【YouTube連動記事】布花*ミモザのミニブローチの作り方
4月からオンラインでの布花制作のレッスンをはじめましたが、より多くの方に布花制作の楽しさをお伝えできればと簡単に作れる作品のチュートリアル動画をYouTubeにて配信いたしました。
「コテなど特殊な器具を使わなくても作れるミモザの布花ミニブローチの作り方」です。今回の記事はouTube動画に連動した解説となります。
動画では&FLOWERで販売している染色済みキットで解説してますが、簡単に手に入る素材でも制作可能です。
記事の後半にそちらの解説もしていますので最後までお読みいただけると嬉しいです。
必要な材料と道具
上記写真の小さなミモザのブローチが1つ作るのに必要な材料です
制作に必要な材料
花弁用生地(シール):1cm×15cm
葉用生地(綿ローン) :5cm×10cm
つぼみ用(素玉):3本
花・葉用ワイヤー:#35 1/4を18本
茎用ワイヤー:#28 1/4を3本
茎布(うす絹):0.5cm×45cm
飾りリボン 1ケ
コサージュ金属台 1ケ
※上記は&FLOWERのネットショップにて制作キットとして販売しています
https://andflowers.cart.fc2.com
ほかに木工用ボンドが必要です(こちらはキットに含まれませんのでご自身でご用意ください)
キットの生地は布花染色用の糊の入った生地を使用しています。
ミモザの花弁は布花専用生地のシールを黄色に染め、葉は綿ローンを緑に染めました。
蕾は素玉ペップを使っています。こちらも玉部分を黄色に染めています。
素玉は小麦粉でできているものが多く、水分で溶けてしまいますので染める場合は手早く少量の染料で染めることをオススメします。
数個程度の少量使う場合はコピックなどのアルコールマーカーを使うと溶けずに色をつけられます。(大量に染める時は染料で染めたほうが早く効率よく染められます)
お花と葉に使うワイヤーは35番の地巻きワイヤーです。
紙テープが巻いてあるワイヤーを緑に染めています。
まとめは28番ワイヤーを使い、薄絹と呼ばれる薄い生地を細長くカットした生地で巻き留めて仕上げます。
薄絹は茎巻きによく使用される布花染色用の生地です。
必要な道具
・ハサミ ・ボンド用ヘラ又は竹串 ・ボンドで机が汚れないためのクリアファイルなど
制作手順
①シール生地を1センチ角にカット
15個カットします。シールは起毛素材です。モケモケ感がミモザのお花に適していると思います。
制作手順②
35番ワイヤーの先端を5mmに直角に折り、ボンドを塗ったシールに添える
35番ワイヤーの先端を5mm、直角に曲げます。15本曲げます。
花弁生地の裏にボンドを塗る
シールの裏全面にボンドを塗ります。シールの表は起毛してますので起毛してない裏にボンドをつけてください。
制作手順③
シールの四隅を折り畳み、ボンドを少量足し、丸める
四隅の一角に向けワイヤーの先を向けて置きます
上記写真のようにワイヤーを置きます
この時、ワイヤーを押さえ込むように折りたたみます。
ほかの角もすべて折りたたみます。
折り畳んだ箇所にボンドを塗り、さらに四隅を中央に寄せて丸めます。
だいたい折り畳んだらくるくると指の腹で転がして丸めます。
これを15個作ります。
制作手順④
綿ローンを2.5cm幅に折り、その半分にワイヤーを斜めに1cm間隔で貼る
半分に折った下側に45度にボンドをつけた35番ワイヤーを貼り付けます
折り畳んだ線から8mm下がった箇所にワイヤーの先端がきます。
上に隙間があいた状態です。
ワイヤー5本を貼り付けます。
ワイヤー間は1cm間を開けます。
ワイヤーを貼り付けてない上側全体にボンドをつけます。
ワイヤー側にはりつけます
制作手順⑤
④のワイヤーの間をカットする
制作手順⑥
葉の形にカットしワイヤーに向かって細かく切り込みを入れる
笹の葉のような形にフリーハンドでカットします。
先端をV字にカットします。
ワイヤーに向かって細かく切れ込みを入れます。ワイヤーまでカットしないように注意してください。
両側、切り込みを入れたら半分に折って表情をつけます。
制作手順⑦
素玉を半分にカットし28番ワイヤーに2粒、順に茎布で巻きとめる
茎巻き用の薄絹にボンドをつけ28番ワイヤーとカットしたペップにそわせます。
角を折りたたみしっかり押さえて一回転させます。
ボンドを塗りたし、ペップをもう一本足してさらに巻きます。
制作手順⑧
⑦の下に③の花弁と葉を茎布で巻いて組み立てる
シールのお花を足し、葉も足して茎布で巻きます。
茎布を綺麗に巻くには多少慣れが必要です。
同じ箇所に生地がぐるぐる巻き付かないように茎布を斜め下にピンと張るのがポイントです。
全長6.5cm〜7cmぐらいの長さにワイヤーを切りそろえて茎布で巻き下ろします。
制作手順⑨
⑧を3本作り茎布でまとめ、飾りリボンとコサージュ台をつけて完成
お花や葉の数はお好みですがサンプルは以下のように組みました。
3組作ります。
ボンドで下の茎部分を張り合わせます。
余った茎布で一巻き茎をまとめておくとバラバラにならずに安心です。
事前に結んでおいた飾りリボンの裏にボンドをつけて茎にはりつけます
ブローチ台の裏にボンドをつけて組み上げたミモザの裏に貼り付けます。
全体の半分より上、できれば1/3部分程度の位置にピンをつけるとつけたときにコサージュが安定しやすいです。
完全にボンドが乾くまで動かさないようにしましょう。
乾いたら完成です!!
手に入りやすい材料での制作
上記は花弁をフエルト、葉と茎布は木綿生地で作りました。
いずれも布花専用生地ではなく市販の手芸店で手に入る材料です。
通常、布花作品の多くは糊が入った生地を用いて作りますが、今回のミモザであれば糊が入ってない生地でも制作可能です。
フエルトはモケモケしているのでミモザの表現にぴったりです。
ウォッシャブルタイプはポリエステル素材が多いですが、こちらは木工用ボンドでの接着が難しいので昔ながらのウールとレーヨンの混紡のフエルトを使ってください。
ちなみにサンプルで制作したフエルトはは以下の楽天ショップで購入しました。
【SUNFELT】 ミニー フェルト 20cm角 ページ1/2 全70色 ミニー200 ※ゆうパケット20枚までOK!【C3-8】
葉に使ったのは綿生地です。綿ローンなど目の詰まった生地がオススメです。
茎布も上の綿生地を使ってます。薄絹を使うより厚みがでますが素朴な風合いに仕上がります。
茎まきは慣れが少々必要です。
省いてしまってワイヤーを捻って束ねるだけでも可愛いですよ。
上記は花色と葉の形を変えて茎を捻ってまとめて仕上げました。
ピンなどつけなくてもウイッグにそわせれば立派ばドールのヘア飾りに。
写真はドール用のイメージ写真ですがヒューマンユーズですと襟元にちょことつけるど可愛いですよ。
はじめての試みでしたがいかがでしたでしょうか?
今後もnoteでは布花に関する情報を発信していきたいと思います。
時々のぞいてみてくださいね。
&FLOWERのオンラインレッスンでは布花の道具や材料、茎巻きの仕方など基本のから学べます。染色をご自身でやってみたい方には染色に使う道具や液の作り方、混色の基本などの動画も用意してます。
ミモザを作ってみて布花に興味をお持ちいただけましたらぜひ&FLOWERの布花教室、体験レッスンをどうぞ❤︎
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