ひと足遅く、蟄虫啓戸
あれおもしろそう!これやってみたい!というアイデアはポンポン浮かぶのだが、いざそれを実行に移そうとすると、ピタリと止まってしまう。
それにはたぶん2つの理由があって。
ひとつは、やるなら失敗してはいけない、完璧にしなければならない…!という変な完璧主義意識。
もうひとつは、わたしでも思いつくようなこと、きっともう誰かがやってる。わたしなんかが今さらやっても…という、よくわからん卑屈さ。
おかげでこれまでいくつものアイデアが、わたしの頭の中から外の世界に出られずに死んでいった。
、、、と思っていたけれど、死んでいなかった、ということに最近気づいた。ただ、息をひそめていただけ。時が来るのを待っていただけ。
彼らに、お待たせーさあいくよ!と、大手を振ってはまだ言えないわたしだが、ゆっくりとでも動き出したいと思う。
変な完璧主義と「わたしなんか」という卑屈さには自分でもイラッとするけれど(あっ、完璧主義だから卑屈になるのか)、それによって自分自身を守ってきたのも事実だから、それらも引き連れて、さあいくよーと言いたい。
全国的な啓蟄よりかなり遅れてやってきた、わたしのなかの啓蟄、とでも呼ぼう。
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