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手書きの文字のあたたかさ

先日、手紙をしたためました。
特別なことなんて何ひとつない、日常のおしゃべりの延長のような手紙。

年賀状をいただいたのにお礼がすっかり遅くなり、忘れそうになっていた矢先、郵便局でステキな絵葉書を見つけたもので。

オンラインな時代到来で、メールでのやりとりが主流になった今、手紙を書く機会はぐんと減ってしまいましたね。

メールやSNSは、指ひとつで人とつながったり用件を伝えたりすることができる、とっても便利なツール。

わたしも、こうしてここで思いを綴っている時点で、もうデジタルの恩恵にあずかりまくっています。
仕事もプライベートも、連絡は常にオンラインの日々。

でも、手書きの文字のぬくもりはよく知っているし、いつも触れていたいと思うのです。
手書きの字には、その人のこころがふわりとのっかっている。そんな気がしませんか?

郵便受けに友人からの手紙を見つけたときの高揚感。
わたしのことを思って、ひと文字ひと文字、時間を割いて書いてくれたんだなあと思うと、胸のあたりがあたたかくなります。
そして、相手の顔を浮かべながら返事を書くときの、あの時間の優しさといったら。

ペンを走らせていると、ふと思うのです。世界で自分にしかできないことがあるとするならば、それはきっと、手紙を書くことなんじゃないかって。

明日を憂えがちの昨今。
ふうっと肩の力を抜いて、大好きな人に宛てて、世界であなたにしか書けない字で、便せんをいろどる。そんな時間をつくってみるのもいいかもしれませんね。

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