【映画感想】エスター　ファーストキル

少女系スリラーホラーの定番「エスター」の前日譚「エスター　ファーストキル」。誰もが、ファーストキルじゃないじゃん！とつっこんでますが、そんなところがバイオレンスロリータの本領発揮といったところ。

エスター嬢の最大の特徴をバラしつつ、ガンガン進む展開で感じるある種の拙さ（怪しさや狂気を隠しきれてない）は、時系列で考えてみると逆に自然。賛否ありますが、前作の粗さもうまく拾っていて、前日譚としてのスタンスが◎。
さらに話題になっていた14年前当時の女優を起用したキャスティングも、幼さを演じきれていない違和感に転換されていると思うと良い演出。
ファーストキルから前作を見ると、彼女の成長を感じられるような作り。

ストーリーも驚き設定でひねりがあり、粗いながらもスリラーホラーらしい面白さ。サイコパス系はノリと勢い重視で良いと私は思います。
衣装も相変わらずかわいい。