【映画感想】ミッドサマー
伝説的トラウマ映画と聞きつつも…やっぱり観とくか!ということで視聴。
もう映画への熱量がやばすぎて、語彙力が低下しました。やばいとかすごいとかばっかり出ちゃう、すごい映画でした。
世界観・倫理観の作りこみが本当にすごくて、このまま宗教家にでもなれるのでは…という畏怖すら感じる仕上がり。実はドキュメンタリーだったんですけどって言われたら信じると思う、けれどもそんな世にも奇妙な物語風エンドでもないのがまたいい。
狂った世界の出演者の皆さん(村人)への演技がすごくて、主人公たちサイドのストーリーそっちのけで「え!?今の何??」「それどういう意味??」みたいなザラリと気になる演出が後ろの方で展開されていて目が離せない。しかも日常感がすごいの。あたりまえなんだよね、村人さんにとっては。この、違和感があるんだけどない違和感って感じをどこからでも浴びせてくるのがやばい。トランス感もあるのがさらにやばい。もちろんわざとなんだけど、美しいのがやばい。
そして、映画の設定好きな人間を「もうちょっと詳しく知りたい」って思わせてくるところがやばい。私は完全にそうなっています(笑)村の人に話を聞きたい(笑)考察しようとする意思すら与えないほどの圧倒的設定力だと思います。怖い。
話題になるのが納得だし確かにひとつの伝説を作ったくらいの勢いがある名作。誰にでもはオススメしませんが、映画ってやっぱりすごいなと思える作品なので、観てもいいんじゃないかなと…でも責任は取れないかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?