数名。「Good luck!!」的な言葉で励まされながらなんとかかんとか踏ん張った。

ここを下りたら、伏見桃山までもう少しかなとか思いながら満身創痍下りていくと、分岐を発見。は？？

階段の途中で、分岐を見ると「F」の文字が?!　そのまま「1」に向かうわけじゃないあワケねと、皆で愕然。のこり10km近くと思ってきたのに、「さらにまだ先あるやん！」と心も折れて、時間も時間ということで、伏見稲荷から電車で帰ることにした。
伏見・深草コースの「F」。東山コース＋伏見・深草コース。。。ちゃんと、見てないこっちも悪い。（伏見・深草コースは東山コースの延長として後に作られた。だからこんな標記になっているのかな？）もうちょっとだったけど、まあ仕方ない。みんな、またズレがひどくなったり、足にマメができたりもしてるしね。次来た時のためにとっておこう。

楽しかった京都一周トレイル

昔の道を使って、里から里をつなぎながら観光地や名所を巡る。ロングトレイルの魅力に触れられた２日間だった。約80kmの道でも、トレイルランナーなら1日や2日で巡ることができる。車で行くとスポットのみで、途中の楽しみがほぼ消える。ルートをつなぎ、定期的に整備すれば、どこだってできそうだ。ただ、宮崎の場合はどの山も杉が植えられ、常に伐採の可能性があある。まあ、仕方ないことではあるのだが。とにかく有意義な京都の旅だった。やっぱり、色々なところに行ってみないと分からない。またどっか行こう!!